基本的に壁打ち

長文たち Twitter→hisame_tc

むき出しの感情と倫理

2017年3月31日、セイレムをクリアしました。間に合いました!タイトル画面がEpic of Remnantのうちにクリアしたかったから嬉しい!

f:id:tc832:20180402205355j:image

人理修復で燃え尽きてしまい、マシュと出撃できない寂しさとか、長かった旅とか、ロマニ・アーキマンの選択とか、そういうことをぐるぐる考えてしまってしばらくはログインが精一杯の日々を送っていました。自分のなかでうずまく感情をなんとか整理しようと45日間もかけて(10/22~12/6)前記事「彼女の旅路を振り返る 後編」( http://59478c.hatenablog.jp/entry/2017/12/06/210443 )を書いていましたが、その途中ではたと気づく、はやく1.5部を終えないとタイトル画面が2部になってしまう……!!!!

ということで感想を完走しようやく心を整えられた12/7に新宿に突入。イベントラッシュに息切れしながらもなんとか2017年度中に駆け込みクリアできました。2017年中はかなわなかったけれど年度中っていうのは間に合ってよかった……!

という勢いのままに書き始めた本記事です。2部配信までにアップするべく、駆け足ながら橘FGO1.5部感想です!

 

■亜種特異点Ⅰ 悪性隔絶魔境 新宿(12/7~12/15)

新宿のアサシン~~~~~~!!!!!!!!!!(総括)

実装されたときからシンシンずっときてほしくてタイミングがあれば回しては爆死してたんですけど、あまりにも思い入れが強すぎて、これは絶対きませんわ……と諦めかけていたところ、ありがとう、星4配布……!!!!

新宿前からシンシンさん~~!!という感じだったんだけど、いやほんともうドツボすぎてむしろ語るための語彙がないんですけど、「新宿のアサシン」、あまりにも、性癖………………ありがとう…………絆5…………燕青と新宿のアサシン、あまりにも……あまりにも……新宿のアサシンのろくろはまだまだ絶賛回してる最中なのでなんかもう……なんていうか……語彙もない…………好きです……絆5台詞があまりにもずるい…………好き…………感情に語彙が追い付かなくて……新宿のアサシンと燕青、わたしが好きじゃないわけがない……えーーーーんすき…………

やっと新茶の真名を正式に知ることができなんだか感慨深かったです!新宿よく行くので知っている場所が舞台で嬉しかったし、新宿駅で待ち合わせよう!ってシーンはあれっ!?てなりつつ予想通りの展開で笑った。ダンジョン……

ジャルタさんとアルトリアオルタさんかわいすぎて大感謝でした。お洋服違うのありがとうすぎる~~好き~~!

一体どうなるのかと思ったらあの着地の仕方、最後の怒濤の巻き返しとてもテンションが上がった。探偵たちの名推理、あんなんテンション上がるほかないでしょ!?7章時にも書いたけど総力戦がめちゃくちゃ好きです!

新宿のあらゆる幻霊たちにおいて、理性や論理という制約を取っ払って自分のむき出しの感情をぶつけてきている点がとても印象的だった。世界を壊してもお前に勝ちたい、あまりにも自分勝手で鮮烈で純粋な衝動ですよ。感情の鮮烈さと感情の正負は独立した基準であり、「強い感情」に正負は関係しない、というのがある種1.5部のテーマなのかな、1.5部は1部とはなんだか趣が違うぞ、ということを感じさせるストーリーでした。このあたりは後述します。

余談ですが絆ボーナスの存在をすっかり忘れていたので善の死に絶えた新宿でもマルタ嬢が大活躍でした。つよい!!

 

■クリスマスイベント

エレシュキガル実装ありがとうございます!!!!!!フレンドさんのお宅にたくさんエレちゃんがお呼ばれしていてとても幸せ……よかったねエレちゃん……!最後の笑顔がとってもとっても素敵だった……

私はといえばこの時期仕事がハードだったので残業クリスマスに私超がんばった!えらい!!働き者!!!これは思わずエレちゃんもきてしまうはず!!!!!と唱えながらぶん回したところ

f:id:tc832:20180402122633j:image

f:id:tc832:20180402122705j:image
f:id:tc832:20180402122737j:image
まさかの王様×2と船長がきました!!!!うおーーー!!!!!エレちゃんはこなかった。友達には「過労を触媒にしてしまったんじゃない?」て言われました。なるほど……

 

■亜種特異点Ⅱ 伝承地底世界 アガルタ('17 12/26~'18 1/5)

2部序12/26をやってインフェルノちゃんの真名を知らないまま2部に行くのが耐えられなかったのでアガルタ突入。ちょっとちょっとアガルタ世間では不評みたいだけどめちゃくちゃおもしろいじゃん!?!!?とびっくりした。人理修復している人間にマップ画面変化でテンションの上がらない人がいるか!?くらいの勢いがありました。まさかあんなことになるとは思わないでしょー!?

絆ボーナスをすっかり忘れていた新宿の反省を生かし、アガルタは女鯖縛りをしていたのでコストが非常に……非常に厳しく……星3礼装でコスト調整なんとかがんばりました。星3礼装、意外と星4星5礼装の下位互換ある……ありがたい……あと女鯖縛りのせいでまじで死にそうだったのが弓枠で、ロビンは座に還るわ、アーチャー・インフェルノを起用するわけにはいかないわでエウエウとマルタ嬢頼みでめちゃくちゃ大変だった。ロビン座に還った騒動とは、人理修復前はフレポでも石召喚でもちょこちょこきてくれていたロビンが人理修復以降ぱったりとこなくなったために、ロビンあいつ座に還りやがった!ばかやろーっ!と私が騒ぎ自主的にロビン使わない縛りをしていたときのことです。なぜ私はことあるごとにこういう謎な縛りプレイをしてしまうのか。他にも王様とエルキドゥさんは一緒に出撃しない縛りとかある。いやでも人理修復後はイベントとかのたびにそれなりに石召喚回してたのにほんと一切こなくなるんだもん……むしろびっくりしたわ……

レジライダー、ただ諦めないだけでは無謀と同じで、勝てるときに勝つためになんでもする、っていう姿勢がかっこいいなー!ととても好きだったし、負けたと思わなければ負けではないという少林寺拳法の教えだ……!ってなりつつも、前にRTで見かけた「原稿を落としそうなときにレジライダーさんをレンタルおじさんしたら諦めるな!って励まされてなんとか発行できて大感謝だけど、本人はいつのまにか売り上げを奪って姿を消してそう」ってツイートを思い出してしまって信用しきれずにいたら、やっぱりな~!!!

コロンブスにダユー、武則天、ペンテシレイア、そしてシェヘラザードの全員に共通していると思うのだけど、彼女たちが作り出した事象はとても歪なのに、主張には筋が通っているのが印象的だった。

諦めなければ夢は叶うという信条、自分を動かせるのは自分だけという理念、自分の外殻によってラベリングされることに対する悲しみと怒り、死への恐れと生への執着。それらはどれもあってしかるべきものであり、持つべきではないと非難される類いの感情ではないのに、その結果としての行動は「悪」であると非難される。では、その行動を「悪」であると非難させるものは何なのかと考えると、それは倫理ではないか。

結局どこに視点を置くかという話で、論理的な筋が通っていれば人間はその主張を頭では理解できる。それでも感情が納得することを拒むのは、倫理や公序良俗、道徳、あるいは規範という、「こうあるべき」「こうではないべき」という基準ゆえだと思う。たぶん、コロンブス武則天の言ってることってちゃんと筋が通っているので、受け手はみんなその主張を順当に頭で理解できると思うんですよね。でも、それは違うでしょ、とか、そんなのおかしい、そんなの通らない、と反発したくなる。それは、論理的に筋が通っていれば何をしてもいいのか、自分の願いや欲のためなら手段を選ばず何をしてもよいのか、という倫理によるストッパーゆえではないかなと。

ていうかペンテシレイア切ないよね……、確かに狂気なんだけど切なかった……。もちろん現代の人々は彼女と同じ戦士ではないけれど、人として向き合っているつもりだったのに相手には勝手に女を見出だされていたときのショックや、侮られたように感じて悲しかったり腹が立ったり嫌悪感を抱くこと、「女」というラベリングを都合よく振りかざされて責められたり見下されたりすること。やはりどうしたってまだ男性中心の社会のなかで生きる女性にとって、同じような気持ちを抱くことってけっして珍しくないことだと思う。ということを考えてしまい、切なかった……

ずっと徹底して第三者的立ち位置にいるフェルグスに、もうそろそろいいんでない!?いい加減腹くくれや!と突っ込みたくなってしまう気持ちは実際私もとてもあったのだけど、例えば誰もがそれは間違っている!という方向性でいたとしたら、感情や意識そのもの自体に善悪があるわけではなく、善悪を方向づけるのは倫理や道徳といった共通の認識や基準、という考えは受け手の中に生まれないのではないかな。と考えると、感情そのものと倫理の関係性を描き出すうえではやはりああいう視点は不可欠なんだろうな~と思って!からの!最後よ!!!!

シェヘラザードとフェニクスの「生きる限り死という帰結が不可避である」という死生感、まさになぜ人は生きるのか?という哲学に出てくるものだし、その無限ループを断ち切るのがフェルグスのこれでもかというほどエゴ満載の死生感なのが最高……!いやもう叔父貴最高すぎるでしょ……これがケルトの男だよ……あまりにもかっこいい……私は哲学じみたことをぐるぐる考えるのがけっこう好きなのだけど、そういう所帯染みた哲学って基本的にぐるぐるぐるぐる終わりのない無限ループになりがちなんだよね。そしてそれをどう断ち切るか、というかどこに落とし所を持っていくかというと結局は価値観というエゴなので……フェルグス最高……本当にこの話3億回してるうえにサビなのでまた言うけど自己肯定の文脈が本当に本当にすきなんですよ…………フェルグスの成長が、自分の短所や無力さを自覚し、受け入れ、そのうえでできることを考えるっていう、まさに自己肯定なんだよな……ありがとう……ありがとうフェルグス…………最高………………

アガルタ批判で見かけるのが「下品」というものなのだけど、私はこれは意図してのところなのではないかな、と思います。前述のとおり、倫理や道徳による制約なんて一切ない、むき出しの感情そのものを叩きつけられることで、かえって倫理という基準を描き出しているのならば、倫理や規範の上に成り立つ「品」というものはこのテキストにおいてノイズになりかねない。

もっと脊髄反射で言えば、だってあんなに「死にたくない」という一点に全てを懸けるシェヘラザードを今更お上品にきれいな言葉で口説いたところで説得できるわけなくない?むき出しの感情にはむき出しの性欲をぶつけるんだよ……!

ということを考えながらプレイしていたのであまり気にならなかったです、基本的にちょろい……。まあでも合わない人はとことん合わないのかなーってのもわかる気がする。

演出編ではやっぱりアガルタがラピュタにメタモルフォーゼしたときめっちゃテンション上がりましたよね!!!マップ画面さ~~!キャメロットとかウルクのケイオスタイドとか、こういう演出めちゃくちゃ良い……曲が変わるのも良き……

あとはやっぱりフェニクスの台詞表記。こういう演出もありかー!と思った。生を脅かすもの(死に近付けるもの)は赤字、死から遠ざけるもの(生を維持するもの)は黄色の字なのかな?と思ったんだけど、そう考えると七十(赤字)二柱(黄色)の黄色の2柱はゲーティアとフラウロス(レフ)なのかな……と……思うなどした。いやでもゲーティアは72に入ってないから違うよな……わからん……考察には向いてないです、そういうのは考察勢に任せた…… 

f:id:tc832:20180402192930j:image
フェニクスといえばよー!ほんと石を何個犠牲にしたことか……ルーラー魔神柱まじでふざけんなよ魔神柱のくせに!ばかやろう!でもストーリー的に何度も繰り返すのは、死と再生の魔神柱だから……わかる……てかんじだった。

ただ、ちょーっと残念だったのはやっぱり船長もっと出てきてほしかった……というところ。あと武則天ちゃんとエレナママ、ぽっと出みたいな感じじゃなくて復活してくれたらもっと嬉しかったと思う。あとフェニクスラップはどうしても笑ってしまった

とはいえラピュタが浮き上がったのとフェルグス叔父貴でもうテンションめちゃくちゃ上がったのでやっぱりアガルタもおもしろかったです。最後のシーンはあれ見て君を乗せてが脳内に流れない人間がいるか?くらいに思ってた。父さんがくれた熱い思い、母さんがくれたあの眼差し……ウッ……ロマニ……ダ・ヴィンチちゃん……無理……2部序に思いを馳せて突然の死……

そんなこんなで、1.5部は「むき出しの感情と倫理」てタイトルで感想をまとめるぞ~!とこのときから思っていたのであった。セイレム終えた今、見立てが当たっていたところもあって嬉しいです。

 

■ロビン再召喚(1/8)

おかえりーーーーーーーーー!!!!!!!!フレポでひょっこり帰ってくるところ解釈大合致です!!!!!!!!
f:id:tc832:20180402193750j:image

 

■亜種平行世界 屍山血河舞台 下総国(1/22~1/23、3/12~3/14)

なんで間が空いてるかって、インフェルノ序破急の直後に鬼楽百重塔をやったせいで、英霊剣豪七番勝負 完!!!!という気持ちになってしまったんですよね!?剣豪始めたのも百重塔までにインフェルノちゃんのとこまではさすがに終えなきゃ万全の態勢で臨めない!という危機感(?)からだったし……いやでもしょうがない、しょうがないですよ……百重塔、ウルトラハイパーミラクルスーパーエクセレントシナリオでした……壮大な幕間だった……ありがとう……最高の最高すぎて逆になにも語ることがない……最高の最高だった……3億回言ってまだ言うけど、自己肯定の獲得が本っっっっっっ当に好きなんですよ!!!!!!!ありがとう……ありがとう……あまりにも私向けイベントだった……だいすき…………

贋作イベ・百重塔・バレンタイン・空の境界コラボイベントを走り続けて若干息切れしてきたときにちょうどCBCでイベントが区切れたので、いまいくしかねえ!!!と思って剣豪再開しました。こうやってログを振り返ると実質5日でやってるんだな……駆け抜けてる……

剣豪、内容も概念も構成も100億点なので本当の本当に一周回って語ることがほとんどない。好き~~~~~~!!!!!!!の一言に尽きる……これもサビなので3億回言ってまた言うけど「一瞬だけ交差する二人の人生」という概念がドドドドドド性癖なんですよ!!!!!!!!!アーチャー・インフェルノも、こたくんと武蔵ちゃんの自分を捉えるのは自分だけという会話も、頼光さんと酒呑ちゃんの組み合わせも既に好きなもの盛りだくさんなのに、後半本当にさ~~~~!!!!好きなものしかない!!!!!ありがとう!!!!!興奮しすぎると人は泣くということを学んだ。主に村正と武蔵ちゃんと柳生さまと小次郎のせいです。構成があまりにも完璧~~~~バトルのギミックまで完璧~~~~~~なんなんだ……性癖全部乗せってかんじ……好き…………

壊れてるからこそ子を殺せない頼光さんウッてなったし、武蔵ちゃんがこたくんと鬼について話すところめちゃくちゃよかった。確かなものはなにもなくあるのは主観だけっていうのが本当に性癖……そしてこれが百重塔に繋がるのかと思うとほんともう百重塔最強最高シナリオ……

段蔵ちゃんがワタシの意思であなたたちをお連れしますって言うとき、そしてあのBGM、めちゃくちゃ鳥肌だった!!!意思と選択~~!!!!とめちゃくちゃテンション上がってからの からのリンボ 絶対許さねえ 切なかった……でもそこからのこたくんよ!!!!いやもうめちゃくちゃ熱い……7章のレオニダスさんのとことか、思いが受け継がれるという構図にもはちゃめちゃに弱いので……グッときて泣いてしまう うぐう 再臨はずるいでしょ~~~~~!?!!?!?(スタンディングオベーション)そして最後のこたくんかっこよかったーーーーッ リンボ(辺獄)ね わかる 伏線がはちゃめちゃに上手い ありがとう…………

リンボが晴明なの普通にやだ……て真顔でスンッ……てしてたんだけど、かつてのエレちゃん戦みたいに巨大ゴーストだったし美しき肉食獣だし我が骸の名は言うに及ばずだったしこれは晴明じゃないフラグ……!という気持ちを捨てずにいたい、と思っていたらやっぱり違ってエピローグでわーーーい!!!と思って、からの、数日後の2部鯖CM!アルターエゴかーーーい!!!みなさんの考察がたくさんRTで流れてきたなかで、リンボマンと晴明が同一人物の光と闇説とか、リンボマンは実は蘆屋道満ではなく晴明の使役していた使い魔説とかを拝見したんですけど、とすると2部鯖で一番性癖直撃なのがまさかのリンボマンの可能性が出てきてしまって……私はどうなってしまうのか……リンボマンに袈裟斬りにされるの悔しすぎるでしょ……

厭離穢土(急)に突入してついに終わりが見えてきたとき、はたといつも通りマルタ嬢・ジャンヌさんと最終戦に挑んだら天草と戦うことになると気づき業の深さに一人で勝手にどきどきするなどしていた。聖女と聖人になりたかった人……

エンピレオが柳生さまとわかったときはそんなーー信じてたのに……という気持ちになったけれど、でもいざ語りを聞くとめちゃくちゃ性癖で大興奮だった!!!!遭遇してしまった二人がドドドド性癖……人生が交差した一瞬だけが全ての二人……剣豪といういきもの……

そして一番唸ったのがバトルのギミックで、ブレイク後の通常攻撃を100%カットってこんなん無理じゃん……どうしろと……と一瞬絶望したんだけど、これ宝具の撃ち合いってことか!!!!!と気づいた瞬間の熱さよ……!!!英霊剣豪七番勝負……!!!!まあ謎のバグのせいでどんなにアーツを重ねてもロビンのNPが全く増えなくなり、いま!!!ここで!!!このバグかよ!!!!と思ったけど石割ったおかげで結果的に武蔵ちゃんの宝具で倒せたので満足した(プラス思考) 

と!そんなことを考えていたら!!!!!千子村正!!!!!!!!興奮しすぎて涙出た 無理……無理……あまりにも……演出が神……かっこよすぎるでしょ……いやもうほんと破格の待遇すぎる……みんなが実装に向けて貯金してるのあまりにもわかる……かっこよすぎる……無理……和風アレンジ……神…………実装いつですか…………

興奮のしきりだったのだけど、これはあの人がまだだよね……?くるよね……??とどきどきしていて、敵が剣+武蔵ちゃんのみ出撃なのを見たとき、これはくるぞくるぞ……!きたーーーーッ!!!!!てなった 武蔵と小次郎、運命の隣人なんですよね本当に…………しかもさーーーッ あの最終戦のBGMの和風アレンジ!!!!普通にGrand Battleかなと思ったらまさかの英霊剣豪七番勝負 最終だし、あのBGMだし、もうほんと興奮しすぎて鳥肌はたつわ涙は出るわでたいへんだった なんかもうほんとありとあらゆるすべてが性癖なんですよね……出会ったら戦う以外の選択肢を持たない、剣豪という別のいきものの、魂と衝動……彼ら彼女らは別の基準で生きているのだなというのが本当に本当にグサグサ刺さって、赤線感想やろうとしたら真っ赤になるやつよ……

バトル面ではうっかり削りきれないときに宝具出しちゃって、うわーっ演出をミスった!!!と思ったんだけど、結果的に伊舎那大天象→燕返し→通常攻撃→あのシナリオになったので結果的に最高の演出ができてめちゃくちゃ興奮した……!永遠に続く一瞬と、一瞬のうちに過ぎる永遠が本当の本当に刺さるんですよ、もうほんとうに好きな概念しかなくてびっくりした……ありがとう……その一瞬だけがすべて……

なによりもグッときたのが、零に至った武蔵が無限のうちのひとつである小次郎に勝つとともに、無数の未来を象徴する小次郎が武蔵を看取るというこの構造よ!!!!!うつくしすぎる、あまりにも完璧 ありがとう ありがとうございました 運命に追い付き、そして運命が至るのを待つんだよな……本当に最高……あまりにも好き……ありがとう……

そしてそして、剣豪、めちゃくちゃ2部じゃん!!!!!!というボルテージがエピローグで最高潮に達してめちゃくちゃどきどきした、ちゃんと2部前にできてよかった!!!

天草の台詞にちりばめられる2部序を彷彿とさせる言葉や「空想の根」という単語だけでなく、ここまで明確に2部序だったとは……!亜種平行世界の時点で醸し出されていたのだなと思うと伏線が、すごい……!!

リンボマン、生理的にぞわぞわするという私の主観はさておき、とてもよい舞台装置というか、ここまでキリスト教(というか神曲)ワード満載の剣豪のラストにおいてクトゥルフになるのあまりにも構成が美しくて感動した。信仰のひっくり返し方が上手すぎる。名前が伏せ字なのもなー!わかる!最近だと約束のネバーランドとか、ああいう演出めちゃくちゃ好きなんですよね……

本当に本当に英霊剣豪七番勝負、あまりにも最高でした!!!!!そして真名判明後の絆5台詞でだばだば泣いていた巴のプロフィールを見て感情が爆発しました 聖女カルデアへようこそ!!!!!!!

 

■マルタ嬢宝具強化おめでとうございます(3/5)

これはスクショ下手くそ芸人のタラスクスクショ。
f:id:tc832:20180403085811j:image

■亜種特異点Ⅳ 禁忌降臨庭園 セイレム(3/29~3/31)

4/1にエイプリルフールやって、4/2になった瞬間に2部配信するんでしょ!!!!と決めてかかっていたのでさすがにセイレムは間に合わん!!と諦めていたところ、4/4の配信が発表され、これはワンチャン間に合うのでは……!?と欲が出ました。セイバーウォーズ必死に走ってフォウくんを取りきってからセイレムアタック開始。

2部に向けてマルタ嬢の絆を調整していたので、マルタ嬢は温泉休暇でセイレムにはいません!!ストーリー的に聖女みのある人々はお休みという縛りでいったからこれ笑った

f:id:tc832:20180403190015j:image

初戦の能力弱体を見て、へーそんなのもあるんだ!と思っていたら、つい昨日までバフもりもりセイバーウォーズでクリティカル40万↑出してたはずのメルトがバスター3000くらいしか出なくて?????てなりつつめちゃくちゃ笑ってしまった

一つ目の劇中劇、シバの女王とソロモン!ミドキャスさん身バレ!身バレ!と思ったんだけどミドキャスさんはミドキャスさんになる前に処刑されてしまったり、マタハリちゃんの回想があったからこれは全員順番に吊るされる流れでは……?とどきどきしてた。疑われるメディア、裁判にかけられるマタハリ報連相をしないサンソン、という流れから「誰もが魔女の可能性がある」という疑心が更なる不信を生む展開かなと勝手に思っていたので、不穏~~~~~!!!!!と叫びながらとても楽しかったです、イドイドとMarchenが大好きなので……

でもロビンフッド~~!!!おまえだ~~~~!!!!李下に冠をただすな~~~~~~!!!!!!!(心の叫び)

ロビンフッッの「英語じゃないな」発言、みんな何語でしゃべってんだ!?と思ったけど、各自の言語で話していて認識のなかで調整されている?となるとマタハリちゃんはオランダ語で「このままでいい」って言っている→ロビンフッッの認識ではマタハリの言葉が英語にカルデアス翻訳されない(「英語じゃないな」発言)→そのままオランダ語のまま言う→マスターはカルデアス翻訳によって日本語で「このままでいい、キルケーを信じて」と認識した、ということ?カルデアス翻訳が効いていないロビンフッッはカルデアのロビンではない……?わからない……なにも……などと本当にどきどきして、誰かカルデア所属じゃないサーヴァントが混ざっているのでは……?とか思ってたら!違うんかーーーい!!!!いやでもよかったよ……また推しに裏切られるところだった……疑ってごめんね……超濡れ衣だった……罪悪感……

最終節の畳み掛け方がとてもおもしろかった!たいして難しい言葉は使っていないのに、わかるようでわからない、言葉が上滑りして、でもなんだかぞわぞわする、そういう気持ちの悪さ・違和感がたくさんあってすごいなと思った。不勉強ゆえなんだけどクトゥルフ関係の応酬はやはりわかるようでわからず……北斎ちゃんお正月イベと合わせておさらいしておきます。いあいあふんぐるいくらいしかわからない……切実……あとアビーの宝具演出めちゃくちゃすごかったです。すごい。

全体を振り返ると、シバの女王がめちゃくちゃいい味出してたな~!!お耳ぴょこぴょこかわいいし、よいしょー!がかわいすぎて~~~!!!!ありがとう!!!!!

レンズのシバが召喚して送り込んだっていうのがめちゃくちゃグッときた……そう、感傷というか、ソロモンの意識の残滓が息づいているのかと思い……カルデア……ほんと突然のロマニ・アーキマンで袈裟斬りにされたしFGOGOAの説明もウッッッてなった 大切な人がいると聞いてやってきたが見当たらないようだ……びえ……

ロビンに関してはめちゃくちゃ濡れ衣でまじでごめんの一言なんだけど(口調が北米と違うしなんか芝居がかってる!これはやはり入れ替わり……でもたぶん女王さまとかキルケーさんみたいに仲間側の紛れ込みだな……ベイカー街の亡霊の諸星的なやつ!絶対そう!などと確信してた)まあライターさんの解釈とかはさておき……セイレムでは誰もが制約のもとにあり、セイレムという舞台でなんらかの役割を演じさせられてたわけで、ロビンもまた「義賊としてのロビンフッド」を演じさせられていた(ある側面のみを強調して押し出すような言動を無意識にするようになっていた)のかな……と解釈するとなんか腑に落ちるな~と思う。マタハリちゃんの過去回想もそう思う理由のひとつで、過去の男とのバトルが設定させられていたのってやはり特別な意味合いがありそう。 

で、ロビンはいつもはもっと付かず離れずというか、飄々とした要領の良さと他人を放っておけない人の良さを割りきれなくてごちゃごちゃしてる人なんじゃないかな、と私は思っていて、それがセイレムという舞台装置のなかで「他人を放っておけない人の良さ」のほうが強調されたのではないかなと。演劇、ドラマなどの物語という舞台装置において、キャラクターひとりの色々な側面のうちメインで押し出すのはその人のたくさんある側面のうちのひとつふたつだから、そう考えると納得できるんだよな~突然のメッフィーもなんかそういう……そういうメタ的視点とかあるじゃん……

サンソンもなんかそんなだったか!?とちょっと思ってしまったけど(いやゆーて私サンソン先生のことあんまり知らないけど……最終再臨も間に合わなかった……ごめん……)、処刑人としての葛藤がセイレムという舞台で強調されたのかな……てか最後のサンマリめちゃくちゃやばかった……マリー様…… 
反対に、いつも通りのように感じる(あまり違和感を感じない)マタ・ハリは演じることに長けているし、一貫して気持ちのいい性格・言動の哪吒は西遊記封神演義とかの物語でよく知られている=既に舞台上におけるバイアスがかかっていると考えると、ロビンとサンソンとの違いにも説明がつくのではないかな。

セイレム、このスカッとしない感じがそれはそれで大好きだったんだけど、それにしても、最後のあのロザリオ!すっかり忘れてた!!!未回収かよーーーー!!!!!と思いました 今後はやめに回収してくれるとうれしい……わたしが忘れないうちに……よろしくお願いします……

疑心が不信を生む閉鎖空間では、共通するものと異なるものを強く意識するがゆえに異なるものを排斥しようとするわけで、新宿・アガルタとはむしろ逆の「共通認識や規範が状況を歪にする」という状態になっていましたね。倫理の欠如は状況を歪にするけれど、規範による寛容の排斥もまた状況を歪にするという……振りかざされた規範もまた、行きすぎれば倫理を失うんだよな……

 

繰り返し書いてきたように、1.5部に共通しているのは感情と倫理の関係性が背景に敷かれていることだと思います。2部では異聞帯による汎人類史の否定が描かれるわけですが、そこに至るにあたり、1.5部はまさにぴったりの導入だと感じます。

汎人類史という共通基盤のうえである事象を拒絶し、あるいはある事象を望むことで生まれた1部の特異点は共通の倫理のもとにあった。この意味では異色の6章の女神ロンゴミニアド、7章のティアマトは両者とも神であるので、人間の倫理を共有しない価値観であることはむしろ当然といえる。

対するクリプター達は、共通の基盤を持ちながら、倫理という制約を捨て去り人理を凍結してしまった。異聞帯での戦いは、倫理というフィルターを捨て去ったむき出しの感情と感情の衝突になるのではないかと思います。

 

さて、この感想を書きながらひたすら逆光を聞いて気持ちを高めていたら唐突に思い出してウッッッてなったシバの女王さまのこの言葉で、本記事を締めくくろうと思います。

f:id:tc832:20180403202635j:image

「まだ戦っていると、嵐の向こう側にいるとあなただけに届けばいい」が本当に意味するところはなんなのか。2部!!たのしみ!!!2部も橘FGOをよろしくお願いします!!!