基本的に壁打ち

長文たち Twitter→hisame_tc

急ハンドルで崖から転落

好きな作品を読み返して見返して愛し続けて、こうやってこのまま穏やかな日々を送っていくんだろうな……、と思っていたのに、不意に頭をぶん殴られるような衝撃に襲われることがある。2023年にもまさにそういう出会いがあった。VIVANT、というかもっと言えばピンポイントに7話のせいである。

7話視聴後、急にどうした!?と友人にも言われるほど唐突に大変なことになってしまった。「床が抜けて頭上に金だらいが落ちてくる」というのは何かにハマったことを観念するほどの衝撃が走ったときの私の常套句なのだが、加えてまさに急ハンドルで崖から転落したかのような勢いだった。だってなんか……ツボのど真ん中を突然めちゃくちゃにされたので……。

ということで、リアルタイムならではの煮詰まった狂いの記録こと、感想ツイートのまとめです。

 

■1~3話

ツイートなし。日曜劇場とは私は相性が悪く(日曜のうちに見ないと1週間が始まって見られないうちにどんどん録画が溜まっていき、最終的に離脱することが多い)、今回も特に見るつもりはなかったのだが、たまたま落ち着いてテレビを見ている時間だったのでとりあえず1話だけでも見てみるか……なんか2時間あるし……となってリアタイしたところ、めちゃくちゃおもしろい!!!!となった。家族や会社の人とはおもしろいですよね~~!という話をよくしていた。

 

■4話(2023/08/06)

桃李くんようやく出てきた!とニコニコしていたところからのあのラストの畳み掛けに、テンション爆上がりした。

・VIVANT、おもしれ~~~~~~!!!!!!!!!!

・嘘と真実とスパイとどんでん返しが好きすぎるので最高~~~~~~!!!!!!!!!!ってテンションドカドカ上がって大変なことになった

 

■5話

ツイートなし。このときはまだ、普通に楽しく見ているという姿勢。まだ……。

 

■6話(08/20)

・VIVANT、おもしれえ~~~~~~~~!!!!!!!!!!

・もう緊張して手握りしめすぎて指ガッチガチよ

経産省っぽいロゴなの笑った

・花江さんもVIVANT人(ヴィヴァンちゅ)に……

・サーバー突き止めるシーン、サマーウォーズ並みに手を握りしめて「こい!こい!!」て叫びながら見た

・いや、毎回毎回本当~~~~~~におもしろすぎるな!?!!?

・黒須(表のすがた)がにっこにこなのヤバすぎたし……来週は潜入だし……

・乃木と黒須が完全にこのラインに乗ってきそうで頭を抱えているのですが……

>この話3億回してるけど、A→Bが巨大感情と思いきやB→Aのほうがよっぽど巨大感情とか、Bを救ったのはAと見せかけてその実AのほうがよっぽどBに救われてるとか、クレイジーなAの手綱をBが握っていると思われてるけどその実Bのほうがよっぽどクレイジーみたいな関係に死ぬほど弱いんだよ私は

 

■7話(08/27~09/02)

・いやもう乃木さんも二重スパイであってほしいのですが!?!!?!?!!?

・い、いやだーーーーー!!!!!!!!!!

・黒須……………………

・ひたすら二重スパイに落ち続けている私、もう満身創痍なのですが

・別班の方々、腕とか肩とか撃たれただけだよね!?と信じてたのに見返したらガッツリ胸撃たれてるし次回予告で棺が映ってて、やだーーーー!!!!!て叫んだ

・乃木さんと黒須の関係性まじで気が狂う

読唇術の「そうなんでしょ?」、ヤッッッッッッッバ………………

・もう俺たちが信じられるのはチンギスだけだよ

・黒須、乃木のことめちゃくちゃ信頼してるし、何より信じたいという気持ちがあるから黙れと言われたら黙るし「そうなんでしょ?」と聞くけど、面と向かって乃木に否定されたら信じたくないその言葉すらも信じるの、黒須………………

・それでは私は乃木さんがダブルスパイしようとしてるほうに賭けさせてもらうので……

・光の公安こと野崎さん、すべての事態の打開を本当にお願いします………………

・もしかして乃木さんと薫さん、ゴールデンスランバーエンドありますか!?

・乃木さん、別班の皆さんを撃った以上は作戦でも作戦でなくてももう元の場所には……なので、数年後に薫さんが街中で全く違う姿の人とすれ違ったときにあれっ?と気付いて、でも何も言わず、というゴールデンスランバーエンド、ありませんかね……

>最終回にちらっと出てくるときはしぐさとかであれっ?もしかして……って読者がわかるだけの、姿は全く違うみたいな、ゴールデンスランバーみたいなあれを……頼む……

・橘ひさめ性癖ポイント→ここで乃木さんだと気付くのは黒須ではないし、薫さんとも黒須ともこの先乃木さんは二度と会うことはなく、Fはこれからも隣に寄り添っている

・オタクはもうめちゃくちゃだよ

・乃木と黒須の初邂逅、7話の最初に司令が言ってたナントカ案件で一緒でしたねのやつなのかな……

・乃木さんが信じている野崎さんが、ちゃんと乃木さんのことを見ているの、本当に情緒がめちゃくちゃになる 野崎さん!!!頼むぞ!!!!!

・7話前半までは乃木にめちゃ懐いてる黒須のことニコニコ見てたのに、「そうなんでしょ?」で床がスコーーーンと抜けたし、ちゃんと乃木さんのこと見てくれている野崎さん~~~~~~!!!!!!だし、情緒がめちゃくちゃだよもう

・野崎さんはちゃんと乃木さんのことを見ているから真意をちゃんと見抜くことができるけど、黒須は乃木のことを信じてきたし信じたいと思っているからこそその言葉を信じてしまって真意にはたどり着けないということ? グワーーーーーーーーーーーーッ

・まっすぐ乃木さんのことを見ている野崎さんは物語の主軸になれるけど、黒須は乃木のことをずっと見ているけど「ちゃんと」見ることはできていないということになったら私は………………

・信頼だって愛なのですが!?

・助けてくれ

・サイトなりピクシブにもあげるかと思ったけどタイトルのこと考えてなかった 手癖と勢いだけで書くとこうなる

・VIVANTを見ていると、法によって措置されていることのありがたさをしみじみと感じる 光の公安こと野崎さん、本当によろしくお願いしますよと祈るしかない

・乃木さんと野崎さんは、根っこの部分で繋がってるのだろうし、野崎さんはちゃんと乃木さんを見ているからきっと大丈夫、乃木さんを最後まで信じるから……!!!!と思うたびに、その裏返しとして誰より乃木のことを信じてきたからこそ真実に至れない黒須…………となり、もう終わりです

・嘘も裏切りも真意もわかった上であの怒りの初速と熱量を維持している降谷、ガッツがあるな……

・ヤダーーーーーーッ黒須も本当は全部織込み済みの演技で~すってネタバラシして………………

・ずっと見ているのは好きだからだけど、だからと言って、ちゃんと真意まで見通せているとは限らな…… ウワーーーーーーーッ 限界!!!!!!!!

・昨日から延々とアウフヘーベン聞いては黒須…………になってる

・ベストアルバムで聞いてるからアウフヘーベンの直後に青と夏がきて情緒の温度差がエグい

・VIVANT、堺雅人作品全部乗せならゴールデンスランバーエンドがあってもよくない!?

・まだ火曜日なの気が狂う 早く8話を見せて我々を仕留めてください

・なんか……7話見たのリアタイじゃなかった(数時間遅れ)のにそこからの怒涛の転がり落ち方でもうどうしたらいいか……

・黒須………………

・また私は後にも先にもどこにも行けない二人の関係性にはまって……

・正面から向かい合って相手を見ている野崎さん・乃木さん/隣に立ち同じものを見ている乃木・黒須 隣にいてずっと見ているけど相手の一面しか見られていないから野崎さん・乃木さんの関係性に至れない黒須………………

・私はまたこのタイプの関係性にまっ逆さまに転落して……

・VIVANT5話から見返してますが、これで黒須のほうが裏切ってたら立ち直れねえよ

・乃木、普段は「そうだね」って柔らかい声色で言うくせにいざというときは「黒須」「やれ」「黙れ」なので本当に気が狂う てゆ~~~~~~か結局黒須には全然素顔を見せてないのさあ…………素顔が何かという話は置いておいて…………

・6話の「本当の僕をわかってない!」の重さが段違いなんですけど………………

・憂助の「父親に会いたい」は間違いなく自分の感情だし、それに対してFは理性を代弁していて、ちゃんと両方わかってるんだよな Fは自分も愛とかわからないけどって言うけど、「俺はお前と生きたい」もちゃんと愛だよ……その言葉がFから出てくる時点で、本当はわかってるでしょもう……

・薫さんの「大事なときはいつも側にいてくれる」にグワァ~~~~~~~~となり………………

・6話まではよかったのに よかったのに………………

・まじでこれで黒須のほうが裏切ってたら本気で立ち直れないよ

・おなじくVIVANTで頭がいっぱいの母まで「乃木さん、もう別人として生きていくしかないけどそこに黒須くんはいないのかなあ……」などと言い出した さすがだいたい同じ作品を通ってきてる親子だね……

・乃木と黒須、片目どうしですら見つめあっているわけではないと思ったら涙出てきた

・乃木だって黒須のことを見つめていた時期は確かにあったろうに(あの阿吽の呼吸なので)、今はそうでもないの、優先順位の話になってくるので、残酷!!!!!!!!

・黒須がダブルスパイだったらどうしよう そうなったらもうおしまいです私は

・VIVANT見てない友人たちとのラインでよくツイートしてる乃木さんってどの乃木さん?て聞かれて、咄嗟に「どれが乃木さんなんですかね……」て返して数分後、シンプルに乃木姓が複数いるからどれ?ってことか!!とようやく思い至り、ごめん……となった

 

■8話(09/03~09/09)

・VIVANT8話、咀嚼しきれなくて呆然としてようやく文字を打てるレベルまで落ち着きました

・8話ってなんだったんですか?

・黒須、生きてるって信じていいんだよね…………

・たった一発の銃弾で何の狂いもなく、黒須を撃つと見せかけて鎖を撃ち抜く乃木さん…………

・黒須、ちゃんと乃木さんが意図してやってることだってわかってる!?ちゃんと見て……乃木さんのことを……

・これで黒須が乃木が自分を本当に殺そうとしたと思ってたら終わりです私は

・黒須、まじで頼むぞ!!!!!!わかったうえで存分に怒っていいし恨んでいいから………………

・最初から裏切った体でテントに入り込んで探るつもりだった→だよね!!よかった!!

それはそれとして「父親に会いたい」もちゃんと動機の一つ→乃木…………

となっており、今週も情緒はめちゃくちゃです

・外した一発が意図してのものであるか黒須がちゃんとわかっているのかどうか、本当に黒須頼むぞという気持ちだよ そしてノコルが銃を取り替えなかったらきっと黒須も撃っていたであろうということがさあ……………………

・やっぱり姿も何もかも変えて別人としてまた生きていく乃木さん、あの家で待ちながらもう乃木さんに会うことはないんだろうなと感じている薫さん、きっといつかまた見つけ出してやると思っている野崎さん、そういう終わり方を信じていたいよ 妄言は言えるうちに言っておくということで……

・黒須、あのただ一回の一発を外した瞬間に全てを理解したとしても、まだそこまで至らなくて本当に自分を殺そうとしたのだと思っているとしても、もう乃木との関係は不可逆に壊れてしまったので、どうにもなることもできず、めちゃくちゃ

・黒須、ごめんともも今度は信じてとも何も言ってもらえないまま、乃木さんには姿を消され、自分は乃木さんを信じることができなかったし信じるに足る存在になれなかったし真意まで至れなかった……という事実だけが手元に残り、数年後に一瞬だけ再会してもう一生会わない(二度と会えない)やつがいい

・自分を裏切った殺したいほど憎い男が本当は自分を守ろうとしている(いた)という構図、また!?!!?!?

・乃木、自らした違法捜査は自ら蹴りをつけるとは思うけど、もうどうにもならね~~というときに黒須が自分を殺すよう仕向けたらどうしよう いや乃木さんはそんなことせずともちゃんと自ら蹴りをつけるが!? 解釈違いです

・赤井はかわいい子が自分を熱烈に追いかけてきて楽しんでる節があるから最悪!となりまだいいが、同じような構図なのに本当に救いも遊びもなく、辛い

・「ノコル様の夢グループ」って表現がじわじわきており、もうこれくらいしか笑いどころがない

・そりゃ乃木に正面から向かい合わないから真意に至れない黒須……とは言いましたけど、本当に殺されると思うほどの至近距離で猿轡を撃ち抜くその瞬間に見つめ合うとは思わなかったよ

・つらすぎるあまり、そしかい後にビールの人と洗濯の人に転生した現パロ(現パロ???)があってもいいよともはや思ってしまうが、そんなのまどマギ叛逆時空じゃん

・早く最終話まで見届けて成仏したいぜ

・愛憎極まってノコルがベキのこと撃ったらどうしよう……(なんでそんなこと言うんですか!?!!?)

・グワーーーッ 乃木卓時代にdodaで転職しておけばこんなことにはならなかったのだが!?!!?

・降谷・乃木のクロスオーバーの可能性を考えていたんだけど、あり得るのは鳳寿司でのすれ違いくらいだし、乃木が鳳寿司に連れて行くのは野崎さんであって黒須じゃないんだよな……

・鳳寿司、すべてのクロスオーバーを受け止める無限の可能性すぎる 隣の隣の席にいるのが同業者だと気付いたうえでそこそこ機密なことを話す乃木さんと、いいのか?(いいんだろうな)と思ってる野崎さんと、さすがただものじゃないな~怖~と思ってる降谷

・降谷に鳳寿司に連れていってもらえる風見/乃木に鳳寿司のことを教えてもらえない黒須のこと考えたらお腹痛くなってきた

・えらい場に連れてこられてガチガチの風見に苦笑しながら乃木に「後輩の方ですか?」と聞かれて、部下じゃなくて「後輩」って聞くんだな……と思う降谷 この人の「後輩」はこの人にここに連れてきてもらえるんだろうかという疑問は、聡明な降谷は口にはしない

・上下セットで買おうと思ってたけど我慢できなくてノベライズ上巻も買いました……

・降谷、色々危ない橋を渡らせれてるけど、ちゃんと法によって措置されてる公安でよかったね………………

・9ページにしていきなり幼少期に虫眼鏡で蟻を焦がしたことのある乃木にぶち当たって死んでしまった 早いよ 致命傷が

・ノベライズ上巻読んだんだけど、原作小説じゃないからこそドラマでめちゃくちゃ良かったシーンはやっぱりドラマのほうがめちゃくちゃ良くて、なるほどな~~!!という発見があった

・4話の自白剤のシーンとか、5話の乃木と黒須の全然聞こえませんねのシーンとか……

・こんだけ推しが裏切りがちだと説得力皆無なんだけど、別にスパイだから推してるわけじゃないんだよ本当に 高潔で精神が強くて器用で、信念のためになんでもする狂気と笑顔の下に全てを隠すしたたかさを持っている人が好きなだけで……

・なんかそういう人がスパイに向いてるらしいんですけどぉ……

・全てのスパイ、志摩廉造くらいちゃらんぽらんで適当でただ目の前の今日を楽しく生きることに前向きであれ……

・乃木さんへ あなたのまわりにはとっくにたくさんの愛で溢れているので、ちゃんとまわりを見てください

>裏切りは信頼があるからこそだし、怒りは愛があるからこそなんだよな

・今日は会社の人とふたりで黒須……黒須……と呻くやつをやった

・「延々」、ちょっと……あの……やばいね!?私が神絵師だったら絶対MAD風漫画を描いていた

・Fさん…………

・最後は人格が統合されるんじゃないか説があるのはまあそうだろうなと思うけど、そのうえで、みんなともう会わないことを選んだとしてもFだけはこれからも一緒にいてよーーーーッと大暴れしてしまう

・「真実はやっぱり甘くは無い」「全部知らなくていい」あたりが本当にクリティカルに刺さってえらいこっちゃですよ

延々の脳内MVを考えててふと思ったんだけど、なんかそもそも、乃木さんって黒須のことどう思ってるんだろう……

・乃木さんにとっての「傷に効くホントの薬箱」はやっぱり薫さんなんだよな……だし、野崎さんは鶏群の一鶴だし、と考えたところで、アレッ黒須のことどう思ってんだ……?となってしまった

・黒須→乃木さんは、信頼していたのに裏切られて、信頼していた分だけ許せなくて、と見ていてよく伝わるんだけど、乃木さん→黒須はなんかいざ考えるとわからん 乃木さんって黒須のことどう思ってんの?

・そうなると信頼の優先順位とかいう話になってくるので、私はまた自分で自分の首を絞めているな……

・会社の後輩ちゃんとVIVANTの話してたとき(彼女は見てないけど彼女のお母さんがドはまりしている)、「推しはどなたですか?」て無邪気に聞かれて「誰なんでしょうね…………」と頭抱えてしまった そう言われるとなんなんだこれは……

・やっぱりチンギスかも 裏表がなくて筋が通っていて信念があって真摯なので……

 

■1~8話ダイジェスト特番・9話(09/10~09/13)

・ハアッ あと10分 動悸がすごい

・それではみなさん、VIVANTのあとで会いましょう

・1日に摂取していいVIVANTの量を越えてる この後本編見るのか お腹痛いよ

・お腹がいたい 助けて

・みました みましたが…………………………

・私はいま清瀬のことを思い出している 嘘を突き通すことのできない、滑稽で残酷な潔癖さを……

・家主が帰ってくることのないあの家で、「もう待たせてくれないんですね、乃木さんのうそつき」って呟く薫さんの幻覚を受信したので先に言っておきます

・黒須………………

・やっぱりこれ乃木さんも死んだと見せかけて遠くの地で別人として生きてるやつあるでしょ!?!!?

・ベキとノコルと心中したと見せかけて実は生きており、別人としてどこかの地で変わらず別班として生きてる乃木さん、一瞬だけ黒須の前に姿を現すし、薫さんはその姿は違えど所作で乃木さんだとちゃんと気づくという、ゴールデンスランバーエンド、やっぱりあるでしょ!?!!?

・やっぱり新鮮な幻覚のうちに小説書いておいてよかった 狂ってないとやってられん

・CM、ちゃんとdodaで転職して水道工事の人に転職してた世界線なんですか?

・なんかもう なんか………………

・なんかめちゃくちゃ疲れたな ここから一週間始まるのマジ?

・く、黒須~~~~……………………

・黒須が全てを知るタイミングが完璧すぎて、数拍遅れでめちゃくちゃになってる ツボに直撃すぎて……

・乃木さんの特技を知っていても、正面から見つめても、自力では真実に至れなかった黒須……

・言葉の裏の真意を見抜けなかった黒須………………

・なんか話大きくなっちゃったのかな?みたいなベキのとぼけ方からして、まずそんなことはなく本当に最終標的ではあるのだろうが、それはそれとして自分を殺す息子のためにわざとテロリストとしての面を強調して死んでいったらどうしよう……(なんでそんなこと言うんですか!?!!?)

・あのタイミングで全てを悟った様子からして、黒須の手に最後に残るのは「乃木さんは裏切ったわけじゃなかった」ではなく「自分は裏切りではない乃木さんの真意に自力では至れなかった」という事実なんだよな………………

・満身創痍ですわたしは

・乃木さんにも目一杯の祝福がないとやだよ~~~~~~と大暴れしてる

・「黒須」「はい」だけで足りてる今が異常なんだよな 乃木と黒須、諸々終わってからでいいので一回くらいはちゃんと会話をしてください……なんかちゃんと話したら最後、そのあともう一生会わなそうだけど……

・乃木さんが腹を割って話すよと言ったところで、それが本当に割った腹なのか開示するためのものなのか、黒須にはもうわからないけど、それでも本意として信じようとするときにあるのはある種の諦めだし、この人を信じたいという紛れもない愛なんだよな……

・終わった関係性、もう終わるほかない関係性が好きすぎる この先に進んでも行き止まりしかないから、交差点で真逆の方向にそれぞれ歩いていくふたりが……

・乃木にとっての黒須、言葉がなくても理解してもらえるという信頼は確かにあるけどそれは甘えでもあり、自分の輪の内側にいるからわざわざ顧みたりはしないというものなのかも 水を取ってもらってもわざわざお礼は言わないし、ドアを自分では閉めないし……

・顧みてやってくれ 頼むから

・乃木さんの黒須の物真似が死ぬほど雑だったの何回思い出しても笑うんだけど、もしかして本当の意味でちゃんと見てきてはいなかったからあの粒度ってこと?(鬱)

 

■櫻井・有吉THE夜会 #334 夜会カジノ 日曜劇場VIVANT俳優大集合SP!(09/14)

・録画の夜会見てるんだけどありがとうすぎる!!!!ニノのクロス引きで吐くほど笑った

・撮影番組とか書いてあるホワイトボードに「黒須駿様」って書かれてるのヤバい もうなんか何を見てもヤバい 情緒不安定?

・「桃李くんはすぐに受け入れる人だから気づかない」って堺さんに言われてるのめちゃくちゃニコニコしちゃうな

・まって鳳寿司に行く乃木の妄想してたら桃李くんがひたすら寿司食べるやつきたんだけど 何 これは

・せっかく乃木に鳳寿司に連れていってもらったのにうにといくらを食べずに破天荒な順番で食べる黒須!?!!?!?

・何が起きたかというと、鳳寿司に行くクロスオーバーを考えていたらバラエティで演者さんがひたすら寿司を食べてしめの寿司が何かを当てるクイズをやり、演者さん両方のしめの寿司が判明した 何が起きたんですか?

・鳳寿司に連れていくのは野崎さんだけど、黒須とは休日の昼に回転寿司にでも行って好きなものが知りたいなと思う乃木 これが私の"""答え"""です

・終わった関係性、もう終わるほかない関係性のふたりに必要だったもの、昼間に交わすなんでもない会話なんだよな 最後に相手のことを知る会話をして、もうおしまい、これでさよなら、そういうのが好きすぎる

・最終回で何があったとしても、撮影の合間に桃李くんはお腹いっぱいお寿司を食べてたんだな……と思えるので、今日の夜会、本当にありがとう

・何も知らされてない黒須、何も知らされてない桃李くんでめちゃくちゃ笑ってしまった

 

■最終話手前(09/16・09/17)

・ファンミの配信チケット買ってなかった!危ない!と思って買おうとしたら「あなたのVIVANTに対する熱い思いを自由にお書きください」の欄があって250字で!?になった

・要約が苦手なので毎回この手のアンケート苦しみがち

くら寿司がうにいくらフェアなの見ただけでもう堺さん……になっちゃうよ

・ニュースキャスター開始2分で笑いすぎて泣いてる

・乃木!!もうこの本編終わったら命大事にしてdodaで転職してキャスターになれ!!!!(錯乱)

・ちょっと口開いて見てるワイプの堺さん、かわいらしいよ~~泣 なんなんだこの底知れない魅力は……

・明日アルゼンチン戦応援してからVIVANT最終回にはしごか 忙しいな……(追記:このときW杯バレー女子大会期間中。全力応援している間だけは正気を保っていた)

・目線の話してる堺さんと三谷さんありがとうすぎる

・なんかもう最終的に乃木さんが笑えるならなんでもいいです……になってる 野崎さん!!頼むぞ!!!!

・堺さんが「最後『えっ』てなりますよ」っておっしゃってて、その一言がどれだけみんなの心をかき乱すか考えて!!!になってしまった どういう「えっ」なんですかそれは……

・「誰かを裏切るとか捨てることに対して罪悪感とか許せない気持ちが頭でなく心に残ってる人」解釈に呻くとともに、こうなるともうほんと黒須のことどう思ってるんですか………………

・一番情緒不安定な直前期にひたすらオタクの狂いを聞いてもらえてほんとに助かった 泣いても笑っても本日最終回……

・待ってテレビ欄が「未知なる明日への絆」らしいんですけど「未だ見ぬ明日に」またイメソンエントリーですか?

・直前までワールドカップバレーがあって本当によかった まずアルゼンチン戦応援!!!!!

・それでは皆さまVIVANT最終回後の世界で会いましょう

 

■最終話(09/17~09/19)

・すべてが報われました ありがとう ありがとう………………

・ああ~~~~~~本当に 本当に すごかった!!!!!ありがとうございました 本当にありがとう…………

・すごい勢いで「皇天親無く惟徳を是輔く」調べた そうだよね!?!!?やっぱり!?!!?!?

・すごい、79分でちゃんと終わった すごいよ

・ああ~~~~~~もう本当に本当にすごかった お腹を痛めながらも毎週見てきたこの3ヶ月のすべてが報われました 本当にありがとう #VIVANTep10

・黒須!!!!!!

・群衆に紛れる乃木さんを見つめる野崎さんのカット、なんか最後いきなり急に新参者になったから「嘘は真実の影!!!!!!!」と叫んだよ 新参者も日曜劇場だったねそういえば!! #VIVANTep10

・黒須~~~~なんかもう なんか 黒須……………………

・「おかえりなさい」「ただいま」………………

・守り刀預けてたよね?てことは黒須とちゃんとまた会うね!?!!?

・嘘は真実の影なんだよな~~~~~~~~

・なんかめちょめちょに泣いちゃったな………………

・今日ひたすら「ほんとに終わるのかな……」て言い続けてたんだけど、79分でちゃんと終わったのすごいよ

・黒須の帰国もやって……

・なんかもう良すぎた 本当に ありがとう…………

・ただいまはいいんだけど薫さんのことどうするの……

・薫さんとのことほんとどうするの……!?

・作品のラストを見届けているとこんなにも心安らかにいられるんだな……(大の字)

・スネイプ社、最初のほうにドラコ・オイルもあったからゆーてTBSの小ネタかなと思ってたら野崎さんがガチで笑った

・黒須が10本の指に入るエンジニアにまで上り詰めてるのそうなの!?!!?だったな 逆になんで乃木さんはポンコツキャラにしたの?

・いや逆に、乃木さんの表のポンコツキャラを見習おう!と思ったけど当初うまくできない間に普通に優秀なのがバレて、いつの間にか10本の指にまで上り詰めちゃったのかな黒須……かわいいね……

・なんか乃木と黒須がこの先どうなってもわたしはお腹を痛めるんだろうな……と思ってたんだけど、予想の遥か上を行く量と本編でガッツリふたりの関係性再構築をやってくれたので本当に成仏した

・勝手に日本で10本だと思ってたら見直したら世界で10本だった いやすごいよ

・黒須~~~~~~よかったね……本当に……

・まじで黒須の信頼という愛があったからこそあれでなんとかなってるだけなんだよな 乃木さんのことそんなに好きだったんだね……

・部屋入って直後の乃木と黒須のやり取り、裏切られたと思った/秘密を抱えていたふたりが色々明らかになったあとにする最初のやり取りとして百点満点すぎる 相手が大切だからこそ秘密を抱えてこれから裏切ったていをとる人、全員VIVANT見たほうがいいよ

・これから裏切ったことにしないといけない人、絶対この最終回見ておいたほうがいいよ 裏切りと秘密を踏まえての関係性再構築のお手本すぎる……

・ハア~~~~~~~~黒須と乃木、本当にどうなるかと思ってたけど、完全に私のなかで清瀬と走と同じ引き出しに入りました ありがとうございました

・「嘘つきだよ」「すごく嘘がうまいから、だまされないように気をつけろ」

・>「何度だまされても懲りないな、走は」 いいんだ。清瀬がやがて来る方角を、走は見やった。いくらでもだましてくれてかまわない。ハイジさんが走ると言うなら、俺は待つ。ハイジさんの渾身の走りを目にする瞬間を、黙っていつまでも待つだけだ。

・これだよ~~~~~~~~~~

五臓六腑にしみわたって涙出てきた 人生の決算期、もう始まってるかも

・「おかえりなさい」「ただいま」は本当にめちゃくちゃよかったしジーンとなったんだけど、それはそれとして薫さんとのことこれからどうするの!?!!?というところだけが消化不良

・「未だ見ぬ明日に」、イメソンです 本当にありがとうございました

・黒須の第一声が「なんで隠してた」とか「どうして話してくれなかった」じゃなくて、「俺にだけは言ってほしかった」なの、もうこれ以上ないベストな第一声だよ 前者だと理屈とか状況の話になってこじれかねないけど、後者は感情の話だからちゃんと受け止めて向かい合って……となれるんだよな

・そしてそれを受けて抱きしめる乃木の返しもこれ以上ない返しだし、「俺も行きます」に対して大事な守り刀を預けていくのもこれ以上ない返しだよ 先になることはあるかもしれないけど、何があっても必ず君のところに戻ってくるよってことじゃん 最高 最高………………

・これすぎる……と噛み締めていた 本当にありがとう……

>通り過ぎてしまっても、あとからそうではなかったとわかったとしても、そうではなくなったとしても、一度受け取ったものの輝きは変わらないし受け取ったことはなかったことにはならないんだよな

・いやもう思えば思うほどすごすぎる 秘密を抱えられていたこと、話してもらえなかったこと、真実に至れなかったこと、そういうときに本当にほしいものは理由や理屈じゃなくて「自分には話してほしかった」「信じてほしかった」という感情の受け止めなんだよな

・黒須、本当に本当にこれ以上ない最適な振る舞いをしていてすごいし、それに対して乃木さんも百点満点の返しをしていて、これが信頼の答えなんだよな~~~~!!!!!!!

・くろのぎ、やっぱり昼間の回転寿司行くかもしれないな…… 認識をあらためます

・「俺も行きます」に対して「バルカにも動きがあるかもしれない」と言われたときにきっと一瞬よぎったであろう、また置いていかれるかも、また自分だけ知らないままでいるのかも、そういう黒須の揺らぎを守り刀を預けるという絶対的信頼で吹き飛ばしていく乃木さんの振る舞い、10000000000点すぎる

・なんか すごいな こんなこれ以上ないほどの理想的な形で関係性再構築できることあるんだ……

・言語コミュニケーションと行動で示すコミュニケーションのバランスが完璧すぎて本当に消し炭だよこっちは

・乃木さんが自分をちゃんと信頼してくれているともうわかっているから、いくらでもだましてくれて構わない、乃木さんが待てと言うなら待ち続ける黒須……

・昨日うるうちゃんに鳳寿司に行く乃木さんの話をしたとき、前提から何から何まで本当に自分の頭の中にしかない話すぎて、自分でも何を言ってるんだ私は……と混乱した

・VIVANT最終回ラストがめちゃくちゃ新参者だったので麒麟の翼を見ます 桃李くん……若いね……

・ニノがMagicがイメソンってツイートしてるの見てひっくり返った そうだったの!?!!?

・昨日信頼の優先順位が~~って呻いてたらうるうちゃんが「作戦がばれないように話さなかったわけで信頼してないわけじゃないし、それはそれでちゃんと期待した通りの立ち回りをしたってことじゃない……!?」て励ましてくれたんだけど、まさにそれそれそれよの最終回だった

・9話の市場操作とか見てもしかして使えるから黒須は連れてったってこと?とお腹を痛めてたんだけど、乃木さんは黒須もみんなと同じように置いていって野崎さんたちに保護してもらうつもりだったけど、黒須が優秀だったからよけられてあの本編だったの、何回思い返しても手厚すぎるな……

・いややっぱあの一瞬のやり取りのなかで守り刀を預ける選択をできるの、乃木さん!!!!!!!!!

・乃木さん、縄切られたあとのベキとの会話、徹底して主語が自分と黒須の「我々」だし、すぐさま黒須に駆け寄るし、ちゃんと向き合うし話もするし、守り刀を預けていくし、ちゃんと自分の内側の存在じゃなくて黒須を別個の存在として向き合い直しており 完璧だよ………………

・すごいな 物語が完結しているとこんなにも心安らかでいられることよ…………

・続いて「祈りの幕が下りる時」見てますが冒頭でもう泣いてる

・別世界線(新参者)では16年以上母の生涯を追い続けていたことを思うと、やっぱり自分と父の40年の生涯を追う乃木さんを追うのは野崎さんしかいねえ!!となり本当に感慨深いな

・「祈りの幕が下りる時」、やっぱり毎回見ても泣いちゃうな…………

・「人は嘘をつく 自分を守るため、誰かを守るため 嘘は真実の影 誰もが心に傷を抱えている その傷を守ろうと人は心に蓋をする」

「嘘は真実の影 その影に何を見るのか それはきっと悲劇だけではない 嘘が映すのは人の心そのものだから」

・7話で床が抜け金だらいが落ち急ハンドルで崖から転落して以降のツイートを読み返してたんだけど、お腹を痛めたり呻いていたすべてが誇張抜きで全部最終回で報われててびっくりした そんなことあるんだ……黒須と乃木、信頼→裏切り→種明かし→関係性再構築→より強固な信頼とフルコースすぎる

・(フォロワーさんの「ひさめさんのせいでVIVANTだいぶ気になっている」というツイートを受けて)「せいで」笑った いや私もこんなことになるとは思ってなかったんですよ ほんとに……

・全10話と言いつつ1話は2時間だしほとんどの回が拡大だし(拡大が当たり前すぎて通常の54分の回が視聴者の間で「短縮」と呼ばれていた)実質13話とか14話あるから、本当に元気とご縁のあるときに見ていただければ……

 

■ノベライズ下巻(09/21・09/22)

・VIVANT ノベライズ下巻、まいります

・終わりが約束されてて心安らかだからすばやく計算する黒須だけでもうニコニコしてしまう

・まってなんか急に黒須爆上げ描写きたんだけど何!?!!?!?

・手震える

・>背の高い三十代前半の男だ。かなりの男前だが、顔全体の優しい雰囲気に反し、その目には修羅場をかいくぐってきたような凄みがあった。

あ、ありがとうございます…………………………

・あのカットめちゃくちゃ良かったし大好きだしめちゃくちゃわかる!!!!になってるのと、それはそれとしてノベライズでこう描写されるんだぁ~~~~(大の字)になっており動揺がすごい

・もしかして橋爪カスタマイズって最終回に向けての小ネタだったんですか?

・乃木と黒須のノベライズ描写、優男と男前なんですね………………

・ノベライズ、なんで「すみません、初めてで……」カットしたんですか!?!!?!!?!?

・いや…… いや!!そこはあってほしかったよ私は………………

・ノベライズであって小説版ではない、なるほどな~ 4話の尋問、5話の録音聞いてるところ、6話のハッキング、7話の薫さんとのやり取りなど、あの迫力や豊かさはお芝居によるものなんだな……

・まっっっっっっぅて「初めてで……」がなくてすごい動揺してツイッターにきて戻ったらその先がもっとやばかった 何!?!!!?!?知らないんですけど!!?!?!!!?!?

・マジの朝チュンやんけ!!!!!!!!!!!!

・いやごめんほんとまって え?何が起きたんですか?

・これノベライズだと薫さんとのこのあとのこともちゃんと書いてある感じですか?

・ちょっと一気に緊張感が高まってきた ハアーーーーー続きまいります

・わかってるんだけど8話がマジでつらく、ここからあの最終回になったのほんとわけわからん すごすぎ

・乃木さんの手が最初震えてた描写、ありがたすぎる 一発は実弾が入っているからさすがに震えるし、もう弾切れってわかってるから額に突きつけるときには震えはない、でも黒須の側から見ると自分を殺す覚悟を決めたように思えるの、アーーーーーー(大の字)

・まって~~~~~~ハグする乃木さんも守り刀もノベライズにない……お芝居のなかで生まれたシーンってことじゃん………………ありがとうございます……………………

・思いっきり乃木さんを蹴るノコルも「しゃべっちゃだめだろ……」も黒須に駆け寄る乃木さんもハグもノコルを立ち上がらせる乃木さんも守り刀も、お芝居のなかで生まれていったシーンだと判明し、激しく動揺している

・いやもうありがとうすぎる、この方向で衝撃を受けるとは思わなかった

・ノベライズ下巻も読んだけどこのあと薫さんとのことどうするのか、本当にわっっっっかんねえんだよな 薫さんがなんぞあるのは監督のインタビューでわかったけど、スパイファミリー方式じゃなかったら無理じゃん

・薫さん、めちゃくちゃ芯と信念の強いただの普通のお医者さんなわけで、上手くいくとはとても……「秘密を抱えて生きる人生を受け入れるのは難しいです」なので……

・いやほんとわっっっかんねえ~~~~でも再会したからにはなんぞあるんだよなこの先……

・薫さんとのことどうするつもりなんですか?乃木さん……

・薫さんとのこと、出発前はFが「もう会わないつもりか?」って言ってたし、頭ではもう会わないほうがいいってわかってて、そのうえでやっぱり感情で会いたくて帰りたくて、ということなのかも

・それならもう何も言えないし、でも秘密を抱えたままいつか関係が破綻するくらいなら、オタクが望むのは円満コミュニケーションによる離別ということになってしまうのですが……

 

■以降の感想や妄言

・乃木は十分怪物なのだが、あんなことがあってもそのうえでまた乃木を信じることを決める黒須も十分覚悟のキマった怪物だよ

・ep11の集団幻覚で新庄が崇拝キャラとして確立されていってるのおもしろい 本編の進展に伴う二次創作あるあるの確立と傾向の衰退、学術的なおもしろさがある

・それはそれとして、黒須!!乃木さんは確かに怪物の域にだいぶ足を突っ込んでるが、だからこそあのとき牢獄で見た生身の人間の弱い部分を信じ続けてやれ!!という気持ちがある

・人間の弱い部分も信じるし大事にするし、なすべきことのための裏切りなら受け止めるし、そのためなら騙されても構わないが、それはそれとして信念を曲げることは許さない物騒な信頼 私のサビ、ここですね……黒須、あんなことがあってもまた信じる選択をできるきみも十分怪物だよ……

・あの~~~~~~また私のなかにしかなさそうなんですけど太田さんの護衛をする廣瀬、ありじゃないですか!?!!?!?

・乃木さんも黒須も破天荒すぎるしいくら顔見知りとははいえずっと男性を護衛につけるわけには……となり、リハビリがてら太田さんの護衛に抜擢される廣瀬、ありでしょ!?!!?

・「大丈夫です。あなたは私が守ります」って太田さんの震える肩を抱いて微笑んでから、頭を抱え込んで周りを見えないようにしてから敵をバンバン撃って瞬殺撃退する廣瀬が見たいヨォ~~~!!!!!

・太田さんの護衛になる廣瀬の幻覚をここ数日ふんわり考えてるのですが、廣瀬がどんな人なのか本編が限定的すぎて全てが幻覚すぎる 親睦を深めるための任務前の壮行飲み会編が公開されていれば……(ぐるぐる目)

・本日の気付き Fさん視点と思って「完全犯罪彼女」を聞くととてもやばい

・黒須にとっての乃木、神様だと思ってたら裏切られたことで普通に人だとわかり、裏切りを許せず憎んでいたらすべてその掌の上だったとわかったわけで 乃木、神様じゃなくて人だったけど人のなかでもだいぶ怪物なんだよな

・人として乃木をもう一度信じることを決めた黒須、その覚悟もだいぶ怪物なんだけど、「神様ではなく人である」という信頼は神様を信じるのと何が違うんでしょうね……

・延々の脳内MVの完成度がだいぶ高まってきたのですが、大事大事にされてきたノコルと肉親も秘密のない友人もいない乃木さんとなるとともに、それでもここ数年の乃木さんには影のように黒須が寄り添って付き従ってたんだよな……となり、大の字

・野崎さんの手に手をそっと重ねて故事成語を送る乃木さん、手枷足枷猿轡の黒須、一緒に縛られて吊られてる乃木さんと黒須、掴みかかる黒須と乃木さんのハグ、このあたりは話すたびにほんとなんです!!集団幻覚じゃないの信じて!!と言ってしまう

・本日の気付きなのですが、薫さんに母を重ねているのが続行中だとしたら父を撃ったその足で母の元に帰るのはわかるな……と思った いやわかりはするけど、薫さんは母親じゃないし何かあるらしい背景が謎すぎるし、結局よくわかんねえんだよな 薫さんとのことどうするの乃木さん……

・もしこれでChirdhood's Endの文脈まで乗ってきたらどうしよう いやまじでありそうだから怖いよ そうなったらみんなわたしを指差して笑ってやってください本当に

・本編がChildhood's Endと言われればそうなのだが、印象としてはむしろようやくスタートラインに立ったというかんじなんだよな え~~ベキがやっぱり生きてるとしてラストが本当のChildhood's Endだったらどうしよう……そんなんなったらオーバーキルですが……

・強い女が好きなので、最終的に唯一乃木さんを出し抜くのは薫さんくらいあってもいい というかやってほしい キービジュアルの赤いドレスのふみさんが本当に美しくてかっこよくて大好きだから……

・出し抜くというのはスパイ的なあれではなく、予想を軽々と超えていく自由さという意味です

 

見返してみると7話から急に長文ツイートしまくっており、落下の勢いがすごい。こういう煮詰まり方はリアルタイムの作品体験ならではだし、現在進行形のときはめちゃくちゃメンタルをすり減らしていたが、振り返ればとても楽しい3か月だった。

薫さんとのことどうするんですか?乃木さん……という気持ちは今もしっかりあるが、薫さんにもなんらかまだ見せていないバックグラウンドがあるということなので、いつか続編が見られたらいいなあ。素敵な作品をありがとうございました!!

 

生者への祝福

2023年も終わるということで慌ててトラオムとミクトランの感想ツイートサルベージまとめです。ツイート再掲だけなのに20000字ある。

 

ロストベルトNo.6.5 死想顕現界域 トラオム(2022/12/12~12/21)

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・序章からいきなり不穏!!!! 完全であるために自ら見逃した、って何を? 何を念頭においた会話なんですかこれは……

・順番を勘違いしていたのだけど、妖精國→ツングースカ→夏イベ→トラオムが正しい順番なのね

・1節のタイトル画面、Unknown Recordだ

・ライヘンバッハだけでもう泣きそうなのですが…………わたしこれ大丈夫? もうすでにつらいんだけど……ホム………………

・やーーーだーーーーーーホムいなくなっちゃうの? もうつらいよ…………

・カドックの立ち絵、前の斜向かいの感じから正面になってるの、アナスタシアとの出会いと時間と別れを踏まえて、それでも生き続けてやるって覚悟の表れのように思えてめちゃくちゃ良いな……

・カドックがふつうに魔術師の先輩してるの安心感がすごいよ

教皇さまとボブの会話、現時点ではさっぱりなんのこっちゃだけど教皇さまにマルタ嬢みを感じている これは最後泣くやつですね……

・3節、若森くんこわいよ

・カドックくんほんといちいち良いな……自分が自分であるために何をすべきかということ……

・本物のホームズって何!?!!?!?!!!?!?

・4節、この牢屋のなかでようやく人理を守るサーヴァントに出会えるのめちゃくちゃ安心する ようやく仲間が……!

・5節、ホムが自分に対してシャーロックって言ってるの良いな~~なんだけどもうほんと全てがこわくてこわいよ ヤダ~~~~ホム……一生一緒にいてくれ……

・6-1、水不足で倒れたときのやつデイヴィッドの手記だけど、これ現在進行形なの!?過去だと思ってたよ

シートン(仮)にもごはん……と思ってたから一緒に食べられない?のほう選択してたんだけど、一緒に→だ・め(この言い方かわいすぎてヒーッてなった)、残念……→しぶしぶごはん分けてくれるの、そうなの!?だったな 選択力がなくてすみません……

・そしてそのときの、サロメによるシャルルマーニュ評がな~~~~重荷はあるけど無視してる人……

・6-2冒頭のホムの理知的な洗脳ヤバ!!!!!! ありがとうございます

・カドックくんとゴッフとホムとマシュの掛け合いかわいい~~~になってるけどそのぶんほんとあとがこわいよ

・7節進行多!!!

・7-1、サロメちゃんがかわいいのとやっぱりヨカナーンなんだよな~~が入り交じり……

・7-2、アストルフォの陽気さがめちゃくちゃ安心する~! ホムとカドックくんのウオオオ!!!、ぜひ聞かせてほしいよ

・決死行の覚悟が痛々しくてつらいよ

・7-6、サロメの仮契約のシーン、ウッッッとなって涙出ちゃったし、自分の在り方と、今目の前にいるあなたへの思いと、愛と、逃れられない在り方と……ウワ~~~~~~~~ン………………

・7-7、ウ、ウワーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!グワーーッなんかもう、なんか、サロメは悪くなくて、ぐだも悪くなくて、なのに、なのに……うう……

・と!なってからの7-8良すぎ!?!!?!?そこからこう転ぶのかぁ~~~~とめちゃくちゃ唸って涙が出て……「まだ、生きていたい」「死にたくない」「待っている仲間がいるから!」、本当にぐだそのものなんだよな 傷だらけで、ぼろぼろで、でもここまでやってきた、まだ生きていたい、嵐のなか走り続ける……

サロメにとって、「ヨカナーン」じゃない唯一のひとりのひとなのがすごくグッとくるし、だからこそ別れがさらっとしてるのもめちゃくちゃ良すぎ……グワーーッ シャルロット並みに刺さってるのですが……

・背中を向けて歩き出す二人、魂に刻まれてるツボなのでめちゃくちゃびっくりした こんなことある? なんかもう、なんか……なんか……サロメ……

・大切だから傷にしたいシャルロット、大切だから傷にしたくないサロメなんだよな 「あなたの首なんて欲しくはないの」、あなたのままで生きていてほしいからってことじゃん クリームヒルトは愛でも恋でもなく憐憫だって言ったけど、本人が愛だと思ったのならそれは愛だよ……

・徐福ちゃんの口上かっこいい~~!

・ぐだこちゃんの大帝衣の表情めちゃくちゃいい!!ちょっと汗かいてて、でも不敵に笑って……いやめちゃくちゃいいな……

・15-1、ヴラド公の発破めちゃくちゃかっこよくて鳥肌たった

・ここできよひーくるか~~!!

・ヨハンナが前線にくるとわかったときの「同じ宗派の者を行かせるな」、いやよく考えたらそりゃそうなんだけど、そうか!!!となって目から鱗だったな いやーーそっかーーーそうだよね教皇さまだもんね……ハア~~うじゃうじゃ歴史上の人物が出てきているからこそ全然思いもしなくて「そうか!!!!」になったよ

・きよひーに嘘をついているかと聞かれて「ついてる」と即答できるぐだこちゃん、だからこそのマスターなんだよな……

・15-2、サンチョさんはやっぱりドン・キホーテのことを守るのが至上命題なんだなあと思うとともに、「どれほど愚かでも、どれほど悔やんでも、私たちは生き残る。生き残らなければならないのです……!」がカルデアに通じるように思えてならないよ

・16-1、アッッッッッマンドリカルドくんの話とかでてきたのそういうこと!?!!?!?

・そういえばなんかどこかで(うろ覚え)きのこさんがアトランティスから逃げた人の話はまたどこかで出てくるって言ってたな そうか そうか……ドン・キホーテが言ってたカルデアへの恩と謝罪ってそういう……

・逃げることは悪いことではないし、生き延びること、生き残ること、生きていることそのものが大切で 生きていなければ後悔することもできないのだけど、でもその一方で、うしなわれるもの、うしないたくないものもあるわけで……英雄は英雄というアイデンティティがあるからそれがわかりやすいけど、でも万人に通ずるものでもあるんだよな

・16-3!!!!!!ちょっと!!!!!!!!

・コンスタンティノスとドン・キホーテの一騎討ちのところですでにこの演出かよ~~~~と涙目になってたのにちょっと、ちょっとカッコ良すぎやしませんか……シャルルマーニュ……

・いやでもそれもドン・キホーテの「善き人であろうとすることは騎士以前に人間としての基本的な在り方」という、そしてそれをちゃんと貫こうとする彼の在り方があってこそなんだよな 16節タイトルの「勇壮なる騎士のために王が来た」って本当に本当にその通りの名タイトルですごいよ

・夢が終わり現実に引き戻されても根幹の部分で善き人であろうとするドン・キホーテにこのタイミングで出会えるの、6章のどこまでも人間らしい妖精たち、妖精國のおぞましさ美しさ、物語へのまなざし、そういうものを思えば思うほどちょっとすごすぎるな…………

・17-1、復讐界域の塔の砲台って為朝なの!?ここで!?

・それにしても特殊演出盛りだくさんでめちゃくちゃ力入ってるな~~!!!ありがたいことです

・17-3、コンスタンティノスの叛逆の動機も、ヨハンナの在り方も、最後のお別れをちゃんと笑顔をできる二人の強さも、めちゃくちゃ良かった…………英霊というただひとりの一度きりの生…………

・17-4、カドックくんの「僕のサーヴァントは後にも先にも一騎だけ」にウワーン!!!!になっちゃった

・若森くん、こう、食えなさはものすごーくあるんだけど、戦闘ボイスの「邪悪ビーム!」「モリアーティ光線!!」にまじんさん的なアレを感じてしまう 来年のぐだぐだに参戦したりしません?

・と思ってたらなんか若森くん2人になったんだけど……

・18節、本当にヨハンナの素敵なところがこれでもかと詰まっていて本当によかった 大好きだ……

・「それでも」と言える人だけが、……

・19-1、いつもわちゃわちゃしてるシャルルマーニュとアストルフォなのに、命に対してはちゃんと王に対する返答になるの、好きなやつ!!!!!ありがとう……!!!!!

・19-3、殿が張角暗殺のときのアサシンとディルなの泣かせるのやめて……

・19-4、アストルフォくんかっっっっっっこよかった 感情がたかぶって泣いてしまった

・兵器としての役割を求められたこの特異点の為朝が、アストルフォくんのおかげで英霊として消えられるのさあ~~~~

・19-5、ローラン………………………………

・あの、あの~~~~~~~~…………………………覚えておくことさえも…………

・20-2!!!!!!アナスタシア~~~~!!!!!!!!!

・破戒僧の人ここでもう退去しちゃうの……!?実は私ができなかったイベントででてきたりした……!?

・20-5と6、クリームヒルトの憎しみが愛ゆえなのめちゃくちゃよかったしジークフリートとちゃんと夫婦なのもめちゃくちゃよかったしちゃんと殴りあってぶちまけて和解できて本当によかった!!!!!次の召喚で本当にお幸せに!!!!!!!!

・や~~~~壮大な痴話喧嘩ってことじゃん めちゃくちゃいいね……

・20-7、徐福ちゃんの置き手紙をみるに、「どうして?」が数多のマスターの共通点なのかな

・や~~~~今回のサーヴァントたちとのお別れのほとんどがさっぱり気持ちいいものなのすごくいいな ウルクを思い出すかんじだ

・そしてそう思えば思うほどわたしは……ローランのこと…………

・トラオムめちゃくちゃおもしろい、おもしろいんですが、私の情緒はめちゃくちゃ

・つぎ21節なんだけど節タイトル見たんですけどなんで!!!!!!!!やめて!!!!!!!!!!!!

・21-1、すでにつらいんだけど………………

・トラオム終わりました。終わりましたが……………………

・彼女たちが笑って「きっとまたなんてことはない顔で戻ってくるんじゃないか」と言うなら、わたしに言えることはもう何もないじゃない……………………

・そしてここで終わるの!?と若森あんたちゃんと帰り道もエスコートしなさいよ!!!!!!!!になった

・再録してないんだけど回遊魚が~のラストの話をするんですけど、「いつかまた戻ってくるかもしれない(もう戻ってこないとわかっている)」本当にツボのど真ん中なのでわたしは……わたしは…………

・ウ、ウワ~~~~~~~~ン………………ホームズ……………………

・ヤダ~~~~~~~~ホームズ……一緒にいてよ………………

ジークフリートとクリームヒルトの壮大な痴話喧嘩にニコニコしながらやっぱ嘘をつかれた悔しさと裏切られた苦しみと愛ゆえの憎しみは世界を滅ぼすくらいの殴り合いでぶちまけてあってこその和解だよな~~~~!!!聞いてるか赤井秀一とか思ってたあの頃にわたしを戻して

・こんなどんぴしゃ解釈してたの?

 

カルデア2部全然関係ないガチャ(たぶんギル祭)でアナスタシアがきてしまい、いずれ訪れるカドックくんとの再戦にぶつけるためだけに育てて、そのあとで霊基変換しようと思ってたんですよね。第3再臨・Lv80・絆0の状態で霊基保管庫に入れていました。

アナスタシアの霊基変換、お腹と胃を痛めながらやるんだろうな……と思ってたんだけど、トラオムが本当に本当にめちゃくちゃよかったおかげで全然そんなことなかった。こんな清々しい気持ちで手を離せると思わなかったし、またご縁があったらいいなと自然と思えて、すごくよかったです。

そして(私にしては)間髪いれずにミクトランへ。

 

ロストベルトNo.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン(2022/12/26~12/31、2023/10/12~10/20)

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・これほんとトラオムから超地続きなのに開放条件ツングースカでよかったんだろうか……と思ってしまうな

・ホームズのこともまだ立ち直れてないしみんな戻ってくるかもと言いつつ戻ってくることはないんだろうなと本当は気づいてるみたいなかんじで辛いよ……

・パリパリ消えていく手術室の演出すごーー!!!!

ORTを探して我々は南米の奥地に向かうやつじゃん

・というのを吹き飛ばすマシュとダ・ヴィンチちゃんの会話!!!!やめて!!!!!!マシュは人間なんだよ………………

・やだ~~~~また1部みたいやつになるの? つらいよ……これからも一緒に生きていってほしいよ……ウウ~~~~人間らしくなったなら人間のままでいて……聖女にも女神にもなってほしくないよ……

・1-3、オルガマリーのちょいちょいポンコツな感じとこの強さ本当にアンマッチで落ち着かない!!

・変形かっっっこよ!!!!と思ったのに……思った矢先にさあ……………………

・いやティザー見たからさ、序盤でこうなんだろうなと思ってはいた、思ってはいたけど……………………キャプテン…………………… 本当につらい キャプテンの絆5の「守るよ」がめちゃくちゃ好きで、だからその言葉のとおり、キャプテンはちゃんとスタッフみんなの命を守るんだよなって、…………

・落ちていくぐだこちゃんに手を伸ばして一緒にマリーンも落ちてしまったように見えたけど どうなるのこれ………………

・2-1、CMの男の人これイラストどなただろう

・ほんとに死んじゃったのどうしよう……と思って、生者に戻れるのはよかったけど、でも令呪ぜんぶなくなっちゃったのさ~~~~

・Uさん……わたしの感情は迷子だよ……

・2-2のUさんの宝具カード選ぼうとしたときの、「見せないわよ、見せないってば!今はだめって言ってるじゃない……!」かわいかった

・2-3、ティラノを撃退してくれたの爪に見えたからこれは完全にジャガーマンがきてくれたやつ!!!と勝手に嬉しくなってたらまさかのカルデアの者でうええええ!?なんで!?!!?になった

・2-5、テペウさんかわいい!!!

・や~~~~「この世界における人類」、こうくるか!?というかんじだ

・テペウさん理性的で穏やかで……「世界は滅ぶもの」だから友人として客人としてフラットに受け入れてくれるの、テペウさん……好きだ……

・おめかしするテペウさんかわいすぎ!?!!?!?好きだ!!!!!!!!!!

・星詠みと星見なんだな~

・マップがぐるぐる回るのすご!!!円筒形ってそういうことか……!!!!

・テペウさん表情豊かでめちゃくちゃ好きすぎる

・3-2、アイラーヴァタの話に移行したからさらっと流れたけど、プロテアちゃんになんか混ざってるのこれ大丈夫なやつ!?本人もよくわかってないなんてヤバいやつじゃない!?

・ほらーーー!!!!!(涙)

・いや3-5一生終わらん!!!!!!!!!!!

・プロテアちゃんの苦しそうな声聞くたびに本当につらいんだけど本当に永遠に終わらない これどうしたらいいの?何をどうがんばっても女神変生までに削りきれないんだけど……

・撹拌とかそんなんあったな!!!!!になった ティアマト戦であったやつ……いや懐かしいし予想外すぎだし……

・推しによるごり押しも令呪もできないの本当にきつすぎる 令呪、あんまり使いこなせてないな~と思ってたけどめちゃくちゃ頼りにしてたんだな……

・誇張抜きに計4時間近くずっと3-5やってて本当につらい 一生終わらん 橘FGO史上いちばん苦戦してる

・やーーーーもう無理本当に一生終わらないので今回ばかりは諦めて攻略見ます……と思って検索したんだけど、撹拌キャンセルできんの!?!!?!?

・目を剥いてヴラド公とWキャストリア・後衛マルタ嬢で行った ほんとだよ……なんか……速攻終わったんだけど……ヴラド公めちゃくちゃ強いんだけど……

・不動の決意、めちゃくちゃかっこいいけどそれとともにそんなのあるんだ……と私の数時間はいったい……になって呆然としてしまった

・呆然となってそのままクリアしちゃったけど、メルトとヴリトラさんもやってみたらよかったな

・3-6ラストに出てきたキングプロテア・オルタ、メルトっぽさあったな

・4節、なんかもうテペウさんがかわいすぎるよ………………謁見しようとしてできないときの「ね?」もだし、荒れ放題の家と引っ越しの経緯ときれいになったあとの反応がよすぎる……

・4-1、マリーンが一緒にいられるってことはキャプテンも生きてるってことだよね……!?と思い続けてなんとかここまでやってきたんだけど、異聞帯の裏でマリーンが欠員になってるのがここでわかるの本当につらい 命削ってるってことじゃん………………

・サッカってまじでサッカーなの!?!!?W杯の年だから!?!!?

・デイノニクス11兄弟が出てきた瞬間のちゃかぽこミュージックよすぎ!!!!!

・テペウとマリーンのやりとりつらいな……確かに合理的すぎるテペウには思いもよらないことかもしれないけどさあ……

・えっあの密林であった少年が恐竜王でかつテスカトリポカ神なの!?だめだこれ声がうっちーにしか思えん

・あの……………………断章……………………

・6章のサッカまでのあれはどこにいったんですか? 本当につらい

・キャプテン、やっぱりもう戻ってこないの……?となっていた折りにベーカリーちゃんがみんなにできることをやりましょうって言うの、生きることは食べること……となって泣いてしまった それを言うのはベーカリーちゃんなんだよな……

・キャプテン、墜落直前にアーケードのノアさんみたいな姿になってたからなんか望みはありませんか!?!!?

・ちょっっっっっっっと待ってムニエルくん あの あの……

・待ってそんな直球で立ち絵でお出しするのほんとやめて ムニエルくん裏切り者説むかしあったけどほんともう裏切ってもいいから生きていてほしいよ……なんで………………

・ロン毛がまあテスカトリポカなんだろうなとは薄々思ってはいたけどなんであんた地表にきてんのよ!!!!!!!帰れ!!!!!!!!やだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!

・ニトちゃんまで…………………………

・もう誰も死んでほしくない 本当につらい 本当につらい……希望がない…………

・すみません、本当につらいので7節は明日以降にやります

・本当につらい…………………………

・無言の戦闘なのさあ………………

・何も言えないままとにかく戦わずにいられないの、ジル様が殺されたのを見たナウシカちゃんが怒りでみんな殺しちゃうやつを思ってしまった

・オセロトルの声、「おまえたちが悪い」って言ってるときない?

・7-4、よかった~~~~!!!!!というのとともにだからこそあのマリーンがもういないことが本当に悲しい

・メモに書くの忘れてたけどたしかにどっかでゴッフの胸が光ってたな!狙撃で狙われてたのかと冷や冷やしたやつだったけどまさかの……コヤンちゃん本当にありがとう……

・マリーン……

・やっぱりムニエルくんは瀕死なのにそれをぐだとマシュには言わない、知らずともよいって言うゴッフ……

・7-5、ムニエルくん!!!!!!!!!よかった!!!!!!!おかえり!!!!!!!!!

・や~~~~スタッフみんなの信条がいまこのタイミングでこういう形で話に出るのすごく……すごく…………ウワーーーン……

・でもこうやってみんな生きててよかったにはならないんだよな、あのマリーンはもういないわけでさあ……

・8節、紅ちゃんに対するコヤンのこの思い入れってなんだっけ……!?となってしまった これ絶対口移ししたよね!?

・英霊の座出張室笑った これみんなマシュの円卓通じて英霊の座で観戦応援してるやつじゃん

・王様やっぱり賑やかで好きだ~~

・8節のUnknown、誰かと思ったら山の翁なのなるほどな~~~~!?!!?になった それはそれとしてなんかアシュヴァッターマンさんが引くほど強くて一瞬でクリアしてしまったのですが……あわやUnknown確認する前に終わるところだったよ 危なかった

・アシュヴァッターマンさんのあの強さ何?クリティカル連発だし……なんかすごい強かったんだけど……

・10-1、キャプテン~~~~おかえり~~~~!!!!!!!

・テペウさんの魔術すごすぎだったんだけど、キャプテンが目を覚ましたあとにうろたえるテペウさんにめちゃくちゃになってしまった うしなわれたもの……

・10-3のトラロック神戦はジュナオくんの独壇場だったし10-4のウィツィロポチトリ神戦は無敵貫通礼装つけたランサーが激強だった

・クアウトリさん、髪の色的にククルカンかなと思ってはいたけどめちゃくちゃ嬉しい!!!!!

・10-5、ORTが蟻のような……蜘蛛のような……

・人類の脅威ということでエルキドゥさん入れてみたんだけどめちゃくちゃ威力出てたな 緑になってパリーンてなるのめちゃくちゃきついのですが……

・ブレイクのあとにこの数のゲージ出ることある!?!!?と思ったらUさん出てきたのアツかったな

・それはそれとしてUさんこのあとどうするの……オルガマリーの自我が残っていても残ってなくてもどん詰まりじゃん……みんながオルガマリーその人を重ねれば重ねるほどに行き先がねえ~~~~となってしまう……

・ククルカン、まさにこちらの思惑が及ばない、よくも悪くも「神様」なところが人寄りのコアトルしゃんと違うな~という気持ち

・テスカトリポカは各陣営の動きを見ながらベットだけしてるスタンスを崩さないけど、トラロックは違うのかな……と思うなどした

・イスカリの「1年間テスカトリポカをやり通してしまった」、あの金髪ロン毛からイスカリにテスカトリポカが代替わりするってことなのかな?

・ここでカマソッソが参戦してくることある!?ここで放り出されても困るのですが!?!!?

・なるほどな~~~~ほんと各陣営の思惑が入り乱れていよいよ混沌としてきたな なんというか舞台の1幕ラストに全員集合して幕間に入るときみたいな締め方だ

・前編ここできるの~!?後編いつ!?とめちゃくちゃタップしてしまった これでちゃんと年を越せるよ 後編も楽しみです

・カマソッソへのデジャヴ感わかった、聖おにいさんのマーラだ!!!2022年最後の気付きがこれでいいのか?

 

その後、2023年は仕事やら風感想文やらW杯バレーやらVIVANTやらで時間が空き、後編やるのもう今しかない!?と唐突に機運が高まって10/12から再開。

 

・11-2、あっさり部屋を貸して「鉄の精神」ってカドックに引かれるぐだこ、好きだ……

・「怖がる」を「インパクトがあるから慣れるのに時間がかかる」って言いかえるカドック、友好的なディノスたちのことを真正面から受け止めていていいな……だし、すかさず言及するククルカンもいいな……

・11-3、年を数えることをしないディノスたち、ずっと遥か以前から変わらないままでいることが、ここが異聞帯であるゆえんなのかな

・11-4、紅ちゃんの「話せるときに話し合うべき」とカドックの「相互理解する前に別れるべき」、なんかもうこの先絶対しんどいやつじゃん……

・断章2、つ、つらい~~~~~~ ワクチャンの無邪気さも、U-オルガマリーの葛藤も……

・ワクチャンが連れていったのが街の、生活の営みを見渡せる場所であるの、U-オルガマリーへの愛だし、ぐだことマシュが優先するのが打算より気持ちであるのもひとつの愛なのだが、それがよりによって最悪のタイミングで噛み合ってしまったの、ア~~~~~~………………

・12-1、U-オルガマリーがぐだこに向けて日本語で「ごめんなさい」と書き残していくの、彼女の精一杯の誠意で、ア~~~~……………………

・ぐだこの気持ちを汲んでくれるテペウさん、マリーンとの交流を経て変わったことの表れなんだよな 変わらない、比べないことが特徴であるこのミクトランという異聞帯で、その変化というのは……どう転んでいくのか……

・ぐだことマシュの気持ちを汲んでくれるキャプテン!!!それも、マリーンの人を見る目は確かだから、というのが~~……確かにそこにある彼の不在……

・デイビッドがクリプターでなかった疑惑、ちょっと待って!?!!?

・人理側にいないから英霊を召喚できず、できないから自力で人理焼却を解決するデイビッド、力業がすぎるんよ

・え~~~~でもそんなデイビッドがペペさんの彼氏だったの、愛じゃん…………

・12-5、ここでアーキタイプ・アースにつながるのか!!!!

・カマソッソ撃退ニトちゃん良すぎるな お祭りも楽しくていいし、ディノスたちの中国異聞帯解釈もいい……

・この、そこで暮らす人たちの生活のかんじ、ウルクなんだよな……

・13-2、異聞帯の成り立ちの食い違い、わかったような……わからないような……になっており、私は本当に歴史が苦手な人間……になってる

・その気になったらぐだこのことも殺しちゃうと笑うククルカン、良くも悪くもフラットに優しくてフラットに容赦ない神様としての振る舞い、良すぎ!!!!!

・13-3、赤瓜に飛び付くテペウさんかわいすぎる

・13-5、待って、もしかして謎の青年、ドゥムジだったりしませんか? こないだのワンジナちゃんでなんで急にドゥムジだったんだろう、アルテラとセットだから?と思ってたんだけど、もしかしてここで人型出てた!?

・労基とドゥ……の選択肢、ほらーーー!!やっぱりーーーー!!!!!

・背中のドゥムジかわいいよ

・エレちゃんもオルタになってるだと……!?

・13-8、いやククルカンの本気モードつっっっっっっよ

・オルタになってでも、自らのなすべきことをなすエレちゃん、好きだ…………

・14-1と2、イシュキックさんかわいいし、狭い箱庭に生まれて世界を観測し続けるマシュとの類似点……だし、テペウさんが辛そうなのはマシュとイシュキックを重ねてるから?だし、歴史は難しいし、カマソッソここでこう繋がるのか!!だし、情報量が多すぎる

・14-3、テペウさんがイシュキックさんのために「死の概念」を研究してたの、愛じゃん………………

・「そうなれなかった者どうし」のククルカンとイシュキック……

・14-5、世界をただ観測するイシュキックにとって、滅びもまたただそこにあるもので、抗わずただ受け入れるものなのはそうなのだが、それをイシュキックの運命に抗おうとしているテペウに言うのが、……

・断章3-2、まっっっってテペウ直死の魔眼持ってんの!?!!?!!!?!?あの~~~~いやこれもう絶対……グワーーーーーーッ………………

・ミクトランが終わったら「サンダーガール」をきく、了解です

・15-1、ゴッフの制止も聞かずにデイノニクス兄弟たちがストームボーダーを守りに行っちゃったところからもう既につらい

・15-3、不意打ちでボロボロ泣いた 無駄でも、自分でもよくわからなくても、それでも、許せないもののために走るワクチャン……

・16節タイトル「エピローグ」だけど絶対エピローグじゃないよね!?!!?

・16-1、七男くんの「ロスタイムで逆転しようぜ!」ア~~~~つらいよ~~~~

・辛いこと、苦しいことを忘れないからこそ物語がある、物語ることができる……

・U-オルガマリーのことほんとどうするんだろう いずれ暴かれるからこそ秘密は秘密なわけだけど、最悪のタイミングすぎる……すべてが……

・17-2、全力全開のコヤンちゃんかっこいい!!となった直後のこのデイビッドの底知れなさ、ほんと怖いのだが!?

・カドック、ゴルドルフ、コヤンスカヤのデイビッドに関する会話も、デイビッド、テスカトリポカ、イスカリの会話も、なんかわかるようで何一つわからない感じがする

・17-4、かつて王であり、過去をすべて覚えないことでないものとしているカマソッソが人類悪なの、愛の裏返しというギルガメッシュの言葉を思い出すと……

・17-6、異霊の仕組みは自分の信念を自ら裏切ること、ではなぜみんなはそうすることを選んだのかというの、この間のワンジナ・ワールドツアーのクリームヒルトの「失って失って、それでも手にしているものが、私にとってかけがえのないものなのよ」が一気に迫ってきてもうめちょめちょなのですが

・ニトちゃんの選択、心臓の音、アーーーーーーーーーー……………………

・それを必死に止めるカマソッソがもう アーーーーーーーーーー……………………

・人類悪「忘却」!!!!!

・ゲージ2本目、婦長が単独で2/3くらい削りきったの熱かった 忘れることで、思い出さないことで、永らえてきたカマソッソと、過去の経験も過ちも知見も蓄積して未来を切り開いてきたナイチンゲール、対戦カードとして良すぎる

・ブレイク時のセリフがもうしんどいのですが どんなに忘れようとしても、後悔も懺悔も忘れてないじゃん……

・ニトちゃんの異霊化が一時的なものだったの良かったけど、それを助けるのがカマソッソなのが、もう……思い出せるのは良いことだと、その手に確かにある美しいものは何度でも蘇るのだとようやく気付いたのに、ニトちゃんはカマソッソが助けたことは知らないのが、もう、…………………………

・カマソッソの手に最後に残ったものはニトちゃんの眩さであり、そのニトちゃんの中にカマソッソは残らないというのが忘却を強いてきたカマソッソへの報いなの、いやもう、ア~~~~~~~~~~

・報い……

・あんなことしてほしくなかったけど、それはニトクリスの決意を損なうものだから口にはせず、感謝だけを告げるぐだこ、だから彼女はマスターなのだよな 抱き締めて心音の確認するくらいはやっていいよ…………

・カマソッソの手に最後に残ったものとこれまでの報いがどちらもニトちゃんによってもたらされるの、強すぎる 罪とか罰というよりまさしく「報い」なんだよな……

・カマソッソの最後の独白部分の名前が???になってるの、忘却を強いてきたから誰かの記憶には残らないということじゃん 記憶されることで英霊になる物語において、報いがそういう形をとるということ……

・始業できる精神状態ではない カマソッソ………………

・いや、旅と記憶と物語の話を積み重ねて、そのうえで満を持してぶつけられたオベロンだったわけだけど、その更に向こうでこういう形でカマソッソをぶつけてくるの強すぎる!!!!!まだ終盤の序盤なのにこのめちゃくちゃ具合で私はこの先大丈夫なんですか?

・この手には確かに美しいものがあるから相手には届かなくたって構わないというの、ワンジナ・ワールドツアーでも描かれた通り本人にとってはひとつの僥倖の形であって、そのうえで忘却の報いとしてその思いは誰にも届かず記憶されず通り過ぎていくものというの、報いのバランスがすごすぎる

・18-1、ワクチャンの「世界が味方するから世界は壊れる」、なるほどな…………

・18-2で、本当はディノスたちはORT討伐に参加してなくて、ただひとりすべてを犠牲にして戦ったのがカマソッソだとわかったときにニトちゃんが激昂するの、ア~~~~~~~~~~

・18-3、ニトちゃん……………………いやそう、そうなんだよな、そんな都合のいいことはない、得たものの代償は支払わなければならない…………

・やだ~~~~なんやかんやしてひょっこりニトちゃんも一緒にカルデアに帰ろうよ……

・トラロックを表する「神も王も人のために血を流したりはしない」というの、じゃあ国とか?いやそれはないか……と思ってたら都市そのものだったの、当たらずとも遠からずでびっくりしてしまった

・実はうちにいるので18節終えて再臨も聞いたのですが、あーーーーこれはイスカリとテノチティトランがしんどいやつ……となっており、身構えている

・19節前半、なんかもうそれどころではなく、ちょっと待って……待って……なのですが……

・19-3、Uが助けにきてくれるところ、ここで紅ちゃんの言葉が思い出されてちゃんと隠していたことを謝る機会を持てたこと、本当によかった

・テスカトリポカ戦、うちのジャンヌ・オルタさんとノッブとマルタ嬢が強すぎる

・いやでもこれで終わるわけないよね?あと2戦3戦ありそう……と思ったら普通に消滅演出で、エッそうなの!?となり、ストーリーパートでめちゃくちゃフラグを立て、そしてデイビッドがくるという……ハア~~本当に話と戦闘の作り方が上手い、手のひらで転がされてるな……

・19-4、フォーリナー戦はやっぱりクリティカル連発のメルトが強すぎるな……

・デイビットの声こういうかんじなんだ~~もっとオラオラした感じかと思ってたな~、でも淡々としてる感じなの今となってはわかるな~と思いながら調べて、石川界人と知り、まじで!?!!?とひっくり返った 飛雄ちゃん以外の石川界人、本当にわからん

・テスカトリポカの「一度死ねばそれきりであるかどうか」がここにこうかかってくるのか!!!の直後の、5分ってそういうこと!?!!?「デイビット」ってそういうこと!?!!?と畳み掛けられてひっくり返った

・いや、19-4、情報量が多い!!!!!!!!!!!!!

・異星ってそういうことなの!?!!?いや、極小サイズのモデルであってもオリジナルがある以上は別のもの、いやそう、確かに、そうだけど、え~~!!?!!?なるほどな!?!!?!?

・異星の神はカルデアスから生まれた、白紙化はカルデアで練られた計画、なるほどね!(?????)状態になっており、まだ頭が追い付けていないよ全然……

・てかごめん、ずっとデイビッドだと思ってた 節穴ですみません……

・デイビットの根幹にあるのが「人間とは善いことをしたがるもの」というの、思い出されるのはドン・キホーテの「善き人であろうとすることは騎士以前に人間としての基本的な在り方」なわけですが、同じように見えるのに、出力される行動とその印象は決定的に違うのが、ハア~~そうきますか~~~~となったな。順番を入れ替えるだけで、同じようでちょっと違う感じになるの、最近仕事の文章で上司にアドバイスもらったばっかりだったから、オッこれか!!と思ってしまった

・少しずつ取り替えていって全部取り替え終わったら同じものかという問いはテセウスの船なのだが、「一気に全てが取り替えられた同じものは『同じ』なのか?」になった途端にSFも相まってまた別の味わいが出てくるの、すごいよ

・キリシュタリアもデイビットも、ちゃんと正面からカルデアに向かい合ってくれているところがいいな 真摯で、ちゃんと誠意があって……

・となると誠意がないのはとにかくマリスビリーという気持ちになってくるのですが、そういうことでいいんですか?

・19-5、ダ・ヴィンチちゃんの「それが生きるという事だ。戦うという事だ! ここでうなだれる事がキミたちのやりたい事か!?」、マジで良すぎる!!!!!!!かっっっっっこいいよ~~~~!!!!!

・テノチティトランに対するニトちゃんの「その心臓には、まだ未練(ねつ)が残っているのでしょう?」しかり、胡蝶カナエさんの「立ちなさい」しかり、なすべきことのために立てと喝を入れてくれる人が好きすぎるんだよな本当に……

ポンコツなのでスクショと言及を忘れましたが、ルビといえば後編の前半のほうで「無駄(ゆめ)」となっていたのもよかった

・ワ、ワクチャン…………………………

・Uから見たワクチャンなの、しんどいよ……………………

・ワクチャン、本当にまっすぐなんだよな 今ここで出会ったオルガのことだけを、他でもないオルガとしてまっすぐに見つめて……それができるのはワクチャンだけなんだよな……

・「何度もやめてって言ったのに解剖された」ってことは、若森が連れてったあの地下室の被験体がオルガマリーの精神を取り込んでUになったってことなのかな?わからん……

・20-1、ORTが復活してもうだめだってところでククルカンがきてくれるの嬉しすぎる のんきにゴルドルフとカドックとお茶してたのも好きすぎる……ケーキしっかり2個たべてて遠慮がない……好きだ……

・“Cosmos in the Lostbelt”、なるほどな!!!!!!!!!!!いや、タイトル回収がすごい!!!!!ここでこうくる!!!!!!!

・20-3、すごい勢いで迎えにきてくれるゴルドルフとカドック、好きだ!!!!!

・ぐだことカドックとゴルドルフの会話、テンポが良すぎる 獣国から言ってるんだけど、ゴッフがぐだことマシュのことをちゃんと子供扱いしてくれているのが本当に好きすぎるんだよな 「そんな今にも泣きそうな声で強がるな!」「私より若い者に、このような……!」、ここでこれを言えるのが本当にゴッフのぶれないところなんだよな……

・そしてそれを受けて返すダ・ヴィンチちゃんの力強さよ 「私たちを見くびらないでほしい」「カルデアは勝算のない戦いは行わない」、良すぎる……

・総力戦だーーーーー!!!!!!!!ここでこうくる!!なるほどね!!!

・「黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン」→「空想樹海紀行 オルト・シバルバー」に変わるところめっちゃ痺れた!!!ゲームという媒体を使った演出が上手い、本当に

・Cosmos in the Lostbelt そう、そうなんだよな……空想樹の中にある銀河、ミクトランの中に無数に生えた空想樹、そうして生まれる樹海……ハア~~~~組み立ても演出も上手すぎる…………

・盛り上げ方、佳境への向かい方が好きすぎるんだよな

・自力の総力戦なるほど!!これはサーヴァントの増えた今じゃないとできないやつだ……!

・という思いはありつつ、やっぱりDATA LOSTが増えていくのめちゃくちゃつらいな……

・さくらちゃんのカードをどんどん取られていっちゃうやつ思い出してしまった しんどい……

・21-3、チチェン・イツァーに帰ってくるのも、カルデアが絶滅から逃れられていることを願うのも、ディノスたち…………

ORT戦、童話エリちゃんが星出し、クリティカル連発、宝具で弱体解除と予想外に強くてほぼ単独で一本ゲージブレイクしたのはさすがにちょっと笑っちゃったな ORTもガラスの靴キックされるとは思うまい……

・21-4、テペウは空想樹に何を見ているの……?

・イシュキックを助けられないことをちゃんと言うゴルドルフ、本当にあなたのそういうところが好きだよ……

・テペウの「その罪悪感は私のもの」も、イシュキックの「他のどんな人類より、波瀾万丈で、愛に満ちた人生でした」も、ウワーーーーーーン………………

・21-5、エレちゃん!!!!!!

・一生言ってるが、普段抜けてたりポンコツ感あったり気さくな感じが強いのに、ここぞというときにはちゃんと威厳のある話し方になる人や神様が好きすぎる

・ぐだこの顔色悪くなってるの、ウワーーーーーン…………

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・ぐだこの表情差分のスクショ見てたら、ナイチンゲールは黙ってないけどわかったうえで送り出してくれそうだなというのを受信したので、鉄は熱いうちに打ての気持ちで書いた

ゴッホちゃんがひたすらクリティカル連発でめちゃくちゃ大活躍だったり、式さんとアサエミさんがめちゃ相性よかったり、嬉しい驚きがあるの、ここまでやってきたご褒美だなあ

ORT撃破、これで本当に終わりなの?なんかまだ「総力戦をやり直す」ボタンが残っていますが……と思っていたら、やっぱりーーー!!泣

・いやFGOは本当の本当にここが最後の決戦っていうときはちゃんとわかるように言ってくれるから、まだあるのではと思ってはいたけれどさあ……あんまりだよ……

・エレちゃんとドゥムジ、最後まであのふたりだし最後までかっこいい神様で……うう……

・円盤形態、スキル真似されるのキッッッツ!!!!!DATA LOSTさえなければマルタ嬢の強化解除で一発なのに……

・22-2、めちょめちょに泣いたのですが

・言葉を覚えたという描写によって、オセロトルたちが得体の知れないものから個としての印象が強くなるの、まあ我々は言葉なくしてものを認識できないのでそれはそうなのだが、わかったうえでやっぱり刺さって泣いてしまう……

・オセロトルたちもまたミクトランに生きる生命であるということ、暮らしの営みがあるということがさあ……ここで……

・自分の居場所を守るために戦う、紛れもない人間性なんだよな……

・太陽遍歴を運ぶ役割、ヴクブが翼竜であることの必然性!!!!!ハア~~~~~話の作り方が上手すぎる!!!!!!

・テノチティトランのそれでもまだ立つ理由をここでこう持ってくる~~~~!!!!!!泣泣泣

・テノチティトランの宝具がロボなの、ロボ好きだな~!って戦闘時は普通に笑っちゃってたんだけど、ここにきてこういう説得力を持たせてくるのはズルじゃん!!!!

・神霊級の熱源となったときに、咄嗟にククルカンかなと思ったんだけど、そう、オセロトルを守るのは彼らが守り彼らを守ってきたテノチティトランなんだよな…………

ORTを止めきれなくて一度は砕けた腕が、なおも戦うオセロトルたちの姿を目にして元に戻るのがさあ~~!!!!そこに暮らす人がいる限り、都市は何度でも蘇る……

・そしてORTORTで勝手にどこかに行ってしまう、もう数人しか残っていなくて絶滅はさけられない、それでも彼らは彼らの都市を守り抜いたという落としどころなのが……本当に……良すぎる………………

・「この通り──心臓から未練(ねつ)は無くなったわ」、テノチティトランの表情が本当に本当に良すぎる…………生前の後悔を抱いたまま、それをただ一度だけ晴らす運命に恵まれる、まさに英霊なんだよな……

・あの……ぐだこちゃんもっと顔色悪くなってる…………ウワーーーーーーン………………

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・22-3、ぐだこ、視界めちゃくちゃ霞んで意識も飛んでるの、もうほんと、ウウ……

・声をかけるが「大丈夫」と先回りされるからそれ以上は何も言わないテペウ……

・プロテアちゃんも紅ちゃんも……グウ……ぐだこの顔色を見て即座に「さっきの話、ナシで」と切り替えるの、もうほんと、どんだけ見てられない顔をしているのかという……

・紅ちゃんの「本来、お仕事に男も女もない」「できる者ができることをする、そのうえでやりたいことと一致すればなおよし」というセリフ、ゲームにおいてこういうことが描かれることにめちゃくちゃグッときてしまう。ゲッテルデメルングでのゴッフがゲルダちゃんに色々な生き方があると語ったところしかり、ゲームを通じて伝えていこうという作り手としての意思を感じるので……

・22-4、紅ちゃんの一閃かっこよくて鳥肌立った

・やるべきことをやりきって、お別れの姿を見せないプロテアちゃんと紅ちゃん、本当にかっこよかったなあ 英霊としての誇りと、生者に向ける眼差し……

・ぐだこの表情差分!!!!!!泣泣泣

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・えっすご ここでも差分入るんだ!? 命の懸けどころとはいえ…………ウウ…………

・いよいよ最終局面に差し掛かってきたので主力たちを投入しているのですが、メルトとエルキドゥはそれぞれ単騎で一本ゲージ削りきったのさすがすぎた

・22-5、ディノスたちがようやく手にした、立つ理由…………

・テペウの「のちに『もっといい方法があった』と識るから、人の選択はいつでも間違い」、だからこそより良い明日を目指せるということであって、それはこれまで繰り返し描かれてきたことなのだよな

・結局何にならなくてもいい、何かしたい、生きてきた意味を残したい、という思いが彼らを走らせる 確かにカルデアから見ればわざわざ死地に赴く行為であるわけで、でも彼ら自身にとってはようやく得た、自分の意思で自分達のために戦うという機会であり、そこには爽やかさすらある

・ロシアでのパツシィの「負けるな。こんな、強いだけの世界に負けるな」から始まった物語だったわけだけど、ここに至ってテペウが「あなたは、あなたに近しい人の不幸を、遠い人の不幸より悲しんでいいのです」「すべてのディノスはあなたたちを応援している」と言葉をかけてくれるの、もう胸がいっぱいだよ………………

・何にならなくてもいい、それでも、というものこそがより良い明日につながっていくのだよな……

・と思っていたらゲージ1本なくなるのこれディノスたちがORT迎撃してくれたからってことじゃん!!!!!!!!!決壊だよもう もう……何にもならないことなんかない、他者と生きる以上は必ず何かが誰かに残るという…………うう…………

・22-6、兄弟~~~~~~!!!!!!!!!!!!

・いやコヤンちゃんどこにいるのかなと思ってたらここで!!!ここで!!!!!兄弟~~~~ロスタイムで逆転、嘘じゃなかった!!!!!本当にうれしい!!!!!!!

・22-7、ダ・ヴィンチちゃん、コヤンちゃん、キャプテンまで参戦してくれると思わなくて、最高!!!!になった 出し惜しみなしでみんなも宝具一緒に打ってくれるの、めちゃくちゃ胸熱だよ本当に メルトとマルタ嬢が大活躍して勝てたから本当に嬉しかった~!

・U-オルガマリーとのお別れがこういうものであること…………そうか…………

・「オルガマリーって誰?」と正面から聞いて、答えを聞いて、それで微笑んでいたのが……

・22-8、いやここでもう一回人型ORTが出てくるのはナシでしょ!?!!?

・造形がアマデウスっぽいの、オルレアンの魔神柱は当初はアマデウスの予定だったっていうの思い出した

・ここにきてこんな……もうボロボロなのに……

・それでここでククルカンがくる~~~!!!!!!かっこいいよ~~~~!!!!!!!!ここもうかっこよすぎて泣いた

・親しみやすさがあるのにここぞというときにはちゃんと威厳のある話し方になる神様が好きすぎる!!!!!!!!!

・立ち絵がずっと横顔だったの、あえてみんなと距離をとってるんだな~という印象を持っていたのだけど、ここへきて正面なのはさあ!!!!!もうめちゃくちゃに刺さる以外にないじゃん!!!!!

・テペウとククルカンの最後の会話、ボロッボロ泣いた

・「うちのククルカンがすみません」と言い続けていたテペウが、こうしてククルカンの背中を押して見送るの、もう、もう…………

・「何も残さなかった私たちに与えられる、ただひとつの神話」…………ひとがいてはじめて神話が生まれる………………

・そして『太陽の教え』から「太陽神ククルカン」になるのもうさあ~~~~!!!!!!

・倒れたディノスたちが何かを求めるような眼差しで太陽を見つめていたのは、これを待っていたのだよな……自分たちが愛し、自分たちを愛してくれた神様を……

・思えばバビロニアは人々が神と訣別する物語だったわけだけど、対となるミクトランは人々がようやく神を得る話だったのだなあ

・「はじめて見る、しかし懐かしい、美しい星」…………最後の数刻だとしても、その胸に輝く大切なものを得られたディノスたちの神様…………

・「ククルカンの翼は、異聞であろうと、未来を望む者のためにあるのだから!」良すぎる……………………

・退場するサーヴァントたちが残るサーヴァントにバフを山ほどかけていくの、良すぎる!!!!!!最終的にメルトがクリティカル連発で倒しました

・それでもまたORTが出現するの、なんで!?と思ったら、そうか、太陽が心臓だから…………

・口上も在り方もどこまでもかっこいいよ、ククルカン…………

・ここにきてテペウのことを「星詠みのディノス」と書くのがさあ………………

・ウウ~~~~~~もうここ読むだけでなんかもう何度でも泣いてしまう………………「現実の速度に置いていかれた物語にも、その後に残り続ける、権利はあったはずだ」を受けて、そのうえでの「幻想であろうと。虚構であろうと。一度作られたものは、消え去らない。一度生まれた夢は、その境界に刻まれる。この宇宙に、永遠に、残り続けるのだ」……なかったことにはならない、意味がなかったなんてことはない、絶対にそんなことはない………………

・兄弟たちが最後まで生き残って最後までやりたいサッカをやるの、本当に清々しく……やりたいことをやるために生きるのは当然のこと……

・「いま走っているランナーを応援するのは、生命として当たり前のこと」、最後の異聞帯で至る結論として本当に本当に本当に良すぎる!!!!!!!!

・お別れのときに、終わる世界の神様から、続く世界の人間たちへの祝福が送られるの、本当に……

・バタッと倒れたの、いやそりゃもう限界だよ!!!となったけど、そういえば令呪返してもらってないな!?

・23節、ようやくテスカトリポカがどういう神なのか少しわかったような気がするな マスターとして向き合い戦いけりをつける機会を持たせてくれるのも、敗者が顧みられないことを看過できず等しく報われるべきと思っているのも、「戦士」として認めるからこそなんだな……

・戦闘、終わったかと思いきや最後のゲージがもう一回になるの、こういう演出!!になったし、通常攻撃不可で宝具のみなのも、宝具が英霊の残した逸話の表れであることを思えば必然なわけで、すごい!!

・テスカトリポカが戦う者を等しく認め、敗者であってもその決断や努力を認め、終わらせはしても滅ぼしてはいないと説くの、「例え何も残らないとしても、なかったことにはならない」がFGOという物語のサビなのだなあ

・人間の方が乗り物で時間の方が乗り手、終わりはない、失われるものはあっても、時間(みらい)は続いていく それこそが希望なのだよなあ

・24節、心配しているゴッフと連携しているみんなにニッコリなった 日常に帰ってきたんだなあとわかるこういう一幕の重要さよ……

・テペウとマリーンをこういう形で出してくるの!!!!涙ぐむキャプテン……そりゃあそうだよ、マリーンの不在は変わらないわけで……寂しいのも悲しいのも、大切に思うことも懐かしむことができるのも、思い出すことができるからこそなんだよな

・そして南極へ行く ここからカルデアスをどうにかする新しい戦いが始まるのかあ ロマニ・アーキマン表記なのがとっても気になっているけど、それもいずれはちゃんとわかるのかな

・礼装、それは、泣くよ!!!!!!!!泣いたよ……………………

 

や~~~~最後の異聞帯にふさわしいずっしりとした物語でした。アヴァロンはちょっと刺さりすぎて情緒破壊でめちゃくちゃになりましたが、ミクトランは本当に染み入るように、色々と考えること思うことがあって、また違う味わいで……やっぱりすごくおもしろかったです!!

そして満を持してお友達におすすめしてもらったサンダーガールを聞いたのですが……ウワーーーッ U…………

Uのこと、仲間になるにしても敵対するにしても、もう誰もどこにもいけないじゃん……と思っていたのですが、こういう落としどころにするのかあ……という。すごかったな……本当に……。

オーディールコールはまだ手付かずなので、2024年こそは早々に追い付きたいです。今回は以上です!

サーフブンガクタチカワ

11月19日に、ASIAN KUNG-FU GENERATION Tour 2023 「サーフブンガクカマクラ」の立川公演に行ってきました。

め~~~~~~ちゃめちゃ楽しかったです!!!!!!!!これは今回のベストショット(アンコール写真撮影可能の公演です)。

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今回、2023年の運と徳を大放出した神席だったので、これ一切ズームしてないんですよ……!すごくない!?席の場所関係なくライブは毎回めちゃくちゃ楽しいのですが、それはそれとしてこんな前を自引きしたのは初めてだったので、席番見たときは手が震えた……。

サーフブンガクカマクラが好き~~!!!という話をあちこちでしているとおり、本当に好きなアルバムで、完全版が出ると知ったときは嬉しくて嬉しくて……タワレコに取りに行ったときも嬉しくて嬉しくて……聞いたらもう感無量で……聞き比べるのも楽しくて……ライブにも行けて、かつこんな神席で……すごく元気をもらって、明日からもまた頑張ろうという気持ちになれて……本当にありがたいことです。日々を支えてくれている一角は間違いなくアジカン

 

割と気温が乱高下している時期だったのですが、風が吹くと寒めだけど日向はだいぶあったかいという日でした。お天気に恵まれて気持ちよかった!

お昼にしいらさんと待ち合わせして美味しい昼ごはんを食べ、まず物販へ。Tシャツを買おうと思っていたのだけど、道行く人が着ているフーディーがかわいかったからフーディーにした。ライブの装いの人がたくさんいる空間自体が久しぶりで、それだけでうきうきした。待機列の途中に各サイズが置いてあって確認できたのありがたかったな。

そのあとは周辺をお散歩して、隣のイケアへ。初イケアだったのですがめちゃくちゃ広いな!?時間が溶ける……。超楽しかった。フードコートが学食スタイルだと思わなくて、しかも一方通行だから判断力が試されるな……と思った。

開場16時、開演17時ながら、もう会場がすぐそこなのでゆっくり入ればいいねとできたのも良かった。隣の建物まできている安心感。

会場に入ってまず思ったのが、ステージのセットがかわいい!!江の島のシルエットが見えただけでもうテンションが上がった。そして席に行くわけですが、ステージ、近!!!めちゃくちゃ近い。ドラムがアルバムの絵になってるのが肉眼で見えるのすごい。運と徳の大放出すぎる。今年、W杯バレー男子は最初の抽選からリセールまで全落ちだったのですが(女子は一度会場に行けたし、男子もスポーツバーに行ったから結果的にはめちゃくちゃ全力応援できた)、チケット運はここに回ってたのかな……。そのくらい前で本当に嬉しかった。

明かりが落ち、舞台左側にあるOPENのネオンライトがつく。これだけでもうめちゃくちゃテンション上がった!!と同時に、私は今回のライブが声出し解禁1発目だったので、歓声が上がったことにグッときてしまった。マスクしている人もしていない人もいて、でもみんな今日のライブを楽しみにしていて、始まる!!と嬉しくなっているのは一緒で……。マスクするしないは一時期色々あったけど、今はもう完全に個人の自由というところまできたように感じていて、そういうところも含めて、ようやくニューノーマルであり、日常の一部になったのだなあと思った。

今回、基本アルバムの順番で間に差し込む形でやるのかなー、色々やってくれたらいいなあと思っていたのだけど、3曲目に「鵠沼サーフ」がきて早々に予想は裏切られ、あれっこれ予測できないやつだな!?となりワクワクした。そして次にいきなり「荒野を歩け」がくるのさあ~~!感極まってちょっと泣いた。

MCで昔ゴッチが立川に住んでいたという話があって、まさにホームタウンのひとつだったんだなあと思いました。地番を言ったときに悲鳴が上がったの笑ったけど、気持ちはめちゃくちゃわかる。かつて近所に住んでたって急に言われたらびっくりするよね……。

順番前後するけど、最初のMCに入る前に男の人が正文ーーー!!!!!て叫んで、ファーストネームはちょっと……とゴッチが苦笑していたのも笑ったしほっこりした。アジカンのライブのこの穏やかで和やかな雰囲気が好きだ……。

再録サーフ、元々のゆるっとした曲の雰囲気と、最近のリラックスして無理な力が入ってない、すごく自由な空気感が相まって本当にめちゃくちゃ好きなんだよな……。

七里ヶ浜スカイウォーク」の「絶え間ない談笑」が「今はない談笑」に変わっているのを最近知って、あ~~そっか~~そうだよねあのファーストキッチンなくなっちゃったもんね……となった。ソルファもそうだしサーフもそうだし、積み重ねてきた時間を思うので、再録してくれるのめちゃくちゃ嬉しい。青の歌とかサンデイとか、今こそやってほしい最初の頃の曲、たくさんある……。

後半で言ってたのだけど、なんと20年前のこの日に君繋ファイブエムが出たとのこと!それで「その訳を」「アンダースタンド」「君という花」とたくさんやってくれたのかな。アンコールの「君という花」のときにその話をしていて、じゃあフラッシュバックやってよとみんな思ってるだろうけどそんなすぐにできない(笑)、代わりに来年のツアーでは必ず全部の会場でやるから!というようなことを言っていて、早くも来年の楽しみができて嬉しい!!!となった。

「追浜フィーリンダウン」、事前に聞けていなくて(不覚!)ライブ後に調べて改めて聞いたのですが、繰り返される「明日こそ」がめちゃくちゃいいな……。

私は全てほっぽりだして藤沢に行って鎌倉に行きたい……という気持ちになることが不定期にあり、それは間違いなく藤沢ルーザーの明るい逃避行のイメージが影響しているのだけど、実際にそうしたことは一度もなく。ぜ~~んぶ放りなげた~~いと思った先から、でも無断で休む選択肢を自分は持ち合わせていないし、無責任な人間にはなりたくないなと思い直して、いつもの通勤の電車に乗る、そういう朝を何度もやっている。藤沢ルーザーを聞きながら、いつもと同じように流れていく車窓の風景。結局、自分がそうしたい、あるいはこうはなりたくないと思うものに基づいて行動を決めているので、逃避行が成立したことはまだない。

とはいえ、自分がその気になればいつでも選べる具体的な選択肢を持っていることは、確かに私に呼吸をさせてくれるのだ。例え本当に行くことはなくても。「明日こそ」と繰り返す、明るくてどこか気だるげな、伸びやかな歌声は、そうやってそっと背中を支えて息継ぎをさせてくれる。

私はアジカンの音楽の、何度でも大丈夫と言ってくれるところが大好きなわけですが、やってらんないこともあるけど、それでもやっていくしかないよなあという気持ちになれるところが本当に好きなんですよね。くさくさした気持ちを、明るい諦念に変えてくれるというか。諦念みたいな覚悟をもってやっていくしかないというのは近年よく考えていることで、そういう意味でも、やっぱりアジカンの音楽は私を支えてくれているなあと思うのです。

年を重ねると人に優しくなれる、というかその人の事情に思いを馳せることもできるようになったりする、という話をしたあとの「日坂ダウンヒル」「西方コーストストーリー」もめちゃくちゃ良かった。完全版の新曲、本当にどれもすごく好きだ……。

「荒野を歩け」がきたときから「柳小路パラレルユニバース」はどのタイミングなのかなあとワクワクしていたのだけど、それはもちろんとして、「君らしく踊ればいいじゃない」のあとに「稲村ヶ崎ジェーン」がくるの、ちょっっっと最高すぎやしませんか!?!!?

今回、みなさんが自由に飛んで跳ねて踊っていたのがすごく印象的で、特に稲村ヶ崎は最高潮だったと思う。喜多さんめちゃくちゃ前に出てきてくれるし、すぐそこすぎて逆に夢かなと思うくらいだった。自分も踊りまくってとっても楽しかったし、なんというか、ライブでめちゃくちゃ化ける曲だなあ……!!!と感激してしまった。誰もが全力で楽しんでいるのがもう空気から伝わってきて、最高に楽しかった。今回のライブのなかで一番印象に残ったの、私は間違いなく稲村ヶ崎です。

 

完全版で初めて「和田塚ワンダーズ」を聞いたとき、「鎌倉殿の13人」にも思いを馳せてとってもじーんときてしまって……。和田合戦めちゃくちゃキツかったじゃないですか。自ら和田を討っておきながら涙を堪える、だからこそその涙を誰にも知られるわけにはいかない義時もだし、それでも生きていく覚悟をして逃げ延びる巴もだし、情緒がめちゃくちゃになったんですよ。

だからこそ、初めて聞いたときに最初の「それはだって命の在処だよ」で一気にぐわっとなった。文字通り血で血を洗っていたあの頃から地続きに時が流れて今になっているんだなと思うし、「今日という愛しい日」と言える現代になったんだな……と聞くたびにしみじみと噛み締めてしまう。

インタビュー(https://natalie.mu/music/pp/akg07)で、「由比ヶ浜カイト」と「鎌倉グッドバイ」の間に「和田塚ワンダーズ」が入ることで、壮大な泣きの三段落ちみたいになっているのがいいなと思うというのと、それによって「鎌倉グッドバイ」がエンドロールみたいな印象になったという話をしているのを読んで、わかる!!!!となった。そう、和田塚で一旦締めて、エンドロールとしての鎌倉、わかる、そういう印象になってる……!と改めて思った。

だから、ライブ本編ラストが「和田塚ワンダーズ」からの「ボーイズ&ガールズ」なの、めちゃくちゃよかったです。ホームタウンツアーの感想でも書いたんですけど、「ボーイズ&ガールズ」、本当に聞けば聞くほどしみじみといいんだよな……。

アンコールのギターは新聞配達のバイトをしていたゴッチが立川の質屋で2万円で買ったもので、せっかくだからとスタジオから持ってきたら昨日電車に忘れてしまって(!)、電話したけどないと言われ、諦めかけていたけど今朝もう一度電話したらそれらしきものがあり(!!)、無事回収できて間に合った(!!!)とのこと。私も会場中もみんな沸き上がったし、こういうご縁のあるものは一度手を離れてもちゃんと手元に帰ってくるんだなあ……!と感激した。

そしてそのギターで「ソラニン」という!!イントロの一番最初の音、本当にきれいだった。伸びやかに響く音が本当にきれいで、ついフリーズしてしまった。私は楽器のこと全然知らないのですが、プロだったらなおさら一本云十万みたいな世界のなか、2万のギターなのにあの音は本当にすごいということを後でしいらさんに教えてもらい、改めて感激した。弘法筆を選ばず……。

アンコール、多くても4曲くらいかなと思っていたらなんか一向に鎌倉にならないので、内心ずっと嬉しい動揺があった。「ソラニン」から始まって「Re:Re:」「Standard」「今を生きて」「君という花」って、もうこれ2部構成じゃん!!!ありがたすぎる。ありがとうございました本当に……。

フィードバックファイル」のライブ音源と同じように制限なく好きなように声を出してよくて、好きなようにからだを揺らしてよくて、私たちのライブがようやく帰ってきたんだなあと改めて噛み締め、とっても嬉しかった。

ラストの「鎌倉グッドバイ」、これまで曲に合わせて変わっていたステージの空が星空になったの、最高だった!!!!良すぎる。まさにエンドロールだし、終点に向かう電車の最後の区間の気持ちってこういう感じだよね……という。ライブの最後になりうるというか、ちゃんと締めることができる曲ってあるよなと感じていて、鎌倉はまさにそれだった。どんなに楽しくても今日は終わるし、その愛しい日は一度きりだからこそ、大事に全力で生きていきたいよなあとラストの鎌倉を聞きながら思った。

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ファーの音の余韻とメンバー4人のお辞儀と拍手。このあたたかい空気が大好きだなと思ったし、ライブのときに感じる「もう終わっちゃう」という一抹の寂しさではなく、全身で楽しんで噛み締めて満喫した充足感だけがあった。

拍手をしたり手を振ったり、投げられたピックの行方を目で追いながら(追える距離!!)今日もまためちゃくちゃ元気をもらったなと思う。そういえばゴッチが最後に投げたピック、手前に落ちちゃって不発になってなかった? メンバーみんながやっちまったなみたいな感じで笑っていて、自分もうふふとなった。

海の家に帰っていくの、そこ開くんだ!?と最後まで楽しい驚きがあり、楽しかったなあ~~と反芻しながらもう完全に帰りに備える気持ちになっていたんですけど。最後にゴッチが家に入り、ドアが閉まった瞬間「OPEN」のネオンライトを落とすの、何その演出!!!!!!!最後の最後にもう一回テンションがぶち上がった。いやもう最高すぎる、会場どよめいてたもん。ステージ向かって左側だったので海の家の正面という特等席でこれを見られたの、本当に本当に最高だった。「さようなら旅のひと」……。

日曜日のライブだったので始まりが早くて、終わったのが19:30くらいだったので、終わったあとしいらさんと餃子ビールパーティーした。まだ今日が終わらないの、最高!!この日の最初から最後まで本当に楽しかった。早い時間に始まるライブ、アフターもがっつりできるのめちゃくちゃいいな……。

さっきも同じようなこと書いたんですけど、終わったあとに明日からまた仕事で嫌だ~~となるというより、明日からもまた頑張ろうと思う、そんな一日だった。まあ働かなくてすむならそりゃあもちろん働かないんですけど、生きていかなくてはいけないので……。

日々にそっと寄り添って支えてくれて、元気をフル充電してくれるものがあるというのは本当にありがたいことだなあと思う。明日からもまた頑張っていこうと思えるのは、きっとアジカンの4人がみんなそれぞれ自分のしたいことを日々楽しんでいて(日々は楽しいだけでは決してないが、それも込みで)、そのうえでこの4人でないとできないことがあると音楽をやってくれているからなのだろう。そうして空気を震わせる音と一緒に届くものがある。

いろいろあるけれどそれも込みで年を重ねるのも悪くないよと、人生を楽しんでいる姿は私にとっては間違いなく希望だし、自分も誰かにそういう姿を見せられていたらいい。そのためには、きっと自分が自分の日々をちゃんと過ごしていくのが一番なのだろうな。全力疾走をずっと続けることはできないから、ゆるっと力を抜いたり、休んだり、寄り道したりして、時に馬力をかけて。不可逆で一回きりの私の時間を、トータルで楽しくやっていけたらいい。

 

改めて、本当に素敵なライブでした。来年の潔さん加入から25周年のお祭りも絶対行きたい。チケットのためにも仕事を頑張りやるべきことをやり、また徳をつむぞ~~!!!!

光ある人生・後編 ―「風が強く吹いている」感想

このタイトルでアニメ「風が強く吹いている」の感想文を書き始めてから早4年、いつの間にか2023年の春どころか夏である。

もともと、好きなところをめちゃくちゃ語るぞ!!という思いで書き始めたこの風感想文なのだが、この感情を逐一言葉にするのは野暮なのでは……という気持ちがどうしてもあり、寝かせ続けるうちに日々が大変なことになってそれどころではなくなってしまい……。

4年の間にハイキューが完結し、バクテンが放送され、更には映画が公開されたことで感情がさらにめちゃくちゃ揺さぶられ、もうここまできたら好きなだけ書こうと思いつつのんびりと一文字も増えない下書きを寝かせていたわけだが、そんなことを言っていられなくなってしまった。予想外の角度から、私の人生を支えてくれている物語たちの最後尾にブルーロックが突っ込んできたからである。そのときからももう数ヵ月が経ってしまっているが……。

いま書かなかったら、さらに4年5年と経って2030年になってしまいかねないと思い、ようやく風感想文後編かつこの関係が大好き2023を書いた。例のごとくネタバレ配慮なしに好きにやっている。これは私のブログだし個人サイト(ちゃんと形にできてよかった!!)なので……。

 

■チューニングと翻訳

風感想文後編で外せない話はやはり、葉菜子を高校生にしたことと、岩倉雪彦という人物の描き方の調整の2点だろう。どちらもアニメ風において「この設定変更は思いきったなあ……!?」と思った点で、しかし噛み締めるほど、この設定変更には納得しかない。どちらもアニメという媒体がさばける情報量を見極めたときに、そりゃそうなるのわかるしそれ以外にないのだが、だからといってそんなん思い付きます!?というもので、何年経っても何度思いを馳せても、上手すぎる……………………と唸ってしまう。葉菜子が高校生になることで花火のシーンが生まれ、繋がっていく競技である駅伝というものを多角的に描くことができ、かつ恋愛模様はしっかり織り混ぜつつ、それでも走がどうやって人と向き合うかという主軸がぶれない。もう本当に神の所業だと思う。どうやってこの設定変更に至ったんだろう、本当にすごすぎる……。当初、高校生女子がスカートはためかせて川原を自転車立ち漕ぎしてる姿、みんな好きだもんな~!くらいに安易に考えていたのだが、蓋を開けたら必然性しかなく、本当に安直ですみませんでした……。

そしてユキの描き方も同様で、や~~~~そうくる!?!!?という。6区がああなるの本当にすごすぎる。小説のユキはある意味達観しているからこそ、確固たる自分の立場から「走、おまえはずいぶん、さびしい場所にいるんだね」と思えるし、雪が溶けるようにわだかまりを溶かして、いま母が幸せならそれでいいじゃないかと思うこともできる。これはこれでちゃんとひとりのキャラクターの造形として一貫している。

翻ってアニメのユキは、どこまでも等身大の大学生だ。だから、走の速度を体感してもしかしたら、と思ってしまう。でも、普通の大学生ってそんなものじゃないかとも思うのだ。その機微よ!!自分自身に言い聞かせるようなアニメのユキの「俺には危うすぎる。俺は今日で終わる。俺には俺の生き方があるんだ」、沿道の母親と義父と幼い妹の姿をみとめて、それでもやっぱり、という感情のにじんだ「……ごめん、母さん……」と、こちらもやはりひとりのキャラクターの造形として一貫している。

話は飛ぶが、私は風において、最後まで「榊が走の不祥事を許す」ということが描かれていないところが本当に好きだ。榊は走の才能をわかっていて、でも自分達の3年間を壊した走が許せなくて、そんな走がいまや仲間とともに走っている姿を見るたびに突っかかってしまう。その断絶は断絶のままある。それでも彼らはいま別の環境にいて、走には走の、榊には榊の仲間がいる。榊の「でも認めない。寛政に未来なんてない」に対する「襷を届けたいだけだ。待ってるんだよ、みんなが」という走の返答で、いまでは走も自分と同じだということと、自分達は仲間になりきれなかったことが榊のなかで繋がる。中学の頃からずっとひたむきに目標に向かってきて、鮮烈な箱根デビューを飾った榊には、駆け寄ってきてくれるチームメイトたちがいる。だからもう走とは視線は交わらない。許せない気持ちややりきれない気持ちを曲げて許す必要は全くないし、これから榊が自分で決めればいいことだ。

というのと、同じことがユキにも言えるように思う。母の選択といまの環境がすとんと腹落ちする小説のユキ、それでもやはりわだかまりはわだかまりのままあるアニメのユキ。どちらもあり得る道で、そのどちらが正しいなどということはない。受け入れる「べき」ではなく、ひとりのキャラクターの描写という延長線の上で、受け止められない気持ちをそのまま描いてくれたことが本当に嬉しかったし、そういう描き方をしてくれるアニメ風が本当に本当に好きだ。

そしてこれは完全に余談なのだが、アニメの6区を見るとユキがニコチャンに懐いてるのってそういうこと!?!?!!?となり、非常に心臓に悪く……改めて見返したアニメ2話の「煙草のにおい、しないなーっと思って」にギャーッとなるなどした。小説風のニコチャンとユキの悪友感のある関係性もめちゃくちゃ好きだし、アニメ風のユキがニコチャンに懐いているという関係性もめちゃくちゃ好きだし、ニュアンスとか機微がわずかに異なるだけで永遠にろくろを回せてしまう。本当にありがたいことです。

そして、そんな描き方の差異から生まれる台詞の差異の味わいよ!!!区間賞に届かなかった2秒について、アニメのユキは「永遠に縮まらない、2秒だよ」と言うし、小説のユキは「その二秒は、俺にとっては一時間ぐらいある」と言う。永遠に縮まらない/一時間くらいある、この差がね……本当にね……そうだよね、小説ユキならそう言うしアニメユキならそう言うよね……と無限に頷いてしまう。

そしてそれと同じく、ニコチャンのかける言葉が小説では「よくやった」、アニメでは「やると思った!」なのもふたりの関係性を表していてとても良い。高校時代への言及について、小説の地の文の「ニコチャンの不幸は、競技選手としてではなくても走りつづけていい、走ることが好きならば、それを楽しんでいいのだと、示してくれる指導者がいなかったことだ」を、アニメにするにあたって「先生は悪くない。ちゃんと見てたから言えたことだ」「でも、好きだったんだ、走るのが。とことん走りたかった。できることなら」という台詞に落とし込んだところもすごい。

とまあ、比較対照を始めるときりがないくらい、小説では小説の、小説だからこその、アニメではアニメの、アニメだからこその描き方をしている。風感想文「アニメ化という翻訳」でも延々と書いたのだが、本当に、小説からアニメへの翻訳、そしてそれに伴う全体のチューニングがべらぼうに上手い。上手すぎる。もちろん、美しい絵や動きで原作を再現した素晴らしいアニメもたくさんあるのだが、アニメ風は原作を「そっくりそのままなぞる」だけがメディアミックスではないことを目の覚めるような嬉しい驚きとともに私に教えてくれた。風は、こんなアニメ化があるんだ……と私に思わせてくれた作品だし、私にとって間違いなく最も素晴らしいアニメ化タイトルのひとつだ。

そして、葉菜子と彼女をとりまく人間関係の描き方のチューニングも素晴らしかった。小説の、ようやっと自覚した恋心を牛の反芻なみに噛み締めている走が私はめちゃくちゃ好きなのだが、それをアニメでは潔く外したところもめちゃくちゃ好きだ。葉菜子とジョータとジョージの関係性にフォーカスして、走については恋愛に限らず広い意味で他者と生きることに絞ったところが本当にすごいと思う。メインメッセージはそこだと思うし、そうだと受け取れるような描き方になっているので……。

話が変わるが、THE FIRST SLAM DUNKが「大好きです 今度は嘘じゃないっす」にとどまらず「左手は添えるだけ」まで潔く削ってきたことに私は本当に驚くとともに深く感嘆してしまった。前者についてはリョータが主人公という再構成なのでまあそれはそうよねと思ったが、そっちも!?という……だってあまりにも有名なワンシーンだ。視点を変えた再構成だとしても、ここまでに至る花道とこのあとのことを思えば、カットするのはあまりにも、あまりにも惜しい。ここはやっぱり入れたいと私なら思ってしまう。作り手としてフラットにその判断をしたことに非常に驚き感服でひっくり返ったし、その判断をできるのはやっぱり作者さんご本人だからこそなのでは……と思ってしまった。製作陣のなかには当然長年SLAM DUNKという作品を愛してきた方もいるだろうわけで、そういう方からしたら、やっぱりここは入れたいと思ったりしなかったのだろうか、と……(私がただのいちファンであるがゆえにそう思うのでもあろうが)。入れるより削るほうが、はるかに勇気がいると思う。リョータを主軸に据えた再構成だから「大好きです 今度は嘘じゃないっす」も「左手は添えるだけ」も入れないという、そういう一貫とした姿勢に基づく取捨選択に果てに作り上げられたものだからこそ、THE FIRST SLAM DUNKも素晴らしい映画となったのではないだろうか。

削るほうが勇気がいるというのは風にも言える話で、何を描きたいのかという本質を見つめて、そのうえで描くものと描かないものを選びとるからこその一貫とした物語になっているのだと思う。だからこそ「鶴見で待ってて」がなかったときもなんでカットしちゃったの……とは微塵も思わなかったし、むしろ16話の「東京箱根間往復大学駅伝競争予選会」の垂れ幕を見上げる王子のカットからつながっていて、スタート地点のあの独特の緊張と静けさ、そしてようやくここまできたというかすかな高揚がビシビシと感じられるワンシーンになっていたと感じた。高校生に設定を移した葉菜子もまたこんなにも魅力的だし、なによりこれによって満を持して繰り出される14話の花火のシーンが……!!

花火を見上げる10人、「お父さん。私、寛政大に行きたい」、引き継がれるもの、伝わるものがある。夜空に弾ける花火、タイトル画面。この一連が本当に、本当に素晴らしくて……!!!!駅伝の襷だけではない、「繋ぐ」とはどういうことかを象徴するシーンとして、これ以上のものがあるだろうか。協力してくれる葉菜子、親父さん、お肉屋の女将さん、みんなの支えがあってここにいることを描いてきた合宿のラストに、花火という一瞬の輝きを背景に、これほどまでに鮮やかに映し出されるもの。夜明けの日差しとともに走が自ら境界線を飛び越える13話も素晴らしかったが、続く14話でまたしても最高を繰り出されてしまったので、いよいよあまりの幸福にめまいがしたのを覚えている。

 

■他者と生きるということ

と、ここまで願望と期待が予想の遥か上を行く形で報われ続けると、最も好きなシーンも絶対に絶対にやってくれ!!!と思ってしまうのは人間の性である。この頃のツイートを遡ると、亡霊のようにひたすら「東海道線会話をやってくれ……」と呟いていて笑うのだが、私は本当に、本当にあの清瀬と走の会話が好きで…………。あのやり取りが本当に本当に魂にクリティカルヒットなので、絶対にアニメでも見たいよ!!!!頼む!!!!と思い続けては、いやでもなかったらどうしよう……まあなかったとしてもこのアニメならこうだよなと納得はできるものになっているはずだが……と欲望と不安と信頼の間で揺れていた。

「アニメ化という翻訳」でも書いたが、やっぱり今回も杞憂以外のなにものでもなかった。私はアニメ風が大好きなのでどこをとっても素晴らしいし大好きと言うのだが、18話から20話の一連の流れ、本当に、本当に素晴らしくて…………アニメならではの往路それぞれの5区間だったし、それでいて走ることの高揚と孤独、それでいて決してひとりではないのだということ、神童の決意と覚悟、それを見守ることしかできない我々、そういう核の部分は本当に見事に描き出されていた。

大学で体育会系部活をやりきった今から思うと、ここで熱を出すのが神童さんなの、本当にわかりすぎてめちゃくちゃ辛くて……。ニコチャンはもう自分を確立しているし、4年は清瀬とユキとキングの3人がいるし、ムサには神童という頼れる友人かつ先輩がいるし、王子は我が道をゆくタイプだし、走にもジョータとジョージという同学年の友人がいる。そんななかで3年生は神童一人だけ。

そりゃあさあ……みんなの潤滑油兼広報兼清瀬のサポート兼事務処理担当なんて明らかに神童にも清瀬と同じかそれ以上の負担が集中しているのに、神童自身が楽しいからこそ全く苦にせず、人に振ったりもせず自分でなんでもやってしまうじゃん……。神童の前向きな性格とストイックさと責任感、そしてそれを人に感じさせない振る舞いゆえに、たぶんみんなも無意識に甘えてしまっていたのかもしれない。でも、きっと他でもない神童自身が、本当に心から楽しかったのだと思う。自分でやろうと決めたことをやり、練習のぶんだけ力がついてきているのがわかって、楽しくないわけがない。誰かと一緒に何かひとつの目標に向かうというのは本当に代えがたい経験だ。3年生、もしかしたら清瀬が箱根を目指すと言ったときに既に、自分も大学でなにかをやり遂げる経験ができるんじゃないかと、そんな予感があったのかもしれない。

あの場面で大家さんのかける言葉、本当に好きなんだよな……。アオタケの面々だけでなく、商店街のみんなも、家族も、テレビから見つめる人々も、誰もが勝とうと戦い続けていることを知っている。だから大家さんは「挑んだ末に投了した者を責めたり、逃げたと揶揄するものは誰もおらん」と言いつつ、それでもやはり神童を止めることはできない。誰よりも神童自身が走り切りたいと、戦い抜きたいと思っていることを知っているからだ。そしてここに房総大の柳瀬のゴールが差し込まれることのすごさ!!16話の予選会で描かれた選手の余韻を払うようにどんどん脇へと移動するよう急かす運営や倒れこむ選手、泣き崩れる選手であったり、19話で襷をちゃんと渡せた王子に駆け寄る清瀬と走のすぐ横で「付き添いの人は入らないでー!」という運営の声が入ること、そういう「箱根駅伝」の風景をあますことなく描いているところが本当に好きだ。主人公だけでなく、あの場のすべての人間にその人だけの人生がある、そういう現実と同じ描きかたであるところが……。

予選会で王子が呟く「美しいだけがスポーツじゃないのさ」と、神童を待つ走の言葉は、競技の本質なのではないかと思う。

「なぜ俺たちは、こうまでして走り続けるんだろう。こんなにも辛くて、こんなにも苦しいことを、どうしてやめられないんだろう。仲間、目標、自分のため。意地と誇り。わからない。きっと誰にも。だからみんな、目を逸らせないんだ。だから心に刺さるんだ」

 

アニメ『風が強く吹いている』第20話「壊れても」

当事者でない私は見つめることしかできない。私は私の戦場に立つことしかできなくて、彼らの戦場を、選択を、本当の意味で理解することはできない。応援は無責任な外野の声にすぎないのかもしれない。けれど、そのうえでなお、私はやっぱり頑張る人が好きだし、頑張る人を応援することが好きだ。人は自分の人生以外を生きることはできないが、高揚して、ハラハラして、心を揺さぶられるとき、決して至ることのない別の人の人生、その端っこに瞬間だけ触れさせてもらっている。

他者と生きることを避けてきた走が、神童の姿をまっすぐに見つめながら呟く台詞がこれであること。駅伝に向かう日々のなかで、他者と生きるとはどういうことかを見つめ直してきた走の言葉として、本当にこれ以上のものがあるだろうかと思える、素晴らしいシーンだった。

話は戻るが、監督が選手を棄権させるというのは想像も及ばないほどの決断だと思う。神童を止められない大家さん、花道を止められない安西先生。バクテンでも周作は捻挫をした翔太郎に監督として棄権するように言うが、最終的にはすぐに病院へ行くことを条件に出場を認める。監督だって選手を出場させたくないわけがない。選手本人がどれだけ心血を注いできたか、痛いほど理解しているからだ。出たい気持ちも、出させてあげたい気持ちも、この先を思えばこそ出すわけにはいかない気持ちも、同じだけあるのだと思う。そのうえで、大家さんも安西先生も周作も、最終的には彼らの背中を押す。彼らもまたかつてはプレイヤーであり、その気持ちを同じくらい理解している、理解できてしまうから。

だからこそ、はじめてハイキュー鷗台戦を読んだときの衝撃はものすごかった。あれは、武ちゃんが監督ではなくどこまでも先生だからこその選択だ。思い返せば武ちゃんはずっと一貫して先生であり、その関係性は選手と監督ではなく生徒と先生だった。いや、そうだけど、そのうえでこうくる!?!!?鷗台戦までは出るのかなと思ったし、最後までやらせてあげたいと思ってしまったよ……でもあの場面で翔陽にこれ以上試合に出すわけにはいかないと言えるの、武ちゃんしかいないし、だからこそ「…君は 君こそは いつも万全で チャンスの最前列に居なさい」という言葉がまっすぐに刺さるわけで……。そしてそういう武ちゃんの教えがあってこそ、いまの翔陽につながるわけなんだよな……。ブラジル編、本当に素晴らしかったし、ああいう形で高校から今に至る道やみんなそれぞれの人生を生きている姿を描いてくれたことが本当に嬉しい。同じ2023年を生きる同年代として、私もがんばろうと心から思えるから……。

 

■嘘と信頼

話を風に戻すが、20話のラストがユキの起床であることのすごさ!!私はずっと、顔を見合わせて微笑み、夜を駆ける二人、カメラが上がって星空、そしてエンディング、この流れ、ある!!!と思ってはカシオミニを賭けていたのだが、違う、そう、この話の最後はユキの起床であるべきなんだよ………………一人起き出すユキの強い意思のこもったまなざしで終わるの、あまりにも良すぎる。10人でかたちづくる一つの試合なんだよな……。

そして東海道線会話、本当に、本っっっっ当にありがとうございました……………………。私は小説でのタクシー内の無音が本当に好きで、その印象のまま電車内もどこか寂しく人がまばらという印象で読んでおり、それが密やかな独白と共有にぴったりだと思っていたのだけど、アニメでは隣で寝ているもののジョージがそこにいるのがめちゃくちゃ良かった。アニメの二人は明るい電車の中で、隣に人がいてもあの話をできる。視線は交わらないが向かい合っている二人。そういうところが、アニメで描こうとしている10人の群像劇としての「風が強く吹いている」という物語にとてもマッチしていると感じた。

アニメ風では10人の分け方を徹底して意識的に描いていると感じるのだが、清瀬と走の視線の動きと交わり方も、本当にどこまでも丁寧で、ファンは歓喜しめちゃくちゃになった。15話、予選会を控えた電車内で清瀬がもらす弱音のシーンもその一つだ。「眠る前、飯の途中、トイレの中。迷いはいつもついてくる」の台詞、トイレの中がこの並びにあるのすごくない!?めちゃくちゃわかる。私はよくトイレとお風呂で仕事のことを考えたり思い出したりしてウワア~~となっているので……。

このとき、清瀬は窓の外を見たり俯きつつ、走の言葉を聞いているのだが、「まだあります、時間は」で顔をあげ、「ありがとう。……強くありたいものだな、いつでも」と返しながらまた窓の外を向く。この視線の動きが……。清瀬が弱音を吐けるのは走しかいない。みんなを箱根駅伝という彼のエゴに引きずり込んだ以上、清瀬はその責任を自覚して引っ張る立場であり続けるし、きっと彼自身そうありたいと思っている。それでも清瀬にだって迷いや弱気はあるわけで、それをさらけ出せるのは唯一走なわけで……。

幾度となく繰り返されてきた「箱根は夢じゃない」「目の前にあるのはいつだって現実」から、いざ箱根駅伝への切符を手にした瞬間眼前に立ち現れる現実を描いた「夢と現」でのジョータとジョージ、8区を走るキングの「いい夢だよ。二度と覚めたくないくらいに」などに表れるように、巻き込まれた8人にとって箱根駅伝はまさに夢の舞台だった。清瀬と走だけが、覚めた現実として見据えている。それは彼らが競技者であり、走れる人だからであるのだろう。夢みたいと思いながら走るキングの直後に、どこまでも冷静に走が流星のように駆け抜けていくのも無情だなあと思うし、同時に学生スポーツのそういうところが好きだなあと思う。さまざまな人生が入り乱れて、いまこの一瞬しかない。そのなかで全力を出し切れる人、出し切れない人、実力以上を発揮してしまう人、同じ人も状況もひとつもない。王子の言葉の通り美しいだけのものでは決してないが、そこには確かに人を惹き付けるものがある。

さて、私が小説風のなかで最も好きなやり取りのひとつがここなのですが

「本当ですね?」

「俺が嘘をついたことあったか?」

「けっこうありました」 

 清瀬は少しのあいだ空をにらみ、これまでの所業を思い起こしているようだったが、 

「大丈夫、今度は本当だ」

 と笑った。「鶴見できみの走りを見るのを、楽しみにしてる」

 

『風が強く吹いている』(三浦しをん) 十、流星

ほんと何度読み返してもここ、清瀬ーーーー!!!!!!という………………。小説の清瀬、本当にお手本みたいな嘘つきだし、清瀬のことが大好きで大切な人々はその嘘を受け止めるしかないし……、だからこそ、走がそのうえで清瀬のことを嘘つきだと言うのは、正面から清瀬を見つめているがゆえの紛れもない愛だなあと思う。あとたまに走が清瀬のことを「あんた」って言うのがめちゃくちゃ良い、気安くて……。小説エピローグが本当に本当に本当に好きすぎるんだよな……。

「あれは嘘だった」が好きすぎるあまりアニメ初見の方の感想ツイートを見るまで気づいていなかったのだが(節穴)、アニメでは1話のラストですでに「仙台城西高校、蔵原走」として呼び掛けている。この有無が本当に大きな違いであり、そしてアニメではちゃんとこの呼び掛けを起点に清瀬と走の関係性を積み上げているところが本当にすごい。アニメでは走にとって清瀬は嘘つきではないし、小説の「きみに対する思いを、『信じる』なんて言葉では言い表せない。信じる、信じないじゃない。ただ、きみなんだ。走、俺にとっての最高のランナーは、きみしかいない」に対して、アニメでは「1年間、一緒に走ってきた。だから断言する。きみは俺にとって、最高のランナーだ。強くなれ、走」になる。これに対する走の「見ていてください。ハイジさんの信じたものを」も本当にめちゃくちゃすごい言葉で、アニメ清瀬は走を信じているし、走は清瀬が自分を信じているということをわかっている。運命と出会って、そして走を信じることができてしまうのがアニメ清瀬の大学生らしさというか……。重ねて言うが、どちらが良いということが言いたいのではなく、ちゃんと関係性の積み重ねに基づく一貫性があって、それぞれのふたりのやり取りになっていることが本当に素晴らしくありがたいのだ。

葉菜子をとりまく恋模様は双子に集約されたが、出走直前のシーンには、にくいな~~!!!!と私は嬉しくなってじたばたしてしまった。「大好きです 今度は嘘じゃないっす」じゃん!!!!!!なんか私以外にこの話してる人見たことないんですけど……どうして……?

「ジョージ。好きになるってさ、どんな気持ちだ」

「はあ?」

「いいよな、それって。好きだよ、俺も」

 

第22話「寂しさを抱きしめろ」

葉菜子のことが、であり、走ることが、であり、そして13話のムサの「走、僕は走のことが大好きです。みんなも、ですよね」を受けてのアンサーでもあり……。ムサ、本当に的確なタイミングで言うべき言葉を言い素晴らしい仕事をするんだよな……。私は一番の仕事人はムサと神童だと思っている。

走は流星のように駆け抜けていく。見つめる人々はその姿を通して自分の思うものを見つめ直す。藤岡は走りを追い求めることの途方もなさを、王子は走るということにおける埋めようのない差を、そして清瀬は追い求め続けた理想の姿を。藤岡と清瀬、藤岡と走のやり取りはシーンとしては少ないが、さすが現王者かつ求道者というのか、物語をずっしりと締めているなと毎回思う。その藤岡も、清瀬には諦観じみた空虚と覚悟を覗かせる。藤岡がその相手に清瀬を選んでいる時点で、清瀬を同じく走ることを追い求め続けて、そして決して満たされない者、自分と同じ存在として認めていると思うのだが、清瀬は藤岡と走をこそ並び立つ存在として見ているのが……。うらやましくて口を閉ざす清瀬のこのシーン、清瀬もまた全てが見えているわけではないのだとわかって好きだ。年相応な感じがするので……。

清瀬と藤岡のやり取りもまた、ニュアンスが少し異なっていたように思う。前述の流れを汲んで「でも、やめないんだろう?」「きみは、走るのをやめられない。ちがうか?」と言う小説に対し、アニメでは「でもやめられない。だろ?」となっている。これは豊永さんのお芝居によるところもあるのかもしれないが、小説は主語が「藤岡も走も」なのに対してアニメは「俺たちは」なんだよな……。だから藤岡の返事も、小説は「そうだな」「また一からやり直しだ」だし、アニメでは「楽しんでこい!」になるという……。どっちも良すぎる。藤岡と走だけが走りに選ばれたと思っているのも、選ばれなかったけれど追い求めずにはいられない、この先もやめられないのも、どっちも清瀬だから……。

 

■光ある人生

20話に話を戻すが、清瀬の独白と回想において光のない瞳と星空がとても印象的だった。投げ捨てられた、使い込まれた靴は清瀬自身のようだった。そして、走の「走りましょう。今までで最高の走りをするんです。俺たちが」の言葉で正面から向かい合う清瀬の瞳には光が戻り、窓の外には星空が広がる。島根の空より星は少ないが、4年前とは違う。

大家さんの「因果なもんだなあ。いつだって、おまえのいる場所が、おまえの走るコースになる」という台詞もすごく好きだ。10人を集めきったのは清瀬の執念の結果だが、10人目として清瀬の前に走が現れたのはまさに因果というほかないだろう。本人はそれこそすべてをなげうってでもという覚悟だが、周りの人間は違う。清瀬を大切に思う人々は彼の体を心配するし、二度と走れなくなってしまうとはじめからわかっていたならきっと一度は止めただろう。そんななかで、きっとその痛烈な覚悟もわかったうえで、王子は清瀬を送り出す。

「だから、あとは無事に帰ってきてくれさえすれば……。なんて。どうぞ、好きなだけお走りなさい」

 

第23話 「それは風の中に」

これを言えるのは、きっと9人のなかで王子だけだったと思うのだ。あれだけの量の漫画に無限の情熱を注げるというのは自分の知らない世界に対する想像力がしっかり培われているということだし、そもそもあの王子が走る選択をできたのだって、漫画を通じて自分のものになっていた共感性の高さや、未知の世界に対する心理ハードルの低さがあってこそじゃないだろうか。「好きなだけお走りなさい」、この王子の言葉がどれだけ清瀬の背中を押しただろう。アニメのなかで最も好きなシーンのひとつだ。

走を見つめる清瀬の瞳に光が宿り、きらりと光る。出会った瞬間からいつだって、清瀬が見つめるとき、走の走る道筋は銀色に光っている。言葉はいらない。襷がつながり、清瀬は走り出していく。

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それにしても、アニメ風、小説をふまえて何をどう見せるかというのが本当にべらぼうに上手い。清瀬灰二の強さと危うさ、そのバランスがさあ~~~~アニメ清瀬は弱音を吐けるし、小説清瀬は嘘を吐ける、そのかわりに、という…………嘘をつかない強さ、嘘をつき通せない誠実さ、その差異としてたち現れる10区ラストなわけで……。小説で走が清瀬のことを嘘つきだよと評するのは、走には清瀬が嘘をつく影にどんな真実があるのか、どんな意図をもってその嘘をつくのかということをちゃんとわかっている、わかろうとしているからこそだ。そして、どちらにおいても走は清瀬のことをよく見ているから、「視覚でも聴覚でもない部分で、清瀬に起こった異変を察知」することができる。できてしまう。

23話、ゴール直前で清瀬を見つめる走の「その答えは、あなただ。あなたそのものだ」は、小説の二人ではどうしたって到達しないひとつの地平であり、初手で「仙台城西の蔵原走」を済ませたからこそのある種の盲目でもある。それでも走が清瀬をずっと見てきたことに変わりはなく、だから気づくことができるのも変わらない。走が清瀬の滑稽で残酷な潔癖さも、潔く残酷でうつくしい嘘も受け止めるのは、本当の強さとはどういうものかというその一端を手にしたからだ。今更思惑や真実が明らかになっても積み上げた情熱と信頼は変わらないからこそ、清瀬の嘘を嘘と認めて、そのうえで受け入れている。そうしてこれから先も走るとは何なのかという答えを探し続けるという……。

改めて全編を見直すと、清瀬と走が正面から向かい合っている場面は意外と少ないなという感想を抱いた。というか、走は清瀬を見てるけど清瀬は前を向いたままとか、走は前を見たままで清瀬はそんな走を見ているとか、そういうものが多い。1話の夜明け、17話の湖畔、そして最終話に至る。竹青荘での日々のなかで、走が清瀬だけに限らずみんなと向き合ってきた、そのひとつの結果としての大手町のゴールなのだ。

小説とアニメの差異の話でもうひとつ欠かせないのは、なんといってもラストの描き方だろう。アニメが向き合い踏み出す物語とするなら、小説は戦い勝ち取る物語だ。アニメでは清瀬のゴールがED直前の盛り上がりであるのと、小説ではタイムと順位の確定が最後の盛り上がりであることからも明らかだ。それを象徴しているのが小説のこの一節で、本当にそれこそが競技というものだし、走ることを追い求めるという哲学と、明確に存在する競技の勝利をちゃんと両方ともつかもうとする清瀬が好きすぎる。

 これは競技だ。清瀬の全身がそう言っている。砕けそうに右脚が痛んでいるだろうに、清瀬の覚悟は微塵も揺らいでいない。惜しくもシード権は逃しましたが、十人だけのチームでよく健闘しました。そんなおためごかしな言葉など欲しくないのだ。俺たちは走る。最後の最後まで、一秒を争って走る。戦って、自分たちだけの勝利をつかむ。そうじゃないか? 清瀬の目が激しく走に告げている。

 

十、流星

余談だが、アニメ清瀬はベディヴィエール、小説清瀬はロマニ・アーキマン、と度々ツイッターで呻いていたのもこの辺りを受けての話だ。FGOをやっている人には分かってもらえるのではないかと思っているが、これも私以外に言っている人は見たことがない……。私が自己肯定感情と他者に左右されない自らの意思による選択と、その結果としての「全てをなげうって全てを手に入れる」が本当に本当に好きなのも、完全に魂に刻まれている風由来である。

アニメの「俺は本当に幸せだ。たとえ、もう二度と走れなくなったとしても、俺は、走ることが、大好きだ」は、小説の「たとえ、二度と走れなくなったとしても。こんなにいいものが与えられたのだから、それで俺はもう、充分なんだ。」からさらに踏み込んだ台詞であると思った。「大好きです 今度は嘘じゃないっす」、「いいよな、それって。好きだよ、俺も」、「僕たちは、男子新体操が、大好きです!!」、こういう、競技と出会って、競技を通じてあなたと出会う、そして競技を通じて自分自身ともう一度出会う、そういう巡り合わせが大好きだ。藤岡に対して「でもやめられない。だろ?」と言う清瀬なら、走ることが大好きだと言うだろう。本当に、この一貫したまなざしが素晴らしいし、良すぎるし好きすぎる。ファンとして本当に恵まれすぎていると思う。

もう、本当に、端から端まで完璧なアニメ化だと思った。小説に生きている彼らを、今度はアニメとして、完璧に余すことなく描いてくれたと感じた。確かに一度はうしなったけれど、清瀬はいま、ちゃんと光を手にしている。そして走も、竹青荘の全員も、葉菜子や応援する人々も、それぞれが見つけた大切なものをきっとこの先もずっと胸に抱いて進んでいくだろう。かがやくもの、うつくしいものを持つ人生は、なんてきれいに光るのだろう。そしてその光は、私たちの身にもきっと届くのだ。

 

ようやく感想文が書き終わった。正直まだまだ語りたいことはあるし書きもらしていることもあるだろうが、サビの部分はちゃんと書ききれたと思う。字数的にも時間的にも長かったが、ちゃんと書き終えられてよかった。

自分の人生に影響を与えるような出来事とは、いったいどれほどあるのだろう。そういうことを、この文を書きながら考えていた。それがどんなものかは人によって異なるだろうし、タイミングによってもなにを受け取るかは異なる。ある作品、人物、体験、それらとの最初の出会いががらりと自分の人生に影響を与えることもあれば、最初の出会いの時点では通り過ぎてしまったことに、あとから気づいていろいろなものを受け取ることだってある。

 

今だからわかることがある。今はまだわからないことがある。運命はただ待つだけの者のところには訪れないように、作品から何を受け取るのかはいつだって受け取り手次第。小説を読んだのがあのときでよかった。アニメを見たのがあのときでよかった。いま、感想として出力できてよかった。大切な作品と再会したときにまた新しいなにかを、そのときにしか受け取れないなにかをちゃんと受け取れるように、私はこれからも、大切な作品とそこから受け取ったものに胸を張れるように生きていきたい。

嵐の向こうの星に手を振る

6.5章開幕ということで、今更ながらの6章の感想ツイートサルベージまとめです。なんかもう……本当に……本当に……だったよね……。

 

ロストベルトNo.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ(2021/7/15~8/12)

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・それでは6章、いきます

・いきなり意味深な歌だけ残して「じゃっあとはよろしく~」するマーリン!!

・節タイトル画面これまでと変わってる~!このフォント、西洋の昔話っぽくて雰囲気あっていいな……

・ホムとキャプテンの不調は心配だけどダ・ヴィンチちゃんと旅できるの嬉しい~!!一人の戦闘要員に保護対象を二人にしてどうする!てゴッフがバシッと言うところめちゃ良かった……すきだ……

・トリピ!!!!トリピ……すきだ……

・オベロン!!!!!!!!!!!

・1-2戦闘後から名前が妖精騎士・嘆きの騎士・轍の嬰児(轍の嬰児!!!!良すぎる………………)になってたからこれなんかあるな!?と思ってたけど、名なしの森、なるほどね~~!!!こういうのゲームならではの演出だなあ

・てかオベロン出てきたときの音楽、キャメロットのマップ音楽だったよね!?私キャメロットの曲が一番好きで……どんどん楽器増えていくところとか……

・ところでオベロンが蛾を……?抱いている……?ような気がしてめちゃ尻込みしてる 羽海野先生鯖だからお迎えはしたいけど……ッ!!!!!!!

・ぐだが「がんばったな」って言われて涙が出ちゃうの相当限界じゃんね……

・名なしの妖精→妖精の少女になってるのさ~~と思ってたら、人間ってばれたらいけないってこういうこと!?!?グアーッ前段の歓待があるからキツいね……

・モースは妖精の成れの果て……だから呪い付与なのか……

・オベロン登場どんなかな!わくわく!と思ってたけど、「慈悲の一撃は重荷に見えた」、ウーーーッ……

・オベロン、表情差分ごとに印象が違うの良すぎるんだよなあ~~!!!!!

・断章のマシュ、心配!!!!でも白いモフがいるし……白いモフ、キャスニキのモフだったりしないかな……

ブランカ……意外と写実的で……うーんなんとかいけ……いけるかな……(不安)(飛行タイプが苦手なので……)

・2節でオベロンが語った「異聞帯を救うことになる」を受けて、これまでにないことだからこそ、心の支えになるような旅になるといいなあと願わずにはいられないよ……

・それにしても空想樹の話題のときの「ああ、ちょっと前に燃えてた燃えてた! すぐ消えたけど、あれなんだったのかな?」軽すぎて笑っちゃった

・話の途中だがワイバーンだ!を不意打ちでやられるとこっちはウッッッッとなっちゃうんですよ……

・オベロン、飄々としていて表情がコロコロかわって愛嬌があって無一文なのに自分の為すべきことをちゃんとわかっている英霊なの、本当にさあ……まじ……こんなのめちゃくちゃになる未来しか見えん

ダ・ヴィンチちゃんと合流できてよかった~~~~!!!!

キャメロットでの記録を知ろうとするトリピ………………

・オーロラ様うつくしい~~!!!ぜったい

CV遠藤綾だ…………

・オーロラ様への予言の子ネタバラシのときのオベロンはやる気だ!のところ笑ったけどその直後のブランカとの会話のところでグアーッとなってしまった こういう役回りにめちゃくちゃ弱い!!!!!膝に受けて崩れ落ちるのがわかりきってる

・ガウェ子戦キッッッッツ!!!!耐久戦とかいってぜんぜん終わらんし婦長が残りHP3桁でふんばってくれてよかった

・トリピ…………………………………

・感情がめちゃくちゃになってる

・トリピ……………………………………

・弦で拘束したとこ、トリピ!!!!!!!とテンション爆上がりしたのに ト トリピ……………………………………

・トリピがダ・ヴィンチちゃんにキャメロットで何があったか教えてほしいと言っていたのがここでこうなるのさあ~~~~~~……………………

・ウ、ウワーーーーーーーーーンほんとうに……ほんとうにかなしい……トリピ……早すぎるよ…………

・それでもキャメロットダ・ヴィンチちゃんのパターン!!!!と思おうとしてたのに、バトル特殊演出で退去までがっつりやられてしまったのでめちゃくちゃショックをうけてる

・トリピ………………………………

・めちゃくちゃになりながらもオベロンお洋服変わってる……と思って涙でゆらぐ画面見てたら突然の馬で馬!?!!?!?!!?になった 感情が忙しすぎる 節をわけてくれ

・そういやうち馬いないんだよな……て思い出しちゃった(今更)(追記:後日礼装深追いの最中に無事馬がきました)

・断章2、オベロンがびっくりしてた予言の子がもう一人ってマシュのことか!!我々の課金がいろんな特殊演出になっててうれしいね

・4節、トリ子めっちゃキャラ濃いな~!?

・てかベリル、モルガンの愛人だったの!?!?てっきり普通にトリ子といい仲なだけかと……いやなんかいろいろありそうだけど……

・レッドベリル、レディスピネルって呼び方お洒落なんだよな……くやしい……

・オベロンとダ・ヴィンチちゃんの組み合わせ好き オベロンのお洋服がバッと変わるとこすごいよかった!!

・ネズ……ネズミ……!?

・こんな強制レベル1の街でトリ子と戦いたくないよ~!!!と思ってびびってたから戦闘回避できてよかった それにしてもトリ子、あの手の女の子まじで怖いよ

・なんてことなく招待状ゲットしてるオベロン!!!さすが!!!!

シェイクスピアの没原稿にソワソワするオベロンかわいいかよ……ダ・ヴィンチちゃんとのやり取りとキラキラした表情もかわいすぎる……

・予言の村正→3割予言の子の村正と「猪なのかい!?」めっちゃ笑った

・えーーーーっこのステージでばれるの!?オベロンのシナリオだったりしない!?

・村正おじいちゃんとアルトリアの会話、私でも感慨深いんだから長年のファンはひとしおだろうな……

・ムリアンちっちゃそうだなと思ってたけどまさかワダアルコだったとはー!BBちゃん曲とテンションで出てきたときはびびりまくったけど普通で(普通とは?)よかった……

・コヤンスカヤここにおるんかい!!!!

・感情と状況に折り合いつけないといけないのキツいな……と思ってたからオベロンがバッサリ言ってくれて超安心した オベロン……オベロンの今後不安すぎるが……CMの振り返るカットがいっそう私の不安をあおっているのですが……たのむ……最後までそばにいてくれ……

・ムリアン、中立じゃん!と思いきや中立は中立だけど別に味方じゃないのが、政治でありまさに政争なんだよな……

・最後にパタパタって音がしたのはブランカなのかな?

・断章3-1、マシュは私と結婚するんだい!!!!!!という気持ちとマシュの花嫁衣装めっっっちゃかわいい!!!!!!という気持ちがせめぎあって忙しい

・マシュかわいいなあ~~~~!!!!

・ハベにゃんさんもかわいいが展開によっては情緒がめちゃくちゃになりそうな予感がひしひしと……

・ロブとワグとウィンキー、三人兄弟かとおもってたけど違うのね!?ウィンキー訳ありっぽいもんな……

・ハベトロットが乗ってる糸車?かな?金魚みたいでかわいい!ちっちゃい……かわいい……

・妖精は代替わりなの??ハベにゃんがムリアンのこと代替わったのかな的なこと言ってたし……

・ハベトロットとマシュの会話!!!!自ら立つ理由…………

・ベリルこわいよ!!!!

・村正、アルターエゴ仕様になってるー!!声も特別仕様だ……すごい……豪華……

・6-2、ブラックドッグ倒したあとにちっちゃい妖精たちが「オベロンは悲しむね オベロンは喜ぶね」って言ってるのは、澱みもまたかつて妖精だったものだからということなのかな(追記:ツイートまとめの過程でこれ改めて見て卒倒してしまった 「オベロンは喜ぶね」…………)

・6-3、オベロンとマスターの会話!!!!!今回の核はここなんだな…………

・なにもの…………私は自己肯定の物語が本当に本当に本当に好きで………………

・オベロンの目的が「可能ならティターニアに会いたい」なのさあ~~!!!羽海野先生の絵でそんなこと言われた日にはもう…………

・6-4、そんなことある!?!!?!?ありがとう!!!!!!!!!えーーーーーん羽海野先生のデフォルメ絵大好きだからめっちゃくちゃうれしい……ありがとう……ちっちゃいオベロンかわいすぎる……ありがとう……ありがとう…………

・4章で「自分とはなにものか」ということに折り合いをつけたネモが、4.5章で自分がなにものかということは自分で決めていいんだと言い切って、そのうえで5章ではここまできたら完全な姿を目指したいと欲を出すこと、本当に、本当に…………

・「なにもの」なんだよな 明日なにものになる?どんな自分でありたい?そういう問いかけを続けることが……

・「自分がなにものであるかは自分で決めていい」と言い切ったネモが人と神の両面併せ持つ英霊として振る舞うこと、マンドリカルドが友人としての立場から「そのままでいい、そのままですごい」と言ってくれたこと、シャルロットが「綺麗な思い出になど、してほしくないのです」と叫んだこと……

・「自分がなにものであるかは自分で決めていい」なんだよな

・鬼滅・ハイキュー・オリュンポス・進撃で一層ツボとしての強度が高まってきているこのへんが直球でグッサグサになっており、全方向的なヤバさだけがひしひしとある

3月のライオンの「人は何年もたってから嵐のように救われることがある」という一節が本当に好きで……

・話をすること、自分を知り相手を知ること、自己肯定感情……

・夜は本編進める元気がないのでせっせとオベロン貯金をためてるんだけどフリクエ強化クエ幕間消化にあたって毎回パーティー入れ換えるのがマジでめんどくてつらい!!!いまようやく90連ぶんまで復活したよ……どうしてこないだ雑にキャストリアに突っ込んで全スリしたの私…… 

・6章をじわじわ進めているのですがまだペペロン伯爵と会ったあたりなのに既にグサグサなっており、もしかして人生総決算なのか……?

・7-3、それとしらずブラックバレルぶっ放して城下も部下も焼け野原にしちゃうボガードきつかったな……マシュの涙も……

・妖精騎士ギャラハッド!!!カード選択時のボイスってこれいつもと違うよね……?ギャラハッド仕様なのかな……?

・と思ったけど、これ最初期のやつだ~~!!!!ワーーーッなるほどね……そうだよね……そういう時期と同じ状態だもんね……

・これ何回も言ってるけどマシュの身体で、マシュのものではない眼差しと声で「此度のみと心得よ」と剣を抜くギャラハッドさんがみたいよーーー!!!!という気持ちがめちゃくちゃある

・7-4、キャスニキだ!!賢人グリムっていうことはキャスニキではない??素養がないからすぐにわからん……

・ベリルほんっっっとにこう……神経を逆撫でするというか……怖いよ……

・愛人ってマスターってことね!!そりゃそうだよ はい 考えればわかりそうなのに私は……

・ロブ………………ワグ……………………

・好きに生きること、好きなもののために生きること、自分が一番大切に思うもののために何をするかということ、どう生きるのかということ………………

・8-1、シェフィールドで何があったのかを言わないオベロン…………

・ガレッちゃんだーーーー!!!!!そっかオークション会場で裏にいたり夜見守ってくれてたのガレッちゃんか……!!!めちゃめちゃうれしい……っ!!!!!

・7節のシェフィールド舞台のときのマップ音楽は戦火の音楽で、8節でマスターたちの視点に戻るとまたのどかなブリテンの音楽に戻るのさあ~~こういうところへの配慮がやっぱりすごいよな……

・ガレッちゃん、スキルが「予言の従者」「勘の良いガレス」「騎士の構え」になってる!特別仕様だ!すごい!

・ドラケイの河、アルトリアのぶんはいったい何が流れてきたんだろう……

・都合よくロープなんて……て言ったらオベロンのぶんでロープが流れてくるやつじゃん!と思ったらSOLD OUTで笑っちゃった

・ドラケイ戦キッッッッツ!!!!!!!!

・村正が長期戦って教えてくれたからちゃんとジャンヌ・ランサー含む耐久組で行ったのにことごとく相性悪くてめまいがした 霊脈石!ありがとう!(やけくそ)

・そっか妖精國には赤ちゃんが産まれないのか……!そっか……

ノリッジが救えないことを黙っているオベロン……どこまでわかっているんだろう……

・運命とは定められたものなのか、切り開くものなのか、という話なのかなあ アルトリアのカード選択時の「望まれることを、望まれたような……」「運命、ですか……」あたりからもこのへんの話になるんだろうなという気はしているのだけど、ここまでFGOはずっと「運命があらかじめ定められたものであるとしても、それを掴み取るか最後に決めるのは自分の意思」という風に描いてきたと思っているので、そのへんの描かれ方が楽しみでもあり、怖くもあり(それは希望でもあり残酷なものでもあるので)、なんだよな

・マシュが記憶を取り戻さないのはより強烈な役割を得てしまったからというの、それだけではなくて異聞帯を切除し続けることの重みから逃れたいという気持ちが(マシュ自身意識的に自覚はしてなかっただろうけど)あったからじゃないのかなあ 思い出したくないもんね……つらいことは……だからボガードも「逃げる口実を与えてしまった」と言ったのだろうし……

・そしてそのあたりが、マシュがハベトロットにこぼした「自分の空虚を何をもって埋めるか」というところに繋がっていくのだろうなと……いやわかっていてもキツいよ。キツいがそれでも見届けないといけない。私たちは見届け人であり語り部だから……その道行きに何があるのかということを……

・2部の感想、「失っても失っても 生きていくしかないです」に集約されるんだよな……「それでも俺たちは生きていかなければならない この体に明日が来る限り」……

・9-2、ペペロン伯爵ようやく出てきてくれた~~!!伯爵スタイルもよく似合うね……

・Aチームの一員として、自分なりのケジメをつけるため、ペペさんのこういうところがめちゃくちゃ好きなんだよな

ダ・ヴィンチちゃんとペペさんの秘密の会話めちゃくちゃよかったですね…………

・9-4、オベロン!!!!これさ~~~~~~完全にマスターに対するオベロンってベディヴィエールに対するマーリンのポジションじゃん……「それでも――まだ、旅の終わりを目指すのかい?」「遠い日の過ちを正す為だけに。(略)本当はキミには何の過ちもなかったというのに?」……

・マシュがマスターのことを思い出さないとしても、それでも私は……だし、マシュはマシュで自分とはなんなのか、そこを見つめ突き詰めることなしに役割に殉じることなんてできないからさ……それができたのは終章の彼女のみであって、今の、これからのマシュはもう、ひとりのただの人間としてそうして生きていくしか……いやもうこれこそまさに私の100%のエゴですが……

・てゆーーーーかこのへんの感想をつらつら書いていて思い起こされるのはハチクロラストの「オレはずっと考えてたんだ うまくいかなかった恋に意味はあるのかって 消えていってしまうものは無かったものと同じなのかって 今なら分かる 意味はある あったんだよここに」なんだよな………………

・9-7、視界と選択肢の文字がぼやける演出すごい!!!!一瞬スマホの画面が突然おかしくなったのかと思ったあと、アッこれ演出だ!!!!すごい!!!とめちゃ唸った モースが巻き上げる塵(でいいのかなあれ)が静止画じゃなくて動いてるのもだけど、めちゃ凝ってる……すごい……演出がきめ細かい……

・「それがどうした!」!!!!!!!

・めちゃくちゃ泣いとる

・マシュ…………!!!!!!

・マスターの言葉が選択肢じゃなくて吹き出しなのさあ~~~~!!!!!令呪の演出よすぎる~~~~!!!!!

・厄災はマルタ嬢がばっさばっさと祓ってくれました さすが!!!!

・と思ったら マ、マシュ…………!?!!?どこ……!?!!?なんで……!?!!?

・ここでハベにゃんが合流なのか!「花嫁の王子様」って言い方めちゃいいな……

スプリガンとのやりとりの鐘を鳴らすか否かと書状の存在、政治~~~~となって本当に嫌になるわね……

・ここで護衛にガウェインなのさあ トリピの話がここで…………

・ベリル!マシュはおまえの恋人じゃねえ!!!!!!!!!!!

・前編ここで終わりなのお!?!!?!?みんなよくここで宙ぶらりんのままネロ祭を………………

・それがどうした、と思えること、そう思うまでに至れることがどんなに……

・世界!!!!!ハイキューを読め!!!!!!!

・いやなんかもうめちゃくちゃに泣いてるが…………

・「敗北を確信しているわけじゃない 勝利を確信しているわけじゃない 挑まずにいられない」なんだよな……積んできたものがあっけなく崩れて、そのうえで、それでも……それがどうしたと言えるに至るものを……

・それでも、の先にある「それがどうした!」を描いてくれたこと、本当に……それはマスターが今を生きる生者だからこそ言えることなんだよな……

・グワーーーーッ私は潔子さんのあの話がめちゃくちゃ好きで………………

・ベディヴィエールの「その盾は決して崩れない。貴女の心が乱れない限り」「その心に一点の迷いもなければ、正門は決して崩れない」、レオニダスさんの「その心が自らの恐怖で折れない限り──アナタの盾は他の何者にも汚されない。負ける事は、ないのです」、色彩・躍動・空白……

・10節、ガウェイン、内心の口調はお育ちのいい感じなのかわいいな~!一人称わたくしなのね……

ランスロット、毎回爆速でNPチャージされるの笑っちゃった 毎回やってくれ

・10-4、ノクナレアってメイヴちゃんなの!?イラストめちゃかっこいいな……

・颯爽と駆けつけるオベロンとパワーアップしてる馬、めっちゃ笑った 馬……いてくれてありがとう……

・それはそうと、モルガンがサーヴァントなのか妖精なのか問題、ベリルの立ち位置、なんもわからん!!一行を攻撃しようとするベリルがモルガンに抑えられてるところはいい気味だよ!というかんじだったけどそれくらいしかわからん

・1億QPもらえるときの注意メッセージが「女王陛下から賜ったクォンタム・ピース」ってなってるのいいね ちゃんと「賜った」なんだ……

・10-7、カルデアの者とモルガンの会話、これあとになって読み返したらアア~~~~てなるやつじゃんね 「これより先は私の世界だ。『異星の神』にも、獣にも居場所はない」ってことはやっぱりカルデアの者は魔神柱のひとりだったりするのかしら……

・チョコ畑わたしも行きたい!!!!!

・(さりげなく指で口を拭く)、こんなん吹き出すに決まってるでしょ 村正!!ガレスちゃんが「年長者!!」て言うのもよかった めちゃくちゃ大変な状況に変わりはないのに、こういうふふっとなるところがたくさんあるのもさ~~生きるというのはそういうことだからね…………

・ノクナレアと北の妖精がモースについて話しているときのオベロンのカット、これさ~~~~絶対モースがなんなのか知っていて黙ってるやつじゃんね…………

ダ・ヴィンチちゃんがトネリコと一緒に戦った妖精騎士の名前を思い出せないの、ガウェインの真名がモルガンによって封印されて認識されないようになっているのとおなじやつなのかな?名前の認識は力を強めるから、そういう理由でやってるのかな……?

・ガレスちゃんの「勘の良い」ってそういうこと!?未来視じゃん そしてハベにゃん……ハベにゃんだけ未来が見えない……グ……

・パーシヴァルかっっっっこ良!!!!!!ガレスちゃんへの声のかけ方、最っっっ高にいい……かっこいい……気持ちのよいかっこよさだ…………

・オベロン、パーシヴァルのマネージャーしたり円卓軍の素地をととのえたり、そんなに前から準備してたの……?

・ペペさんのパーシヴァルへの反応かわいいね

・鐘を鳴らしたときのみんなの反応が本当にそれぞれの立場によりけりで……ムリアン、彼女なりの正義の執行……

・断章になったとき、マップ画面が全土霧に覆われてたからどうして……?と思ったら、時空越えてるやんけ!!!

トネリコがキャストリアの再臨の別の姿なの、なるほどね!!と思ったし持ってる杖が普通の木の杖なのもいいな

・ハベにゃん、たまに意味深カットがあったり物知りだったり、見た目によらず年長者では……??と思う場面が多々あったのだけど、もしかしてトトロットから名前を変えてそのままか、もしくは記憶をそっくり引き継いでいる……?

・あーーーーもしトネリコとトトロットとマシュが出会った事実がそのままハベトロットの中に残っているのだとしたら、それで「マシュの味方」なのか!?花嫁の味方だからってことかと思ってたけどそれだけってわけでもなさそうだもんね!?

・13-1、オベロン……………………

・なんかもうめちゃくちゃに泣いてる

・価値がないなんてとんでもない、無力なものたちの王…………応援されると元気が出ること、何のために、何に報いるために立つのかということ…………

・羽海野先生本当に本当にありがとうございます………………

・オベロンに気をとられて忘れてたけど、夢のなかだと「アルトリア・キャスター」なのはなんか意味があるんだよね?前の節での選択肢に「アルトリアとオベロンの眼は……」というのがあったし、ふたりとも千里眼(か、それに準ずる何か)を持ってるってことなのかなあ?

・秋の森………………これあのオベロンの話を聞いたあとにこれなのさあ…………本当につらい………………かなしい………………

・村正の加勢すごくない!?!!?急に飛んできたけど!?!!?!?

・バーゲスト戦キッッッッツかったです……アシュヴァッターマンさんありがとう…………

・オベロン、ライダーかと思ってたけどアーチャーか~!宝具の「少しでも幸福になりたいんだろう」にウッッッッとなり……

・バーゲスト、話が完全に通じない相手ではないところがまたさあ~~……

・ポーチュンのことをパーシヴァルとガレスちゃんが隠してのは、ランスロットとなんらかの取引があったということ……?まあこのふたりに何か裏切りがあるとこも思えないからそこは安心だけど……

・え!?!!?妖精たちの遺体が積み上がってできた大地って、そんなの文字通り屍の上に立っているってことじゃん……

・ポーチュンが消されたのって、モース戦役で死んだはずのモースの王が生きてるってこと??

・調査メモが読めるの本っっっ当にありがたいね……

・断章でのトネリコとマシュの会話、これもあとから読み返したときにウワーーーッとなるやつだ……

・過去の時点で未来の話をしすぎると介入することになって、自分が生きている地点Aと戻った地点A'とで矛盾が生じるから、ということよね 時空移動系の理論、苦手だ……

・モルガンは過去に飛ばせるとわかって厄災を過去に送っているということ??

・断章6、情報過多!!!復習はあとに回します

・まっっっってダ・ヴィンチちゃんがトネリコと一緒に戦った妖精騎士の名前を思い出せないのってマシュだからか!!!!!なるほどね そういうことか~~~~!!!!!!!

・プレバトの録画見てたときに6章後編のCM見て、これオーロラ様ぜったいなんかあるやつじゃん~~~~!!!!!!てなってる オーロラ様、もしかしてあせび系の女なのか?怖……

・CM見返したいな→YouTubeでネタバレ見たらやだな……→でも見返したいしスローで見たいな……→YouTube…… ていう葛藤を延々と繰り返してる キャストリアとアルトリアのカット……

・14節、盛りだくさんすぎる オーロラ様、まじで何を思っているのかが見えなさすぎだし……

・14-4、「物忘れが激しい」ハベトロットとか、マシュが最初の花嫁ということはハベトロットはやっぱり代替わりしながら記憶を引き継いでいる(だから記憶の容量が大きくなって結果物忘れが激しい)の?とか、アルトリアと村正の会話とか、ガレスちゃん!!!最後まで側にいて!!!!とか、パーシヴァルとランスロットの関係とか、一瞬うつったランスロットのカットとか、ダ・ヴィンチちゃんの語る生命の到達点の話とか、本当に本当に盛りだくさんすぎる

・ベリルの情報屋誰なんだろう っっっていうかベリルほんっっっっとうにろくでもない男じゃん トリ子絶対いいように使われてポイされるやつ……トリ子がめちゃくちゃ傷つくのが目に見えてる……

・15-6、ガレスちゃん!!!!未来視すごすぎる……本当によかった……

・パーシヴァルが誰かに拾われて……て話ってどこかで出てたっけ!?ウッドワスだったのか……昔は立派な領主だったんだろうな……

・パーシヴァルとランスロットの過去めちゃくちゃ気になるんですが……

・パーシヴァル、髪と槍の一部黒くなってる!?選定の槍は過ぎたものというの、使える回数に制限あるっていうこと?めちゃくちゃ無理を押してそうだもんな……

・オーロラ様と話してる人誰!?オーロラ様、まじでわからなすぎる、怖……

・ベリル怖いよ!!!!!魂が腐る魔術って何…………怖…………

・断章7、ハベトロットが日記をつけてるのはマシュが日記や書き物を教えたからなのか……

・穴の底でケルヌンノスが死んでるってどういうこと!?ロンディニウムの壁画といいなんなんだ……

・選定の槍は寿命を吸い取る………………

・16-2、姉!?!!?!!!?!?

・コーラルのランスロットに対する「おぞましい生き物」とか気になるんだよな……

・15節でオーロラ様と話してたのもランスロットなのか。名前が■■になってたのは、オーロラ様は真名で呼んでるってことだよね

ランスロットが王子さまタイプなのいいな~~!!さすが……

・いやそれにしてもまさか姉とは思わなくて……そうなの!?!!?とびっくりしすぎて飛び起きちゃった

・バーゲストがようやく穏やかに恋している相手が病弱な少年というの、いいな……物理的な強さ以外の尺度で惹かれている……

・なんでも一通りできるようにするのはいずれ伴侶を持つにあたり当然では?、しっかりしすぎてて笑っちゃった バーゲストのミートパイ食べたい!

・断章8、マシュもインドのジナコさん方式でその時がくるまで引きこもりを……?

・18-1、アルトリアがLv105になってる!

・18-5、コーラルがランスロットのこと沼の底からっていってたの、アルビオンの末裔だからか!

・ミラーちゃん…………

・オベロンがコヤンスカヤと取引してるの、為すべきことのためにできることはなんでもやる姿勢にグワ~~~~~~~~となってしまう

トネリコさんがモルガンだったの、アア~~~~~~となってる そりゃがんばってがんばって平和を目指してその果てにそんな手酷い裏切りをされたら、許さないし救わないってなるよな……

トネリコさんとマシュの会話!!!!

・マシュ~~~~おかえり…………となった直後のショックがでかい ハベにゃんのこと覚えてないの!?

・いま6章20節なんですが、戴冠式の前までに公開されてたのって何節までですか?うっすら24節と思ってるんだけどあってる?CMを見るタイミングの兼ね合いとして知りたい……

・20節、事前にちゃんとノクナレアのアポとってるレッドラ、有能!!!!!「うまこ」「かしこ」じわじわきちゃった

・マヴマッチ、この怒涛のシリアスの流れのなかでめちゃくちゃ浮いてて笑ったし村正の後方師匠顔で耐えられなかった

・ノクナレア、確固たる自分がある、めちゃくちゃかっこいい女王であり戦士であり女なんだよな……好きだ……

・ノクナレアとグリムにメイヴちゃんとクー・フーリンの因縁がないところもいいね

・20節ラストのバーヴァン・シー戦、マシュとアルトリアのバフもりもりでゲイ・ボルグが54万↑叩き出してうひゃうひゃなってたんだけどそれどころじゃなさすぎる

・21-2、彼女のそれでも戦う理由……………………

・ここでロマニの言葉が出てくるのさあ~~~~~~~~……………………

・ベリルが召還したモルガンが自分の情報だけ妖精暦のモルガン/トネリコに送って、それでモルガン/トネリコが妖精暦~女王暦をやり直したってことだよね!?すご……そして私は本当にこの手のパラレルワールドだったり時間旅行的なものの論理が苦手すぎる……

・モース人間との戦闘、ペペさんの「やめなさい!!」で何もできないようになってるの、ゲームの演出の選択肢としてここまであるのか~~!!!と感動した

・これペペさんさあ~~毒ガスって言ってたけどみんなにわからないようにモース人間を始末してくれてたとかだよね……?

・ペペさん…………………………

・デイビッドが会いにきたのってそういう、こ、アア~~~~~~…………………………

・ペペさん……………………

・ペペさんのフラットな物事の捉え方が本当に本当に好きだったからめちゃくちゃ悲しいけど、21-7のアルトリアの「誰よりも平等な人」っていう評価がそのとおりだし、最期までやりたいことをしてやりたいように生きたんだよな……

・続けたい者より終わらようとしている者が本当の敵ってことは、モルガンじゃないんだよね。それがケルヌンノスなのかしら……呪い撒き散らしていたようだし……

・22-1、コヤンスカヤのムリアンに向けた「賢者が愚行を犯すのは破滅の前兆」、不穏!!!!

・ガレスちゃんって鏡の氏族の生き残りだったの!?!!?っっっていうか未来視してたのに全っっっ然気づかなかった………………

・ガレスちゃん…………………………戦闘のアイコンと宝具のときの立ち絵が傷だらけのガレスちゃんなのキツすぎて泣きながらやってた………………

・ガレスちゃん………………………………

・6章22節終わりました。もう心が持たない

・副反応の熱がいっこうに下がらないの6章のせいかもしれん

・行くぞ!!!!!!と自分にハッパをかけて23節読んだらオベロンにめちゃくちゃになったのでこの余韻を抱いて今日は寝ます

・23-1、ノクナレアの宣戦布告かっっっこいい!!!!!

・23-3、様々な愛のかたちをこの角度で描いてくるのさあ……オーロラ様、完全にあせびタイプじゃんね……

・23-4、誠実だけど大切なことは口に出さないオベロン~~……オベロンとペペさん、それぞれ別角度で直撃タイプすぎるんだよな

・23-6、オベロン~~~~!!!!!!!

・羽海野先生の絵でこれを言わせるのさあ~~~~~~!!!!!!!「消えていってしまうものは無かったものと同じなのかって 今なら分かる 意味はある あったんだよここに」………………

・マップ音楽の楽器増えてる!!!ひぇ~~~~キャメロットのときと同じ演出……めちゃくちゃ好き……

・24節終わった 単騎のモルガン倒したとき、これで終わりなわけなくない!?と動揺したままオベロンがアルトリアかばって消えちゃって(消えたの!?ほんとに!?)めちゃくちゃ動揺したし、助けに入る直前の回想もこれいつのやつ……だし……

・ここでウッドワスがくるのさあ~~ そりゃそうだけど、でも言葉にしないと伝わらないよ…………テレパシーなんてないんだから…………

・モルガンもバーヴァン・シーもその行動に対する評価と、行動の裏側にある動機もセットで考えたときの評価は全く異なるのが、グ、ウ~~~~…………妖精は無邪気に悪を楽しむもの…………

・バーヴァン・シー、穴におちたよね!?いよいよヤバいし、ベリルは消えたまま生死不明だし、聖杯獲得してる場合じゃ全くないのですが…………

・(24節で戴冠式前だったと聞いて)みんなここでおあずけされてたんですか?酷……

・不穏は不穏だけどようやくノクナレアが治めてくれて本当によかった……と……お、思ったのに………………

・ノクナレア…………………………

・めちゃくちゃ泣いてる ノクナレア……ブリテンの妖精を生き永らえさせられる唯一の存在だったのに……ノクナレア……

・「ぜんぶあげちゃった」なんて、そんな、そんなこと………………ノクナレアにとってアルトリアは……唯一の…………「あなたはほしをさがすでしょう」……

・大衆はいつでもいつになっても、どうしてこんなにも、どうして、…………

・バーゲスト~~~~ キツすぎる…………ウ…………守りたいものを持つ者として…………

・ムリアンの復讐の因果がここでこうなるのキッッッッッツ もうムリアンが自分の復讐とその虚しさを記憶として保持できていないのもキツい……なんのために……

・っっってか牙の氏族をけしかけた誰かがいたの!?!!?てことはその誰かがここまでシナリオ描いていたってこと?そんなの…………そのシナリオ、我々の愚かさがなければいろんなタイミングで容易に崩れ去るものなのに、それすらも、ウ………………

・レッドラ!!!!!!レッドラ…………ありがとう………………

・オーロラ様がほんとうにほんとうにこわくて鳥肌が止まらないのですが……いやでも彼女が一番「妖精」らしいんだよな、最初から……徹頭徹尾……美しいものを愛で、楽しいものだけを見て、いらないものはいらないと……いつでも無邪気に……裏も野心も利害勘定もなく……

・みんなをストーム・ボーダーで迎えるゴッフ、かっこいいよ!!!

・バーゲスト………………つらいよぉ………………どうして……………………

・ムリアンとコヤンスカヤの最後の会話………………

・アッッッオベロンがコヤンスカヤに言ってた世界を壊す兵器ってこれのことなの!?錯誤すぎる…………

・マーーーーーリンここでくんのかい!!!!おそいよ!!!!!!!

・27節の本当の創世記、おぞましいにもほどがあるよ…………ハベトロットが話してくれた神話との最初の差異の「ろくにんは神さまをささげました」で、えっっっ て思わず声だして言っちゃったし、予想の遥か上の醜悪だよこんなの……

・異聞帯が様々なイフであるならブリテンはなんなんだろうな~とそういえば序盤うっすら思ってはいた(内容キツすぎて忘れてた)けど、まさかの「聖剣が作られなかった」イフ……

・楽園の妖精の使命が「聖剣となること」なの、そんなの…………

・あのさ~~~~私6章のどこか、ラストのあたりでベディヴィエールの絆10にしようと思ってて、それでずっと機を伺ってて最後に待つ竜との戦いのところで一度配置までしてもう開始ボタンを押すところまでいったんだけど、聖剣にするために、そうとわかったうえでなんて、そんな酷なこと…………となり、結局やっぱりできなくて…………それでシグルドに頼ってしまった…………私は……エゴでしかないんだけど、それでも…………ウウ…………

・ちょっと本当に限界すぎるので精神を回復させるために私は甲子園を見ます。

・私へ どうして強化クエストのときにベディヴィエールの絆10にしておいてくれなかったんですか? 6章がこんなにキツイと思わなくて……

・オベロンをミュート設定しているためピックアップがきてもわからないので実装されたら教えてください……(他力本願寺)

・え?もしかしてオベロン実装されましたか?

・みなさん本当にありがとう、がんばります クリアもがんばります……

・体感、夜中0時~3時のほうが引きがいいので回すにしても夜なんだけど、「なんの根拠もないけどぜったいキングハサン引けると思う」→クリア後の「こんなん一生こないよ!!!!!!」の前科があるので悩んでるよ……

・あんなに石あったしフレポ星3もガンガンきて星45礼装もバーゲストもバーヴァン・シーもすり抜けステンノ様もきたのにオベロンのオの字もなくてマジで立ち直れない

・金弓きてハッッ!!!!!て身構えてそのたびにバーヴァン・シーであ~~となるの全方向に失礼だしわかってるからメンタルがゴリゴリ減ってメチャクチャ疲れる もうこれ無理かもしれん……

・でもやっぱり見たいだろ!!!!羽海野先生の最終再臨絵!!!!!!ウウ~~~~苦しい~~~~~~

・あの……………………

・29節が終わったんですけど…………………………

・まって本当に立ち直れない そんな………………いやそんな気はしていたが…………………………

・森田!!!!!こんなとこでなにしてんの~~~~~~!!!!!!!

・グ………………ウウ……………………

・こんなんもう もう……………… グワ~~~~~~~~~~……………………

・確かなこと、昨日の夜引ききれなかった時点でもう一生無理ということしかわからない

・森田…………

・いや森田ではないが茶化さないともうやってらんねえよ…………

・先行クリア組、どんな感情で私の感想見てたんですか?こんなの こんなのさあ~~~~~~

・ハアーーーーーーーーー いきます

・了で爆泣きしちゃったよ ハベにゃん……

・感情……

・回す権利がない……と思っているのに潔く諦めることもできず、こないことに安心しながら無意味に石を溶かし続けている

・いまの私は…………私にはお迎えするだけの覚悟も資格も…………

・ウウ~~~~~~ 苦しい こんなの……

・引くぞ~~!!じゃないんだよ昨日の私……退けておいてそんな今更……わたしは……

・羽海野せんせえ~~~~~~(情緒めちゃくちゃでボロボロ泣いてる)

・ピックアップだからってお気軽に通知でおすすめするな~~~~!!!!!!!(勝手に苦しんでるだけなので私のことは捨て置いてください)

・誠実って何? 感情がある時点でそもそも、という、そのうえで成り立つ「誠実」とは……

・前回この精神状態になったのはマンドリカルドくんのときなんですが、前回は避けようのないガチャというシステムに対する苦しみだったのに対して今回は「私が引こうとする」という能動的業があるので、本当に苦しい

・能動的業………………

・重ねて言いますが、ここ数ヵ月の私生活やら感情やらが積み重なったところのあれで勝手に私が苦しんでるだけなので捨て置いてほしい

・「誠実」なんて確かなものがない以上、「誠実であろうと努めること」のほかにできることなんてなくて、それはつまりちゃんと自覚のもとで苦しみ続けることなのかな、ということを考えている

・考えている、考えているが…………わたしは…………

・オベロン………………

・結局けじめとしてちゃんと手持ちの石全部回して全スリしました ご縁があればいつか

・大量の6章スクショ読み返してたんだけど本当に頭抱えるレベルでオベロンまわりが多くて……私は…………

・オベロン………………

・「僕達は、あなたの夢の中の存在じゃないよ。たとえ命が尽きるとしても、僕は僕だ。たしかにここにいる。忘れないで」

・cosmos denialであることの……というのと、いろんな他作品への感想を反復横飛びしているので情緒不安定

 

そして、アヴァロンや違国日記をふまえて書いた2021年の文がこちら。オベロン………………というのを起点に考えて考えて、でもじゃあ私が前半で抱いた感想は間違いだったのかといえば絶対にそんなことはなく、そのうえで……というのをやり続けるしかないんだよな……。

 

昨年から今年、生活でも仕事でも本当に本当に色々なことがありすぎて、物語とか作品に触れる元気が全くないという時期もけっこうあったのですが、最近は少しずつ元気が戻ってきたかなというかんじです。まあ仕事は今もとんでもないのですが、仕事のヤバのほうが何かに触れる元気がまだあるなと思う……。物語に生かされているなと思うし、やっぱり私は物語と一緒に生きていたいし生きていきたいよ。

ということで、そのうち元気があるときにトラオムもやるぞ~~!今回は以上です!

オールライト

アジカンの25周年ライブ、25th Anniversary Tour 2021 Special Concert “More Than a Quarter-Century” に行ってきました。

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本当に……めちゃくちゃ楽しくて、胸がいっぱいになって、またがんばろうと心から思ってたくさん元気になった、そんな夜でした。行けて本当によかった……すごく楽しかった……。

25周年ライブということで、「リライト」とか昔の曲たくさんやってくれたらいいな~!と気軽に思いながら行ったら、序盤の「アフターダーク」聞いた瞬間になんか……もう……完全にスイッチが入ってしまって……そのあとの「リライト」で一層ウワーーーッとなり、自分のこれまでの人生を振り返ってしまった。鋼の錬金術師で知り、そのあと中学のときにCD借りて繰り返し聞いて好きになって、高校・大学、就活と卒業で大変だったとき、仕事が大変なとき、仕事がつらいとき、こんな仕事やってられっかというとき、いつもアジカンの音楽とともに過ごしてきたんだなと……。

たくさんある好きな曲のなかでも、私はとりわけ「未だ見ぬ明日に」と「All right part2」が好きなのですが、日々いろいろあるけどなんとかなる、なんとかなっていくから大丈夫、そういう気持ちになれるところがめちゃくちゃいいんですよね。いま目の前は全く大丈夫じゃないのだが……というときは誰にでもいつでもありますが、や~~そうはいっても大丈夫なのかも、そのうち大丈夫になるのかも、と思えたらきっとなんとかなるし大丈夫だと思うから……。

昨年後半から身の回りがしっちゃかめっちゃかになっており本当に怒涛の日々で、本当に嵐の渦中で波に飲まれて沈没寸前というときには心の余裕なんか全くないし、文字通り阿鼻叫喚だったけれど、なんかそんな日々でも過ぎていくんだよな。過ぎれば終わっていくし、終わっていけば忘れていくし、あのときの殺伐とした気持ちは紛れもない本物だけど、人に話すと本当にめちゃくちゃな状況すぎて思わず笑ってしまうし。そうやって、何も大丈夫じゃないが!?!!?という日々も永遠ではないし、なんだかんだやっていくんですよね。生きていくってそういうことなんだろうな……。

昨年来、そんなこんなで生と死について考えることが多い、というか考えざるを得なくて、そうするとこう、心の余裕とか豊かさみたいなものはゴリゴリと失われていくんですよね。生きていくって本当に大変だし苦しみの連続なのかも……という気持ちはたぶん一生変わらないし、そういうものを思わなくて済んでいた頃には戻らないし戻れないし、あったことはなかったことにはならない。それでも今は若干状況も落ち着いていて、心や生活の豊かさというものに思いを馳せられるだけのキャパシティが戻ってきているので、また自分の大切にしたいもの、確かに受け取ったうつくしいものをそれでもずっと離さずに抱いて生きていこうという気持ちを持てるようになっています。

仕事が激忙しいとはいいつつ、そんなタイミングに今日のライブに行くことができて、体験することができて本当によかった。

去年は生活がめちゃくちゃになる直前にタイミングよくサカナクションのライブにも行くことができ、たくさん踊ってめちゃくちゃ楽しくて……そのときにも思ったのだけど、「自分の好きなものがある」ってものすごいことなんですよね。音楽でも物語でも体験でも、自分の好きなものが自分を形作っている。食べたもの全部でからだができているように、自己というものも自分が取り入れたもの全部でできている。食べたものみんな、私の一部になっている。

生活というものは本当に大変なので、豊かさというものを持ち続けることは本当に難しい。それでも、日々奔流に流されるなかで向き合う余裕がなくても、日々に置き去りになっていても、食べたものはみんな私のなかにあるんだよなということを、今日のライブの間じゅう、しみじみと噛み締めていました。この先もまた生活がめちゃくちゃになって破滅的な気持ちになったり、意味なんてどこにもないと思うこともたくさんあるだろうけれど、それでも私が食べてきたものはみんな、私の過ごしてきた時間のなかにある。確かに受け取ったうつくしいもののうつくしさは、それを受け取ったことはなかったことにはならない。そしてそれらはみんな、私が降り向けばいつでも寄り添ってくれる。なくしたくない輝くものが、また明日からがんばるための元気をくれるのです。

だから大丈夫。この先も、きっと大丈夫。そう思える、そう思えるようになれるたくさんの音楽が、これまでもこれからも私の日々にあること、本当にありがたいことだなあと思うばかりだし、たぶん一生好きなんだな……と思いました。そう思えるものがたくさんあることのありがたさよ……。

ラストの「海岸通り」を横浜で聴けたこと、すごくよかったし、めちゃくちゃ胸がいっぱいになった。「海岸通り」、勝手に小説風のラストのイメージがあるんだよな……。再録ソルファで締めが「海岸通り」になったのもめちゃくちゃ好き。今日は本当に暖かくて晴れていて気持ちのいい日で、春だなあと思いながらライブ前の中華街のお散歩をしていたので、そういうのも相まって本当にすごくよくて……!最初から25年フルで追ってきたわけではないけれど、それでもアジカンとともに過ごしてきた日々を思い、ここまできたんだよなあ……という感慨でいっぱいになる、今日にぴったりのラストの曲でした。

それで、そのうえでアンコールが「遥か彼方」なの、最高最高最高!!!!!よ、よすぎる…………。ウワーーーッとなって胸がいっぱいになって……!!!ここまできてまたここから、この先も遠くへ向かっていく、そういう本編からアンコールへの流れ、本当にすごすぎる……。そしてアンコールの本当に最後が「今を生きて」というさあ、もう、もうね……ありがとうしかないんですよ本当に……。

MCで「出入り自由なんで」って笑っていたのがとても印象的でした。自分以外のすべての道は近づいたり離れたり交わったり遠ざかったり、どれひとつ同じものはないけれど、それでも近づいたり交わったりできるということは本当に得難いものだと思うし、そういうたくさんが私がニュートラルに戻るためのハーケンになり、私の日々を大丈夫にしてくれるんだよな……。離れても、遠ざかっても、手を放しても、確かに受け取った、そのことだけは変わることはない。永遠や絶対というものがない世界で、唯一確かなもの。とても不確かで曖昧で頼りなくて、それなのに自分を形作る、これ以上ないほど強固なもの。

私にとっての「数十年で消える弱い愛の魔法」のひとつは、間違いなくアジカンの音楽です。25周年おめでとうございます、そしてこの先もまた、よろしくお願いします。

物語というあなたへ

私たちの日々には、あまりにままならないことが多い。

違国日記4巻の、物語がどういう存在かということについてのやり取りがとても好きだ。「物語が必要」ということは、私たち、小説や漫画やアニメや映画や音楽や絵画やゲームや、あらゆる創作を愛するすべての人に当てはまることなのではないかと思う。日々に追われ、押し流されそうになりながら、それでも物語という遠い存在に触れると一瞬でも自分の生身の生活を忘れることができる。目まぐるしくままならない日々のなかで息継ぎをさせてくれるような存在だ。私にとっては。

「へえーーー そうかー 物語を全然必要としない人っていうのもおいでなんですよねえ~」

「…物語が『必要』ですか なぜ?」

(中略)

「…物語は いわばかくまってくれる友人でした 特に子供の頃には」

「かくまう…」

「ええ 初めての違う国に連れていってくれるような… いや まあ こんな話はややこしいんで いつか機会があればにしましょう」

「あ…はい あの…興味深いです …私にとっては勉強することが そういうものだったように思います」

違国日記 page.18(4巻99・100ページ)

今年もたくさんの物語が私の日々にあった。物語はエネルギーの塊でもあるので、本当に自分のメモリが限界までめいっぱいなときには何にも触れる元気が出ないのだが、それでもきっと無意識に息継ぎをしたいと思って、自分の一部として溶けきっている作品を見返し、また日々をやっていく元気を充電する。元気だったり気力というものはきっと充電式だ。なんとか日々をやっていくために、どうにか充電を切らさないよう努めている。

物語は生み出されなければ生まれないので、まさしく生み出した人のものである一方で、それを作品として誰かが受け取った瞬間から受け取った人のものにもなる。生み出した側と受け取った側の間に、物語が物語として独立して存在しているからこそ、凹凸がぴったりとはまるような出会いをしたときには「私のための」と思うのだろう。好きな物語、好きなシーン、好きな音楽、好きな言葉、そういう無数の私のための、私にとっての、と思えるものによって、私はかたちづくられている。

アヴァロン・ル・フェをプレイしてから、物語に触れるとは、物語を受け取るとはなんなのだろうということを考えてきた。確かに、触れた物語をすべて鮮明に覚えているわけではない。すべてを等しく同じだけの熱量でずっと愛していると言い切ることはできない。でも、と思う。でも、触れたときの楽しさやおもしろさ、衝撃や感情は確かにあった。私が触れてきたすべてによって私の価値観や感覚や感情はかたちづくられている。時間がたって触れなくなった物語のことも、確かに愛していた。いまは通り過ぎてしまった作品が、ずっと先の私にはどうしようもなく必要になるかもしれない。そんなの、物語というあなたからしたら、たまったものじゃないかもしれないけれど。

物語はすぐに覚めてしまう夢のようだ。物語に触れても、物語を愛しても、物語に救われたとしても、すぐに日々が変わることなんかない。それに受け取った側が勝手にそう思っているだけで、物語やその中の存在にとっては知ったこっちゃないことなのかもしれない。いや、そもそもそれを断ずることすら我々受け取る側には許されていないのかもしれない。それでも、夢のあとに清々しく目覚めることがあるように、私は物語に息継ぎをさせてもらいながら、ままならない日々に帰っていく。

物語は私たちを拒絶しない。いつでも近くにあって、やさしく寄り添い、私たちのどんな行いにも物言いをすることはない。いつでも一番近くにあり、いつでも一番、生身の私からとおい存在。その距離を尊重することと、その距離に甘えることは、何をどうすれば違うということができるのだろう。誠実であろうとし続けることしかできない。どんなときでも、何があっても、この隔たりを越えることはできないのだから、そうあろうと努めることしかできない。ままならない日々のなかで、自分のことすら置き去りにせざるをえない日々のなかで、誠実であろうという気持ちを貫き続けることは非常に困難だけれど、時にそれを忘れてしまっても、また思い出して立て直すことをきっとずっと忘れないから、それで多目に見てはもらえないだろうか。

こういうことすら、完全に一方通行の自己満足なのだけれど。それでも、形にすることそのものに意味が生まれると思いたい。奔流のように生まれては通り過ぎていく無数の物語に、泣いたり、笑ったり、心動かされてはまた新しい出会いに目を向けてはいっぱいいっぱいになったりするけれど、それでも人生という私の一本道の傍らにはいつだって、私の一部となっている物語があるから。

物語というあなたは、心に突き刺さったまま抜けない棘のようだ。ふとした瞬間にあなたの言葉を、あなたの秋の森を思い出しては、棘が刺さったままであることを確認する。消えていってしまうものも、通り過ぎてしまったものも、確かにここにあったのだと。だから、私が抱いた感情も感想も、確かにここにあったものなんだ。嘘でも、すべてがほんとうのことでなくても、私がそこから受け取ったものは、私にとっては確かにほんとうのものなんだよ。

私たちはきっとこの先もずっと、物語とのただしい距離のはかり方を探し続けるだろう。その答えが見つかることはない。誠実であろうとし続けることだけが、誠実だと言い切ることができない私たちにできる唯一のことだから。その試みを止めないということは、辛く、困難な道であるかもしれないけれど、それでも、私は私をかたちづくる物語たちにまっすぐ向き合える自分でいたいと、そう思う。

夢はいつか必ず終わる。目まぐるしくままならない、やっていくのが精一杯の日々を、私はこれからも生身のからだで生きていく。